2016年10月07日
パリへ戻ってきました!


近所のスーパーで買ってきたブーケ。4ユーロで買える楽しみ。/ 久しぶりのパリの部屋。
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どうも大変ごぶさたしております。
今日から、またぼちぼちとブログを再開しようと思います。
今年の夏は9月のおわりまで、2ヶ月ほどもつくばへ帰っていまして、ついこないだパリへ戻ってきました。
それで、つくばでの日々のことも書きたいし、6月に再訪した英国アルフリストンのことも書きたいし、去年の10月以来とまっている巴里日記のつづきも書きたいし・・・どうしよう?!
とりあえず直近のことから始めましょうか。
右下は着陸後、綺麗な虹色に点灯したANAの機内。
今回は昼の11時台のフライトで、朝6時に起きて、駅まで家族に送ってもらいました。助かった~
例によって、こちらの生活にもって行きたかったものをいろいろ、ボストンに詰め込んで。
出発前の1週間は例によって怒涛のごとく、離陸すると同時に寝落ちしてしまい、はじめて食事を寝過ごした~!
あとから持ってきてもらえたので問題ありませんでしたが・・・。
そのあとは機内プログラムを。
ANAの機内プログラムのバラエティーでは日本のテレビ番組もあって、<マツコの知らない世界>とか<もやさま>は必ず見ますw
あと、今回は、パリの自分のアパルトマンの壁に広告が出ていて気になってた<氷の女王>というファンタジー映画を見ました。
字幕オプションはなく、音声のみで、数ヶ国語選べたので、せっかくだから仏語で見てみた。
映像の助けもあって、わりと分かりました。
<マレフィセント>の続編だそうで、そっちを見ていないもので、何で魔法の鏡が出てくるのかそこはよく分かりませんでしたが・・・。
そうこうするうちに、たちまちパリへ到着。B線で市内へ・・・
荷物もって階段を上がり降りしてると、「大丈夫? 手伝おうか?」とか知らない人が気にかけてくれたり、出口の扉を押さえててくれたり、さっそくパリの優しさに触れ。
しかしながら同時に、世界的観光都市であるこの街のど真ん中で、いったい何で駅にエスカレーターついてないのよ?!という話でもあり。。
それにしても、移動の大変なところは、出る前はいたところの片付けや掃除をしなくちゃならなくて、着いたらまたそこの片付けや掃除をしなくちゃならないところ。
いや、ここを出る時だってきれいにしてから出てるのですよ。
でも家具の埃カバーを外してしまったり、2ヶ月もすれば当然埃もたまっているしで、結局また掃除することに。
頑張って荷造りしたものも、また頑張って荷解きしないといけないし。
いろいろ大変。
早くコンシェルジュのいてくれる生活になりたいw
今回、日本へ戻るまでに、家具やら壁やら粛々と白ペンキで塗り上げたり、棚にぴったり入る収納用品を探したり・・・
コツコツと時間をかけて自分仕様に仕上げたこの部屋が、こうしてまた待っていてくれるのはうれしい。
それにしても・・・狭っ!!
とくに収納スペースがほんとに狭くて、正直、けっこうストレスたまる。
この部屋に来た人みんな、シャワーを見に来た左官屋さんでも、運送屋さんでも、開口一番「狭っ!!」(C'est tout petit, eh?) って言う。
狭い部屋は珍しくないはずのこの街でも、とりわけやっぱり狭いらしい。
そうかそうか、うん、やっぱりそう思うよね・・・。私の思い違いではないのよね・・・。
・・・このテイストはそのままに、やっぱりもうちょっと広いところがいいな。。
2016年10月08日
・・・そしてさっそく、パリの再洗礼。。。
陽を浴びて宝石のようなキラキラのパレ・ロワイヤルのメトロに、いつに変わらず穏やかなセーヌ。
コンコルド広場裏手の公園でひと休み。
日本大使館のある、モンソー公園周辺。
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週が開けて、語学学校の新学期の登録ほかもろもろへ。
そうかそうかそうだった、君ってそういう街だったよね・・・。
のんびりと羽を伸ばしたつくば滞在のあとで、容赦ないパリの雑踏にすっかりあてられる。
14区のうちから久しぶりにオペラ方面へ自転車で出かけると、どこもかしこも人でいっぱい、車でいっぱい、塞がれて進めないわ、排気ガスはひどいわ。
帰り、我慢できないほど暑くなっても、自転車のかごにはコートを載せるスペースもなく、拷問のよう。
ほんとにうんざりして、疲れてしまった。
私やっぱり都会は好きじゃないのだわ。
この街がどんなに美しくても、これではだめだわ、ひどすぎる・・・。
この先フランスに住み続けるとしても、あるいはほかのどこの国に住むとしても・・・将来はやっぱり、つくばくらいの広くてのんびりした街がいい。
帰国中、インターネットは使わないのでいったん止めていましたが、再開してもらうために月曜を待って窓口へ足を運ぶと、なんと10月から勝手に開館日が変わって月曜は休みになっていて、翌日また出直すはめに。
しかも翌日はスタッフがいないからというのでさらに別の支店へ行かされました。。
ひどいんです。そういうことが多いんです、この街は。
スタッフがいないってアナタ、そういうアナタだってスタッフでしょうが。
私はただ、前と同じ内容の契約を再開したいだけで・・・。
がんばって言い張るも、ゴメンナサイ私分からないの、とかわいいお姉さんたちに軽やかにかわされてしまい。。
まぁ、いったん止めるためには3度足を運ばされたので、今回は2度ですんでいいほうです。
転んでもただでは起きないぞ・・・と、翌日はその足でついでに銀行と大使館の用事もすませました。
それから、冷蔵庫のコンセントを入れると、いきなりつきません・・・大家さんに連絡してバタバタやり取りの末、買い換えることに。
いま、新しいのが来るのを待っているところです。
新しいのもやっぱりちゃんとした冷凍室はついていません。。
それでも、大家さんがたちまちインターネットで新しいのを注文してくれたので感謝です。
とにかく普通に生活してるだけで大変なの・・・。
写真だけ見てるとなかなか素敵だと思いますが、現実はこんなもんです。
ムダにたくましくなるのは如何ともしがたいですが、時には自分でもいやになるほど、心がすさんでくることも。
新しい冷蔵庫来た!・・・
2016年10月10日
ヴァンヴの蚤の市で見つけた小さなビジュー。

夏に母に買ってもらったキラキラの指輪と、この日ヴァンヴで買った、ほのかにけぶる静かな淡水湖の一片をそのまま切り取って嵌めこんだようなアガット・ブルー(青メノウ)のブレスレット。
好きな色を身につけると、それだけでわけもなくハッピー。
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クリニャンクールと並んで観光ガイドに必ず載っている、週末の蚤の市で有名なヴァンヴ。
うちからすぐそこゆえ、かえってめったに行きません。
でも、10月のこんな晴れた日曜日には、たま~にあそこのスタンドへ、サーモンのパニーニを食べに行きたい気分になる。
いつ行ってもけっこうな人ごみと、果てしなくどこまでも続く店先に並んだモノ、モノ、モノ。
英語がふつうに飛び交ってる。必ず日本人ともすれ違います。
冷やかして歩くにはちょっと楽しいけれど、人ごみではみんな容赦なくゴンゴンぶつかってくるし、それにどこもけっこう、観光地ねだん。
えっ、これふつうにガラクタだよね、そんなにしないよね、ってことも。
アンティーク商も、ヴァンヴで買い付けしてるようじゃダメ、なんて話も聞きます。
そんなわけでこの日も買い物する予定はなかったのだけれど・・・
色とりどりの美しいビジューを並べた店先に、ふと足が止まってしまった。
指輪は若手アーティストの作品だそうで、いろんな色の水晶。
奥のブレスレットはメノウとかムーンストーンとかの、さまざまな半貴石。
なんて綺麗な色あい。
お店の人もとっても感じがよかった。
品物を見ていても、本に読みふけってこちらのことを放っておいてくれて、でも話しかけると親切に色々教えてくれて、とてもフレンドリー。
とくにブレスレットたちの、くぐもった優しい水色や、おだやかな淡いグリーングレイ、淡いミントグリーン、ターコイズ・・・。
微妙なニュアンスの、こういう淡い寒色系のヴァリエーションが、私はほんとにとことん好きみたい。歩いていて、何のアイテムでもこうした色が目に留まると必ず足が止まる。
14区の別の店先のこんなウィンドウとか! これほんと、見てるだけでハッピー。

この夏、唯一自分で買ったアクセはこんなのだし! 淡~いグリーン。
ヴァンヴのそのお店のブレスは、一本15ユーロ。そんなに高くない。
ほんとはそこにあるの、そっくり大人買いしたいくらいw
でも、さすがにちょっとね、ほかに買いたい人もいるかもしれないし・・・

いくつもつけさせてもらって、迷って迷って、優しい水色のこの一本に決めた。
おかげで明日からまた元気にやっていけそう。
お気に入りのアクセのパワーってけっこうすごい。
こちらに住んでから、物価が高いこともあってあまりものを買わないのだけれど、その前に、正直、買いたいと思えるようなものにあまり出会わないのです。なぜか・・・。
そんななか、ひと目惚れするほどのお気に入りに出会えたことはほんとに幸せ。
スタンドのウィンドウに彩りよく並んだサンドウィッチたち。
いつもスタンドの前で、ハープシコードみたいな音色の楽器を弾いてるおじさん。