2010年08月31日
瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり)

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瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり) by 中島 迂生 Ussay Nakajima
地霊から直接受け取るように、当地を旅するなかで「やってきた」物語群をまとめたシリーズ。
各章のうしろに少しずつ振り分けて、著者の滞在のもようや、当地の印象の描写、物語たちが「やってきた」状況、
またそこで出会った人々や、当地の神話や伝説、歴史的資料の訳なども収めています。
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目次
<ロウウェン篇>
ロウウェン篇1 太陽と4人の娘
北ウェールズの美しい谷を舞台に描かれる神話時代の物語。
ロウウェン篇2 タリヴァンの雲男
ロウウェン谷のタリヴァン山を舞台に、素朴でユーモラスな物語。
ロウウェン篇3 コンウィイの霧の娘
コンウィイ湾にすむ霧の精霊がドラム山の神に恋をする。
ロウウェン篇4 幻の雄鹿
己れのヴィジョンを追ってどこまでも突き進んだ猟師の男の物語。
ロウウェン篇5 安らえぬ魂
この土地に古くから伝えられ、今も生きつづける2つの物語。
ロウウェン篇6 オズモンド姫の物語
太陽との結婚を拒んだために高い山上の塔に幽閉され、ウェールズの守りの神となった乙女の物語。
瑛瑠洲情景(うぇーるず・じょうけい)
コンウィイ谷からの風景スケッチなど。こちらもどうぞ。
<オグウェン篇>
オグウェン篇1 魔の山
北部ウェールズのスノウドンにほど近い、トロヴァーンという山の物語。古い魔法とキリスト教との軋轢。
オグウェン篇2 兄弟石
弟を殺して呪いを受け、千年のあいだ世界中をさまよったすえに故郷の谷に戻って死ぬことを許された男の物語。
オグウェン篇3 常若の水の調べ
不毛の谷をみどりゆたかな森に変えてみせようと挑んだ川の神の物語。
オグウェン篇4 移り気な巨人
雲の動きひとつで豹変する山々、狭い岩の切り通し。理由のない悪意に憑かれた伝説の土地の物語。
オグウェン篇5 虹の乙女
罪のない遊び心のままに人を次々と死へいざなう美しい乙女の物語。
オグウェン篇6 異界の丘
古くからウェールズに伝わる、取り替え子(チェンジリング)と万聖節イヴ(ハロウィーン)にからんだ迷信をめぐる物語。
愛蘭土物語
その他の作品
もあわせてご覧ください。
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2010年08月31日
愛蘭土物語(あいるらんどものがたり)
中島迂生のオリジナル文筆作品です。
愛蘭土物語(あいるらんどものがたり) The Irish Stories

目次 (左手カテゴリバーからもご覧いただけます)
プロロヲグ Prologue
クレア篇1 エニスの修道士 The Abbey at Ennis (劇団初演作品)
クレアの州都の物語
千年前のアイルランド、この国にキリスト教が入ってまもないころの、若き修道士と水の精の悲恋の物語。
クレア篇2 湖底の都 The Guardian in Corofin (劇団第4作作品)
コロフィンの物語
いけにえとして湖の底深く沈められた、ひとつの都、ひとりの汚れない乙女。
クレア篇3 悪魔の庭仕事 Devil's Gardening
石のバレン荒野の物語
天地創造の頃の話、ひとつの美しい世界をつくり上げようとした悪魔の孤独な戦い。
クレア篇4 石垣の花嫁 The Bride of Stonewall (劇団第3作作品)
いにしえのアイルランドの物語
勇敢で誇り高い王女キーナの姿を通し、二つの王国の盛衰を描く。
クレア篇5 風神の砦 The Fort of Aengus / Doon Aengusa (劇団第2作作品)
モハーの崖とアラン諸島の物語
アイルランドの有名な地形の由来を語る。ひとときの弱さゆえに引き裂かれた約束、引き裂かれた大地。
クレア篇6 哀しみの大岩 Poulnabrone the Rock of Sorrow
プルナブローンの物語
アイルランドでもっとも有名な巨石遺跡の由来を描く。人間界に嫁いだ妖精の王女の悲劇。
クレア篇7 マクガハンの妻の物語 Story of Mrs. McGaghan
ミルトン・マルベイの物語
貧しい夫婦と石垣の妖精をめぐるドラマ。アイルランドの有名な村を舞台に描く。
クレア篇8 白い貴婦人 Dame Blanche
スリーヴ・エルバの物語
永遠の命を得たものの、愛する人に会うことを許されずに彷徨いつづける貴婦人の運命。

ゴロウェイ篇1 ゴロウェイの勇者 The Knight in Galway
ゴロウェイ湾の物語
英雄の戦いと死をテーマに、しずかな湾と地名の由来を語る。
ゴロウェイ篇2 スピダルの赤い花 The Bloody Blossom of Spiddal
コネマラの海辺の村の物語
美しい名馬をめぐる愛憎と駆け引きを描く、中世ロマネスクの人間ドラマ。
ゴロウェイ篇3 魔法使いの娘 The Witch Child
コネマラの荒野の物語
滅びゆく種族のさいごの抵抗と破滅を描く哀歌。
ゴロウェイ篇4 コネマラの華冠 The Flowers of Connemara
コネマラの荒野の物語
荒野の岩々やヒースの花が今に伝える、いにしえの妖精たちの戦いを描く。
ゴロウェイ篇5 コリブの水の記憶 Memories of Lough Corrib
ゴロウェイの湖の物語
アイルランドの大きな湖を舞台に、繰り返される侵略と征服の歴史を描く。
ゴロウェイ篇6 12人の巨人 Twelve Bens
トウェルヴ・ベンズの物語
コネマラの風光明媚な山岳地方のいわれを描く。
ゴロウェイ篇7 白い雌牛の島 The White Cow Island
イニシュ・ボフィンの物語
幸福の国ティルナノーグの秘められた逸話。うら若い妖精の乙女を襲った悲しい狂気の物語。
ゴロウェイ篇8 狼の女王 The Queen of Wolves
フィークルの物語
東クレアの地をながく治めていた狼の女王と、あたらしくやってきた羊飼いの頭ゴメルとのしずかな戦い。
エピロヲグ~エニス再訪~ Epilogue:Back to Ennis

姉妹篇 瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり)
その他の作品
もあわせてご覧ください。
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このブログのメインコンテンツは中島迂生の文筆作品。
なかでもとくに、上にご紹介する<愛蘭土物語(あいるらんどものがたり)>・<瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり)>シリーズです。
中島迂生はもともと作家が本業です。
子供の頃からずっと書きつづけてきました。
好きな作家は色々な国にいます。とくにイギリス。
自分を育ててくれた文学を、生み出してきたそういう国々、イギリスやアイルランドやそのほかの土地に、いつかは行こうと思いつづけてきました。
はじめてじっさいに行ったのは2004年の夏のこと。
そこで何に出会ったかというと…
とくにウェールズとアイルランド、ケルトの地とよばれる当地で、私はそれまで経験したことのないような、強烈で圧倒的なインスピレーション(文学上の)を受けたのです。
行く先々で大地の霊が私に語りかけてきて、5千年前、1万年前にその土地で起こった物語を告げてくれるかのよう。
まるで空にスクリーンが張られて、映画のダイジェスト版のように次から次へとだーっとやってくるかのよう。…あまりに圧倒的なので、少しこわくなったほど。
けれどもそのとき、・・・これがいつか自分が書くように定められていたもの、そのために自分が生まれてきた使命なのだ、という確とした感覚を得たのでした。
これらはすべて、ただのフィクション、おとぎ話ではありません。
なにがしかそのような出来事がかつてかの地において起こったということは、私には疑いのないことです。
当地では別にフシギなことでもないらしいです。
アイルランドで、やはり「物語がやってくる」と言ってたひとに会ったことがあります。
それから日本へ戻って以来、かの地で得た物語群を書きつづけ、アイルランド篇とウェールズ篇とあわせて30章ほどになりました。
かの地でこうして自分が得たものを世に出さなくては、人々のもとに届けなくては、という強い思いがあります。
はやく書き上げて、人々のもとに届けたい。
そのために、これらの作品を出版する道を探しています。
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愛蘭土物語(あいるらんどものがたり) The Irish Stories

目次 (左手カテゴリバーからもご覧いただけます)
プロロヲグ Prologue
クレア篇1 エニスの修道士 The Abbey at Ennis (劇団初演作品)
クレアの州都の物語
千年前のアイルランド、この国にキリスト教が入ってまもないころの、若き修道士と水の精の悲恋の物語。
クレア篇2 湖底の都 The Guardian in Corofin (劇団第4作作品)
コロフィンの物語
いけにえとして湖の底深く沈められた、ひとつの都、ひとりの汚れない乙女。
クレア篇3 悪魔の庭仕事 Devil's Gardening
石のバレン荒野の物語
天地創造の頃の話、ひとつの美しい世界をつくり上げようとした悪魔の孤独な戦い。
クレア篇4 石垣の花嫁 The Bride of Stonewall (劇団第3作作品)
いにしえのアイルランドの物語
勇敢で誇り高い王女キーナの姿を通し、二つの王国の盛衰を描く。
クレア篇5 風神の砦 The Fort of Aengus / Doon Aengusa (劇団第2作作品)
モハーの崖とアラン諸島の物語
アイルランドの有名な地形の由来を語る。ひとときの弱さゆえに引き裂かれた約束、引き裂かれた大地。
クレア篇6 哀しみの大岩 Poulnabrone the Rock of Sorrow
プルナブローンの物語
アイルランドでもっとも有名な巨石遺跡の由来を描く。人間界に嫁いだ妖精の王女の悲劇。
クレア篇7 マクガハンの妻の物語 Story of Mrs. McGaghan
ミルトン・マルベイの物語
貧しい夫婦と石垣の妖精をめぐるドラマ。アイルランドの有名な村を舞台に描く。
クレア篇8 白い貴婦人 Dame Blanche
スリーヴ・エルバの物語
永遠の命を得たものの、愛する人に会うことを許されずに彷徨いつづける貴婦人の運命。

ゴロウェイ篇1 ゴロウェイの勇者 The Knight in Galway
ゴロウェイ湾の物語
英雄の戦いと死をテーマに、しずかな湾と地名の由来を語る。
ゴロウェイ篇2 スピダルの赤い花 The Bloody Blossom of Spiddal
コネマラの海辺の村の物語
美しい名馬をめぐる愛憎と駆け引きを描く、中世ロマネスクの人間ドラマ。
ゴロウェイ篇3 魔法使いの娘 The Witch Child
コネマラの荒野の物語
滅びゆく種族のさいごの抵抗と破滅を描く哀歌。
ゴロウェイ篇4 コネマラの華冠 The Flowers of Connemara
コネマラの荒野の物語
荒野の岩々やヒースの花が今に伝える、いにしえの妖精たちの戦いを描く。
ゴロウェイ篇5 コリブの水の記憶 Memories of Lough Corrib
ゴロウェイの湖の物語
アイルランドの大きな湖を舞台に、繰り返される侵略と征服の歴史を描く。
ゴロウェイ篇6 12人の巨人 Twelve Bens
トウェルヴ・ベンズの物語
コネマラの風光明媚な山岳地方のいわれを描く。
ゴロウェイ篇7 白い雌牛の島 The White Cow Island
イニシュ・ボフィンの物語
幸福の国ティルナノーグの秘められた逸話。うら若い妖精の乙女を襲った悲しい狂気の物語。
ゴロウェイ篇8 狼の女王 The Queen of Wolves
フィークルの物語
東クレアの地をながく治めていた狼の女王と、あたらしくやってきた羊飼いの頭ゴメルとのしずかな戦い。
エピロヲグ~エニス再訪~ Epilogue:Back to Ennis

姉妹篇 瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり)
その他の作品
もあわせてご覧ください。
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このブログのメインコンテンツは中島迂生の文筆作品。
なかでもとくに、上にご紹介する<愛蘭土物語(あいるらんどものがたり)>・<瑛瑠洲物語(うぇーるずものがたり)>シリーズです。
中島迂生はもともと作家が本業です。
子供の頃からずっと書きつづけてきました。
好きな作家は色々な国にいます。とくにイギリス。
自分を育ててくれた文学を、生み出してきたそういう国々、イギリスやアイルランドやそのほかの土地に、いつかは行こうと思いつづけてきました。
はじめてじっさいに行ったのは2004年の夏のこと。
そこで何に出会ったかというと…
とくにウェールズとアイルランド、ケルトの地とよばれる当地で、私はそれまで経験したことのないような、強烈で圧倒的なインスピレーション(文学上の)を受けたのです。
行く先々で大地の霊が私に語りかけてきて、5千年前、1万年前にその土地で起こった物語を告げてくれるかのよう。
まるで空にスクリーンが張られて、映画のダイジェスト版のように次から次へとだーっとやってくるかのよう。…あまりに圧倒的なので、少しこわくなったほど。
けれどもそのとき、・・・これがいつか自分が書くように定められていたもの、そのために自分が生まれてきた使命なのだ、という確とした感覚を得たのでした。
これらはすべて、ただのフィクション、おとぎ話ではありません。
なにがしかそのような出来事がかつてかの地において起こったということは、私には疑いのないことです。
当地では別にフシギなことでもないらしいです。
アイルランドで、やはり「物語がやってくる」と言ってたひとに会ったことがあります。
それから日本へ戻って以来、かの地で得た物語群を書きつづけ、アイルランド篇とウェールズ篇とあわせて30章ほどになりました。
かの地でこうして自分が得たものを世に出さなくては、人々のもとに届けなくては、という強い思いがあります。
はやく書き上げて、人々のもとに届けたい。
そのために、これらの作品を出版する道を探しています。
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2010年08月31日
その他の文筆作品
中島迂生のその他の文筆作品
サングラスをかけたライオン http://ballylee.tsukuba.ch/c6554.html
ジャングルの中で、象といっしょに暮らしてる7才の少女の物語。14才のときの作品です。ポール・オースターの<幽霊たち>を読んで、あんなふうな斬新な作品を書いてみたいと思って構想しました。
はたちくらいのときに少し推敲してすっきりさせました。
じゅずかけばと http://ballylee.tsukuba.ch/c6555.html
これも14のときの構想。前半3分の1ほどはほぼ当時の文章そのままです。
ハドソンの The Green Mansion や Little Child Lost がとても好きでした。
ああいう神秘的で異教的な雰囲気が色濃く出ていると思います。
潮騒のスケルツォ http://ballylee.tsukuba.ch/c6965.html
2003年くらいに構想の小品。7年後に時を得て書きあがりました。
近い雰囲気といえばマルグリット・デュラスでしょうか。
ほかにも少しずつアップしていく予定です。
愛蘭土物語 http://ballylee.tsukuba.ch/c6980.html
瑛瑠洲物語 http://ballylee.tsukuba.ch/c6981.html
もあわせてご覧ください。