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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2020年11月24日

プラクシノスコープ制作 四日目:仕上げと調整など

授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくっています。



<四日目>
・すべりよくくるくる回ること
・鏡がちゃんと映ること
等を目指し、調整とさいごの仕上げを。。

三日目でだいたいの形は仕上がったのですが、いちばんのポイントである「回る」「映る」機能にまだ問題があり。
「扇風機を横倒しにして羽の上にのっける」というのではやはり無理があるため、いろいろやってみたあげく

 

引出しに残っていた板切れの真ん中に釘を打ち付けて



使わないので外していた流しの排水口カバーをのせ



さらにその上に、使わないので外していたシャワーの排水口カバーを裏返しにのせて



(これは初期メンバーにいた右端のこの子。↑
賃貸のため使わない部品なども勝手に捨てることができず、ひとまとめに袋に入れてキープしています。たまにこういうときに役立つw)



そこへ本体をオン!
というかたちに、一応落ち着く。

ところで、イラストの背景に関しては…

 

ペガサスの動きだけでなく、背景にも効果を仕掛けたいと思って、事前に実験的にいくつかつくって載せてみていたのですが、



プレゼント用の包装紙で代用してみた鏡の柱では、やはりキレイに映らず、なんだかよく分からないまま…
ペガサスのイラストには、見切り発車で適当に背景の色を塗ってしまい、切り抜いて本体内側に設置してしまった。
しかし…! 定規ではかって線引いたはずなのに、なんかずれてる!
軽くショックを受けつつ、全体の高低差など見ながら切り直して調整。。

それにしても、やっぱり回すと像がゆがんで、よく分からない。
やはり工作用の、はさみで切れるちゃんとしたミラーを探すべきかも…と思い、買い出しのついでに近所のありそうなお店を2,3軒のぞいてみるが…見つからず。。まぁ、プラクシノスコープ制作用のミラーなんて、そんな、日常的に買うものではありませんものね。
それでも一応、自力でできるところまでと思い、六角柱だったミラーを十二角柱に手直ししてみることに。



本体をいったん分解。
苦労してのりで接着した六角柱も、引っぱるとあっけなく外れ…



そのまま活用することにして、硬めの紙を芯に、銀紙を貼ってもう六角柱ぶんを作成し



ふたつを接ぎ合わせて、本体の底に再設置。



あまり期待してなかったけど、これでくるくる回してみたら、なんとなく像の変化が分かるようになりました。
ちゃんとペガサスが駆けている感じに。
やはり十二角柱にして正解だったんだ!

ちゃんとした工作用ミラーが手に入ったらまた手直しして貼り付けて、もっときれいな像を得たいところ。
でもまぁ、授業の課題としてはまぁまぁいい線いったのではないかと思います。
改良してるときりがないので、今回はこれでいったん、よしとします。














































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Posted by 中島迂生 at 20:59Comments(0)巴里日記2020冬

2020年11月24日

プラクシノスコープ制作 三日目:本体組み立て

授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくっています。

<三日目>
プラクシノスコープ本体を制作、組み立て。

*注 このシリーズはとくに「正しいプラクシノスコープのつくり方」というわけではありません。
私がはじめて、やってみようと思ってやってみた記録というだけですので。。

今回のポリシーは
・オリジナルのデザインとモチーフで
・何も新しく買ったりせずに家にあるものでつくる

ということなので、いろいろ検討したあげく

 

・去年のカレンダー
・コーヒーフィルターの空き箱
・何かに使うかなと思ってとっていたなんかの硬い紙
・使わないから外してあるシャワーの排水口カバー
・前の部屋に貼っていた壁紙の残り
・以前の映画作品で小道具の仮面をつくるのに使った残りの金紙
 (裏が銀色なので鏡の代わりになったらいいな)

などを用意。(全部使うかは分からないけど)



とりあえず底面からつくってみる。
カレンダーにコンパス代わりのひもと釘で円を描き、くりぬいて底面をつくる



真ん中に軸穴を開けておく



次は、フィルターペーパーの空き箱で壁面を作成



底面にくっつけるのりしろ部分に切れ込みを入れる。
(後記:切れ込みはいっぱい入れたほうがいい。そのほうがきれいな円になる。今回はちょっと少なかった。)



お次は、硬紙をミラー部分の台とすべく線を引いて



厚みの半分までナイフを入れ、組み立て



アラベスク柄の壁紙で外装します。。



貼り合わせて… こんな感じに。
なんとなくイメージができてきたかな。



ミラーの支柱も設置。。



六角形の目印をつける(けっこう適当)



貼り合わせて…底側にも壁紙を切って貼り、



六角形の支柱にミラー代わりの包装紙も張って、だいたい形に。

さて。これをどうやって回転できるようにするかが問題。。
部屋の中を見回して、いちばんスムーズにくるくる回りそうなものは、と…扇風機!



横倒しにして



中心にテープで画鋲を固定



本体をのっける。
しかし… やはりどうも安定が悪く、回るは回るけれど、あまり勢いをつけるとぐらぐらする。
どうしたものか。。

あと、やっぱりもともとプレゼント用の包装紙では、鏡としての機能に無理がある…
あまりちゃんと像が映らず、なんだかよく分からない。
それに、やはり六角形ではダメで、十二角形でないといけないのかも?

課題
・問題なく、勢いよくくるくる回ること
・鏡がちゃんと映ること!

この2点が、プラクシノスコープとしてはポイントみたい。
というわけで、改良しなくては。。

四日目につづきます。。
































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Posted by 中島迂生 at 05:43Comments(0)巴里日記2020冬

2020年11月20日

プラクシノスコープ制作 二日目:ペン入れ

授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくってみています。

<二日目>
一日目に鉛筆で下書きした12コマのペガサスのイラストに、ペンを入れ始める。



さいしょの2匹で、相当疲れきってしまい、ひと休み。。
なんか、ふだんと違う疲れかた。
脳みそのふだんとは別の部分を使ってる感じ。
(ふつうは「2頭」っていうのだろうけれど、ちっちゃいのでここは「2匹」で。。)
はぁ、疲れた…。残りは別の日にやろうかな。

思うに、ペン入れの疲れって頭の疲れなのでしょうね。
作業の疲れではなくてね。
ペン入れって取捨選択だから。

ペンを入れるのは勇気がいる。
複数ざざっと描かれている鉛筆のラインのうち、あれとそれを捨ててこれだけ取る、ということだから。
入れてしまってから、あ、失敗したなっていうことももちろん。
けれど、まず入れてみないと進まないし、このラインじゃなかった、っていうのも分からない。
人生と同じね。

ただ、ここでは別に人生を決するコンクールに打って出ようっていうわけじゃない、単なる習作なんだからちょっとくらい下手でもいい、とにかく描かなくては進まない。
描く以上はちゃんと描かなきゃ、とか思っちゃうとどんどん完璧主義になって作業が滞るので、それはなしでね。。

自分でもうすうす分かっていたけれど、いちばんしんどかったのはさいしょの2匹で。
ひと休みしたあとまた取り掛かると、だんだん慣れてきたようで。。
時間はかかったもののその日のうちにペン入れは終了し



最終的に紫の色鉛筆で色付けするところまで。



ペガサス自体の色付けは、これでおしまい。
ただ、背景をちょっとカラフルにしたいと思っていて。
でも、色の配置をどんなふうにしたら、くるくる回っているとこに映えるかちょっと分からない。
なので、それは本体をつくっていろいろテストしてみてからにしようと思う。。

この日は、やってるうちに、なんか乗ってきた感じ?
始めたら途中でやめられなくなったというか、今日のうちに仕上げてしまいたい。
こういうのって、時間があれば毎日少しずつやるのも楽しいけど、突貫工事もよし。
いまやってるひとつのことだけに集中する感じ、なんか子供の遊びと変わらないかな。
過去や未来と切り離されて、すごく純粋な時間のなかにいる感覚。

ほかにも色々、やらなくちゃいけないことはあるのだけど、それはいったんおいて、今はとにかくこれ、みたいな。
それはある種思考停止でもあるわけだ。
つまり遊びとはある種、思考停止ハイでもあるわけなんですね。
でも、不健全なわけじゃない。
むしろときどき必要なこと。

こういう時間って、定期的にとったほうがいいような気がするな。
精神的に次元が広がる感じがする。
時間の長さはそんなにいらない気もするな。
忙しいからと面倒がらないでこういう時間もときどききちんととった方が、全体的に色々いい方向にまわっていく気がする。

ふだんやらないことをやると、ふだん感じないことを感じる。
それがいろいろ考えるきっかけになったり。
普通だったら、自ら「あ、ちょっとプラクシノスコープつくろうかな」なんて絶対考えないもの。
正直そこまでひまじゃないし、そもそも、つくったあとどこに置いておくのよ?とか考えちゃう。
(それは、正直ほんとに問題。。)
そういう意味では、外からの強制力というのもきっかけとして悪くはないかも。

それと…
ブログを書いていて、過去の馬のイラストと見比べたら、やっぱりあまりにも目つき悪いのでw 顔の表情は、あとから少し描き直した。。
何だろう、くすぶってる今の自分の屈折ぐあいが出てたのでしょうかね…。

三日目につづきます。。































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Posted by 中島迂生 at 01:09Comments(0)巴里日記2020冬