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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2020年11月25日

シャンデリアの手入れ



3年越しくらいの課題だった(!!)シャンデリアをキレイにした。
土曜の夜になんとなく思い立って始め、日曜日の朝イチでつづき。。

電球と、その下の受け皿の部分のみ、くるくると回して外せるのだけど、ほかの装飾部分などは外せない。
なのでそもそもどうやって掃除するのか、いまだに正解が分からない…。
それもずーっと先送りしてきた理由のひとつ。

今回は、何も取り外さず、全部吊り下げた状態で、メザニンベッドの上からと、あと床に椅子をおいた上に立って、まず洗剤を含ませた薄いスポンジで拭いて、お湯を絞ったタオルで仕上げ。

あんなめんどくさいものどうやって掃除するんだー!!って、埃かぶっているの横目で見ながらずーっと先送りしていた。
取り掛かってみると、予想に違わずめんどくさい。
複雑な造形で、入り組んでいるし、飾りを繋げている金属の輪の端が、何度もタオルの繊維にひっかかる。
よく見ると、その金属の輪もだいぶ錆びている。
飾りもガラスではなく、プラスチックだから、古くなってくると曇って、澄んだキラキラ感はあまり出ない。

それでもまあ、だいぶキレイにはなった。
見上げた時にちょっとうれしいし、空気がちょっとだけ澄んだ気がする。
あ、またビフォアの写真とるの忘れた…
何か取り掛かる前に写真とっておこうって、あまり思わないんだよなー。。
まぁ、白いシャンデリアに白い埃が積もっていても、写真ではなかなか分かりづらかったと思います。。



この小さな、でも素敵なデザインのシャンデリアを買ったのは、こちらに移り住んでほどなく、前のアパルトマンのとき。
それまで、シャンデリアって持ったことがなかった。
つくばの部屋でも、都内に住んでいたときも、照明ってシンプルなほうが好きで、白熱灯の電球を自分で配線して吊り下げて、それだけ。埃もたまらないし、よかった。
でも、ほんとに気に入った(かつ部屋に調和する)シャンデリアに出会えたらちょっといいな、っていうのはあって。
シャンデリアってそういうものじゃない?
ちょっと憧れるけど、なくて困るものではない。

前の郊外のアパルトマンではとくに、まわりの住環境も、室内の建材や調度の感じも殺伐としていたから、美しいものに対する飢えがあったのね。
駅ビルに入っていた Maison du monde というインテリアのお店(まぁ Zara home みたいな)で、ひと目惚れ。
デザインの造形がとても優雅で。
飾り部分はプラスチックでも、キラキラしてとても綺麗だったし。
150ユーロほどだったと思う。6年ほど前、ユーロがとても高かったときで、でも、これは買おうと思ったの。

ところが、いざ部屋に持ち帰って取り付けようとすると、強度の問題でつけられないと言われ…
その前に、なんかどうにも変なのです。
言葉で説明しづらいのだけど、ねじ式にくるくる締めてとめるようになってるはずが、どうやってもびよーんと伸びてしまって、とまらない。
ふつうに支柱部分で吊り下げられないの。
お店に持っていって聞いてみればよかったのだろうけれど、歩きとメトロでまたあの重い、かさばるのを持っていくのはイヤだなと思って、結局解決していない。

それでもとにかく、今の部屋に引っ越すときにもほかの荷物といっしょに、タクシーに乗せて連れてきた。
今の部屋は、昔ながらのアパルトマンで前のところよりはるかに気に入ってはいるが、部屋の広さは前の3分の2ほど。
コックピットのような小さな部屋で、かつその半分はメザニンベッドが占領している。
シャンデリアってそもそも、メザニンベッドがあるような極小の部屋におくもんじゃないって、分かってはいたけれど。。
とにかく天井から吊り下げることには成功して、今に至ります。。

ほんとは比較的広いつくばの部屋などのほうがしっくりくるだろうな、とは思う。
でも、輸送とか考えるとまためんどくさく。。

今でも素敵だと思うし、気に入ったシャンデリアを所有するという経験ができてよかったなと思っている。
こんな狭い部屋でちょっとバカみたいだけど、部屋に優雅さを添えてくれて、ないよりあったほうがいいと思う。
でも、さすがにもう、そこまでの思いはないし、また新しいのを欲しいかって聞かれたら、うーん。

じっさい、これだけあらゆるこまかいパーツに、もれなくくまなく遠慮なく埃はたまるし、掃除するのがここまでめんどくさいってなると…。
そうねー、年に一度、プロの業者さんが掃除しに来てくれるというシステムとかだったらいいな、と思う。
素人が管理するものじゃない。
常々、「掃除しやすさは正義!」というのが私の持論なのですが… これはほんとに、掃除しやすさの対極。。
これからシャンデリアを買おっかなと考えてる人には、よくよく考えてから、というのをお勧めします。

こうしてシャンデリアの手入れなんかをしているのも、「家をキレイにしたい」というより今はむしろ「引っ越したい願望」の表れなんだろうな、と思う。
引っ越すとなったら、おいていくにしても、誰かに譲るにしても、埃だらけのままっていうわけにはいきませんからね。。
でも、そのついでに家もキレイになって、おかげで自分もより気もちよく、居心地よく暮らせています。
結果オーライ。。

































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Posted by 中島迂生 at 21:06Comments(0)巴里日記2020冬

2020年11月25日

引っ越し願望



一日の大半を過ごす、極小のワークスペース。
ここが結局、部屋の中心、かな。。

家にいると、色んなところがどんどん片づいていく。
でもこっちの片づけするときって、気もちよく暮らすためというよりも、明日ここを引き払うとしたらなるだけ面倒を減らすために、という感覚でやってる気がする。…
そんな話を以前の記事で書きました。
いまの自分にとって、片づけって、逃避願望、気分転換願望だけでなく、引っ越し願望のあらわれなのだ。

モノが少ないぶん、持って出るモノのリストはすぐできる。
パソコンとバックアップHD、日記のノート。
大好きな夏服と、アクセ類。
ほんとに大切なものは、それくらい。

夏くらいかな、すごい引っ越したかった。
日本にも帰れなかったし。
ずっと家にいて飽きていたし、大家さんともちょっとごたごたして。

なんにせよ、何年暮らしても旅空の身。
とにかく、色々と使い勝手が悪いしねー、この部屋は、ほんとに。
雨露をしのぐ屋根があるのはありがたいことなんだけど、
とにかく狭いし、通りに面してうるさいし、空気は悪い。
人が一年中住むような場所ではない。
夏を日本で過ごして、なんとか帳尻を合わせてる感じだった。

今年はそれすらできなかったから。
とにかく気分を変えたくて、住環境を変えたくて仕方なかった。
日本人向けのサイトを見てみると、貸し部屋の物件がたくさん。
コロナで帰国した人が多く、空き部屋がたくさん出ていたのだ。
ふだんだったら絶対出ないような物件もありそうだった。

日本人だけでなく、この街全体の不動産状況、けっこうがらっと変わったに違いない。
自分の身の回りでも、ずいぶん感じた。
廊下の向かいの住人は引っ越していったし、それ以来入っていない。
向かいのアパルトマンの一階の住人は引っ越して入れ替わって、その隣は空き家になって、売りに出されている。
お世話になってる保険屋さんも、不動産を手放した、とか言ってたな、そういえば。。

私自身について言うと、夏に同じ14区の小さな屋根裏部屋、いまより少し安いところを見つけて、連絡してみた。
内見させてもらえることになったが、ピアノを弾くというと急に態度を変えて、断られてしまった。
週貸しもしていたので打診してみたが、返事なし。
こんな状況なのにまだ売り手市場なんだ…って思った。
腐ってもパリ、みたいな?

ほかにも2,3あたってみたが、あまり心惹かれなかったり、断られたり。
少しは選択肢が開かれているといっても、もろもろの条件すべてトータルで今よりいい住環境、という保証を得るのは、なかなか難しそう。
でも、そうでなければ、引っ越す意味がないし。

それで結局引っ越せず。
そんななか、少しでも気分を変えるには、今のこの部屋で何とかするしかない。
そんなわけで、どんどんキレイになってます。
いつでも引っ越しOK!
<ティファニーで朝食を>のホリーの部屋みたいに。

おまけ。
さいきん面白かった動画。



ふだんはヴァンで暮らしているカップルが、ニューヨークの家でこんまりメソッドを実践してみたもよう。
500万回くらい再生されている。すごい!

自動字幕、ほんとに便利。
私はいまでも圧倒的に、フランス語より英語の方が聞き取りやすい。
でも、時々知らない単語、聞き取れない単語があったりする。
そういうときにほんとにありがたい。
今回はじめて知った単語 subtractive 「引き算の」。
こんまりメソッドの本質を突いた形容詞だねー。
勉強になる。

これだけの内容をよく17分くらいでまとめたなって、感心しちゃう。
テンポもよく、見ていて楽しい。
<ビフォア>はほんとにものすごいモノの量で、笑っちゃうくらい。
でも、それを見ていてひとつ思ったのは。。

みんな自分でもびっくりするくらいの量を貯めこんでいるのは、長い時間をかけてちょっとずつ貯めてきたからで、自分ではそこまで意識していないのよね。
じっさいには、そこまで買い込むのに膨大な時間やエネルギー、お金も費やしているのに。

これ、プラスの方向にも使えるんじゃないだろうか。
すなわち何か成し遂げたいことがあったとして、いちどにやるのは大変でも、ちょっとずつでも毎日やっていると、そんなに努力しなくてもけっこう遠くまでいけるんじゃないだろうか。
考えてみると私、インターンの長いレポートも、小説<アレクサンドルIII世橋>とかも、そうやって書いた。
だから本業やりながらでもできたのよね。
「毎日、ちょっとずつ」って、思いのほか大きな効用なのかもしれない。。
























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Posted by 中島迂生 at 20:55Comments(0)巴里日記2020冬

2020年11月25日

キャビネットとシンク下の片づけ:家にいると家がどんどんきれいになります

この記事は、気もち的には数日前の、つくりつけの棚の収納の話のつづきみたいな。
ステイホーム片づけシリーズみたいな感じです。



10月末から再ロックダウンになって、メトロ乗って大学行かなくていいのがほんとに超ストレスフリーで、平和~♪
オンライン授業で相変わらず毎日課題に追われてはいますが、それでも。。
狭い部屋でもこもっているのは全く苦になりません。。

でも、ずっとうちで作業してると、つい気分転換に、片づけたくなって。。
先週から少しずつ、キッチンスペース周りの見直しと片づけを。。
上のキッチンスペースの画像でいうと左側の、壁に取り付けられた、ムダに奥行きのあるキャビネ。



収納において、およそ「奥行き」ほど使い勝手が悪くていらいらさせられるものはありません。
収納=モノを置いておける、ではないのだよ!
プラス、ひと目で見渡せて、さっと取り出せる、というのがエッセンシャル。。
「奥行き」にはそれがない。
でまた、これだけ狭くて空間が貴重だというのに、ムダな奥行きスペースが多いんだな、この部屋は。。
自分で変えられないっていうのがほんとにダメだ。
この点には、いまだに悩まされている。。



でもね…。
なんか先入観で「空間を十分に活用する」=「奥までギチギチにモノを詰め込む」みたいのがあったのですが、それは違うかも、と。。
さいきんローランドさんの動画をよく見るんですが、おうち、すごい、ミニマリストなんですよね。
つくりつけの棚の各段にモノひとつずつだけ、とか。。
私はさすがにそこまでは目指しませんがw

あれ見ていて、キャビネの中身ももう少し減らした方が気もちよく使えるんじゃないか、と思って。
減らしてみたら、ほんと気もちよい。
けっこうな面積のある、ニベアの青缶まで、平たい状態でキャビネの中にしまえるようになって、自分でもびっくり。
前にいちど、横に立てた状態でしまおうとしたことがあるのだけど、転がって始末悪いのと、重力で中身が下に寄ってしまうのとで、諦めていた。
でも、使い古しの歯ブラシを5本もとっておくことないよね、もう使い切った薬の空箱とかもいらないよね、と整理したら、平たいままでの収納が可能に。
使っていないものを処分するって、ほんとに大切!!って気づいた。

今回、とくに改善したのは下段だな。。色調的にw
ニベアの紺、櫛とカミソリの紺、ネリハミガキとデマキヤージュの水色、と寒色系でそろって、開けたとき、おぉ♪ と気分が上がる。。
他方、上段は内容は整理したけど、色的にはまだガチャガチャしていて、何とかしたいところ。
奥行き問題は、目下、高低差のあるものを収納することでなんとかしようと。
例えば、ニベアの後ろには綿棒の入れ物をおいて、それだとニベアごしでもわりとさっと取り出せる。とか。。

数日後には、冒頭の写真でいうと右側の、シンク下の片づけをした。。



「床になるだけモノを置かない」っていうのは掃除しやすさの鉄則ですが、シンク下はいろいろとモノを置きがち。
でも、いずれは底面部分を掃除することになるのだから、原則同じではないかと思って。
こまごま置いていたものを、なるだけ減らした。



左側に吊るした白い紙のバッグには、ゴミ袋に使ういらない袋などを入れてる。
今回、タワシも手前右側に掛けるスペースを。
これはよかったな。
タワシはスポンジといっしょに置いていると金属の繊維がスポンジにひっかかって始末が悪いので、シンク下においていたのだけど、いまいち居場所が定まらずにウロウロしていることが多かったの。
パッと手にとれるようになって、洗い物をするハードルがずいぶん下がった。

家にいると、色んなところがどんどん片づいていく。
でも私、こっちの片づけするときって、気もちよく暮らすためというよりも、明日ここを引き払うとしたらなるだけ面倒を減らすために、という感覚でやってる気がする。
とくにここのところは。。
そんな話も、またそのうち。。


































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Posted by 中島迂生 at 20:39Comments(0)巴里日記2020冬