2020年11月12日

パリで履いている靴たちの現在

このところ久しぶりにゆっくりして、過去記事をいろいろ見返していたら、2018年1月の<パリのワードローブ>シリーズが目に留まり。。
あれからほぼ3年。
当時と比べてどうでしょう、って見ると、なかなか面白い。

2018/01/21
パリのワードローブ(1) 服&スカーフ
こちらに住んでから、収納スペースのありえない小ささや、環境、生活パターンの違いから、ワードローブもつくば時代とはけっこう変わりました。アイテム自体はそれほど変わらないのですが、使用する比重が変わった、かな。そこで、少し記録しておこうと思います。*スカーフこちらで彩りの主役はスカーフ…


2018/01/21
パリのワードローブ(2) コート&バッグ
いま着ているコートたち。やってみたらすべて家で洗えたので、キレイになった記念にパチリ。春はミントグリーンのトレンチ、秋はベージュの、冬はシルバーピンクのダウンコート。ミントグリーンのは、こちらへ住む前につくばで。こんなのがほしいなと探して見つけ、今も愛用しています。グリーン系…


2018/01/21
パリのワードローブ(3) アクセサリー
こちらへ持ってきているお気に入りたち。アールヌーボー風の手鏡は、こちらのブロカンテで。基本、アクセ類は見た目が気に入るかどうかがすべてで、素材にはわりと無頓着でした。けれど、さいきんちょっと考えて、あらたな方針を定めました。・真鍮のアクセは身につけない。・ボリューミーなものは使…


2018/01/21
パリのワードローブ(4) 靴類
冬もの。基本、これだけ。ほぼ毎日履いているのが、黒のバレエシューズ。同じものをリピ買いして、4代目です。雨が降ったら、真ん中のショートブーツ。実はレインシューズなのです。軽くて、フォルムも美しい。夏もの。白のバレエシューズは2代目。「歩ける」ものだけが淘汰されて残ってこんな…



こうして3年前の記事を眺めても、服類、アクセ類、かばんなど、あまり動きなし。
5着のコートもそのまま。かばんも同じ。
大前提として、パリではワードローブの回転が遅い。
色んな理由で、めったに買い物しないから。
服など、つくばの部屋にまだ山ほどあるので、こちらで着てるものがすり切れて処分すると、次につくばに戻ったとき手持ちの中から選んできて補充して…って感じで、こちらに住んでからは実質、ほぼ新しく買っていない。

つくばでは、3年もたってワードローブに動きがないなんて、ありえなかった。
それだけ日本では、質の良い、そして自分のサイズに合った服が、手頃な値段で、しかも気もちよく買えるということ。
こちらでは、そうではないということです。

コートなどはさすがに多少くたびれてきてると思うけど、とくに問題はないな。ありがたいことに。
年にいちど手洗いして、わりとていねいに着ています。
かばんに関しては私、片づけができなかった頃は、やたらと色んなものを詰め込むので、まずジッパーが壊れて使えなくなることが多かったのです。いま思い出すと。
いまはそんなこともない。
コートは、ずっと同じ顔ぶれでさすがに飽きてきたので、今年の夏帰ったときに、つくばの家にあるグレイのウールのコートを持ってこようかなと考えていた。
しかし、帰れなかったので、結局同じメンバーのまま。

   *****

そんななか、唯一の例外は、靴。
メトロの行き帰りや、買い出し、銀行、仕事など、とにかく歩く街の生活では、靴の消耗が早いのです。
3年前の画像といまのメンバーとではずいぶん違ってる。

3年前の記事に上げた、この3枚の画像の子たち。



冬に履く黒メンバーと



夏に履く白/ベージュメンバーと



あまり履かないその他のメンバー。

この機会に、この子たちがいまどうしてるか、ちょっと記録しておこうかと。。

   ***



1枚目、右のスエードのブーツはいいかげんボロボロで、記事を上げてほどなく処分。
10年くらい履いたかな。
フォルムは好きだし、柔らかく履きやすく、歩いても痛くならなかった。
くたっとしているので、履くときちょっとめんどくさかったけれど。
もとはターコイズブルーで、色も好きでした。
でも日の当たるところに放置して褪色してしまったので、マジックで黒く塗った。
あと飾り紐がついていたのだけど、歩くと端が地面に引きずってしまうのがイヤで、取ってしまった。
それからまたしばらく履きました。

この冬おもに履いているのは、真ん中の黒のアンクルブーツ。
軽くて履きやすく、いつも履いてる黒のスキニーになじむので、ついいつも履く。
2017年の夏に柏で、7000円くらい。
その少し前、モスグリーンの長靴を旅行に持って行ったのだけどすごく重くて苦労したので、軽い、街にもなじむレインブーツを探していたの。
でもこれ、レインブーツだったはずなんだけど、2年もしないうちに雨が降ると滲みてくるようになって。
すごい、心外。
雨の日は履けないレインブーツって…。
あとシルエット的に、前からと後ろからはいいんだけど、横からがね。
少しかかとがあるのだけど、シークレットブーツみたいにつながってるデザインがイヤ。
かかとがきちんと分かれているほうがよい。
…あれ、もう4年目? 早いなー。
写真のときはきれいだったけど、さすがに傷んできている。穴あいてるし。。
もともと表面の生地があまり強くない感じ。
同じ感じで新調したい。。

左の黒バレエシューズは、ずっと同じ店で同じものを、履き潰しては新調してる。6ユーロ。(!)
なのでいまもあるけど、この画像のときと同じものか不明…。
さいきんは、あまり履かないな。

   ***



2枚目の画像、右のベージュのブーティは大好きだったけれど、どうしようもなくボロボロになって、仕方なく処分。
ずいぶん履きましたよ。つくば時代から、6,7年履いたんじゃないかな?
さいごのほうは、接着剤で何度も直しながら履いていた。
好きな靴は、いつもそんな感じ。

左の、ビーチサンダルタイプのは残している。
けど、いまは夏もほとんど履かない。
サンダルもね、つくばのように車で移動で、歩くのはほぼ建物の中、という感じだったらよいのです。
しかしこちらでは、ふつうに通りを歩く。
すると、道のちりあくたがサンダルと素足のあいだに入り込んできて気持ち悪いのです。
なので、暑い日もバレエシューズを履くようになった。

この夏は、もっぱら真ん中の、白のバレエシューズで乗りきりました。
冬用の黒バレエと同じデザインで、同じ店で、やはりずーっとリピ買いしている。
素足で履くので、手作業で畳のソールをイン。
これですっごく気もちよく履けます。どこまでも歩いて行ける。
しかし、毎日履いていたらさすがにボロボロになって、処分。
この秋、同じものを2足新調しました。

 

1足には、さっそく畳のソールをイン。
この白のシューズは夏だけでなく、常時ゴミ出しなどちょっとした用事用に入口においています。

   ***



3枚目の画像では、さいきん雨の日用に、むかしアイルランドで買ったモスグリーンの長靴が現役復帰です。
レインブーツだったはずの黒アンクルが、2年で漏るようになってしまったので。。
こちらは2004年に買って以来びくともせず、いまだ完璧な防水機能。
14ユーロほどだったのに。。
しかしこれ、どう見てもアイルランドの田舎の湿地帯とかで履く感じで、街だと、浮く。。
それに、よく着るグレイローズのコートとは微妙に色調が合わなくて、落ち着かない。
なのでちょっと困っている。

真ん中の茶色の革靴は、気に入っていたけど痛くて履けないので、けっこう前に、近所の団体に寄付した。

ファーつきのグレイのロングブーツは相変わらずあって、気に入ってるけど、全く履かない。
これはつくばのライフスタイルじゃないと合わない子。



そして、室内履きの畳ソールを張り替え。これもけっこう前。。

   ***

そして以下は、3年前の記事アップ以来、あらたに加わったメンバー。



白のアンクルブーツは、珍しく近所の店で、ひと目惚れ。
けっこう前。記事のすぐあと、2018年の3月くらいじゃないかな?
色合いも造形もとても好き。そんなに高くなかった。30ユーロほど。
ただ、残念ながらめったに履いていない。
ブーツの季節にいつも履いてるボトムが黒のスキニーなので、合わせるとちょっとコントラストが強すぎて、自分で落ち着かない。
このブーツはたぶん、グレイのヒョウ柄のミニに、黒のストッキング、とかに合わせるとよさそう。
でも、それだとパリの冬は寒いのですよ。
つくばのライフスタイルのほうが合いそうだな、この子も。
黒のに比べると本革なのでやっぱり少し重い。
あと、もうひとつ問題は、底がつるつるでちょっと滑りそうでこわい。。



こちらは…靴というより、撮影道具。
去年の夏、短編映画の撮影のために探して、演じてもらった女の子に履いてもらったものです。

2020/03/07
アレクサンドルIII世橋(ショートフィルム)
アレクサンドルIII世橋(ショートフィルム)(画像をクリックすると動画サイトへ移動します)去年撮ったフィクションの短いフィルムを公開したので、ご紹介します。相当昔から構想しているもので、ちゃんと撮ると2時間の長編映画になるような作品ですが、今回は全体のストーリーの要となる部分のみを撮影。…


映画はこちら。まだ見てない方はぜひ。
https://youtu.be/j6cDTxTnt3I

靴はリサイクルショップで、7ユーロくらいだったかな?
サイズが全然違うので、私は履けない。
でも、できたらほんとは撮り直ししたい… 彼女が乗り気になってくれるか分からないけど、そのため一応とってあります。。
正直、けっこうかさばるんだけどね…。


そんなわけで、変遷の激しい靴メンバーたちの現在。
うーん、相変わらず、履いてるものと履いてないものの頻度の差が激しいな。悩ましいところ。…



























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Posted by 中島迂生 at 05:34Comments(0)巴里日記2020冬