2016年12月26日

モンパルナスのトゥリーたち


 

学校の行き帰りに通る路地のホテル玄関などのトゥリーたち。
夕方にはもうとっぷり暗くなるこのごろ。

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ご無沙汰しております。
実はこれまで仏語検定試験のDELFというものを受けるべく、その準備に忙殺されていました。
11月から怒涛の受験勉強に突入し、先日やっと終わりました。
すでに結果も届き、おかげさまで合格! 
といっても今回受けたレベルはB2、英検でいうと2級くらいの感じでしょうか。
で、今やっとノエル(クリスマス)の休みです。

このひと月半ほど、勉強に集中したかったのですが、まぁ色々と、次から次へ
色んな厄介ごとに見舞われて大変でした・・・。
結果オーライでよかったですけど。。
そのうち少しずつここにも書くかも。

クリスマス、日本ではすでに終わってますね・・・遅かった。。
しかし! 25日を過ぎたとたん、一斉にトゥリーが片付けられて門松に取って代わる日本と比べ
(あれを毎年見ていて、飾りつけする人たち大変だなー!といつも思ってたのですが)、
フランスのクリスマスはかなりのんびりです。
ノエル=正月休みみたいな感覚ですね。

1月いっぱいくらいは平気でトゥリーも飾ってます。
何につけのろい私にはちょうどいい感じです。
以前、2月くらいにノートルダムのところ通りかかったら何とまだトゥリーが聳えていて、
さすがにそろそろ何とかしたらどうかと思いましたが。。

巷ではノエルという表現の代わりに fête de fin d'année (年越し祭り?)という
表現もよく聞きました。ムスリムとかの非キリスト教徒に配慮したものでしょうね。
英語でもメリークリスマスの代わりに Season's greetings と言いますものね。

 

モンパルナスの教会や、リュクサンブールの端っこにあるカフェのトゥリーなど。。

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こちらでもイルミネーションなどなかなか素敵ですが、華やかな日本のに慣れていると
正直ずいぶんと控えめな感じ。物足りないと感じる人もいるかもしれません。
不景気と、テロのニュースも暗い影を落とし、今年はまた一段と静かな印象です。

先週末、久しぶりにオペラ地区へ行ったのですが、いっしょに歩いていたフランス人が
「ここの通り、こんなに真っ暗で地味なのは初めてだわ」と言ってました。
「あまり派手にすると、むしろ不謹慎と思われてるのかも」というと、同意してました。

さて、これ読んでくださっていた方々、「あのブログ、最近また止まってるよー(呆)」と
思われていたかもしれません。
今回、一次休止する前にその旨ひと言書いておいたほうがいいよな~とは思っていたのですが
果たせずすみませんでした。

実は書くだけかいてはみたのですが、その頃の状況と精神状態を反映して
「う~授業キツイ~! 死ぬ~! もうヤダ~!」みたいな内容になってしまいました。
・・・こんなの読まされても誰も楽しくないよなー。と思いつつ、迷いながら、
結局パソコンに入ったままになってます。。
多少ネガティヴな内容になってもとりあえず続けたほうがいいのか、
それともそんなときは沈黙していたほうがいいのか、なかなか難しい問題です。

実は年明けからまた試験期間に入り、バタバタすることになるかと。。
で、今また始めてもまた止まってしまうかも・・・という懸念もあったのですが
まぁ、色々考えてるより、放ったらかしより少しでもやったほうがいいかな。
と思って、久しぶりに更新してみました。
そんな感じで、できるときにぼちぼちやっていきたいと思いますので、よろしくです。

 

近所のスーパーに行く途中のアパルトマンのトゥリー、ガラス越しに。







  

Posted by 中島迂生 at 05:07Comments(0)巴里日記2016-12月

2016年12月31日

一眼レフで撮る冬のパリ




夕暮れのアレクサンドルⅢ世橋。ほんとに絵のようで素敵~。
たぶん世界でいちばん美しい橋。

  

橋のまわりの景色。



橋の向こうのガラスドームはグラン・パレ。
この季節はアイススケート・リンクになってます。



橋の向こうにちっちゃくエッフェル塔。



遠くに見えるコンコルド広場の観覧車は、ほんとは赤・白・青のトリコロールカラー
なのだけど、露出ですっかり飛んでます。

 

マルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)の真っ最中。
ものすごい人ごみです。
先日オペラ界隈を歩いて、今年はずいぶん地味なノエルだなと思ったけれど、
やっぱりこっちは賑わってる。



シャンゼリゼのイルミネーションはこの季節だけ。

 

ティファニーブルーの光に染まったティファニー。
この色とっても綺麗だなと思う。

 

光る枝垂れ柳。桜はよく見るけど柳ははじめて。

  

ラデュレのクリスマスデコレーション。
いつ見てもかわいいけれど、この季節は特にかわいい。
ラデュレって、なんか日本的なかわいさだと思う。
メルヘンチックで、やや子供っぽい感じ?

  

こちらも、目にしたとたん「うわ、かわいい!」と
呟いてしまった老舗カフェ、フーケツの店頭。
こんなリボンあったっけ? クリスマス限定かな。
こういう遊び心いいなぁ。



凱旋門に着きました。
きらびやかで騒々しいシャンゼリゼを抜けてきたら、
なんか、がらんとして地味・・・。

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今回はこちらに一眼レフをもってきている。キャノンX5。
はじめて、外へ撮りに持ち出してみた。
いつもの超コンパクトな、ビデオと兼用のカメラに比べてずっしり重い。
気持ち的にもちょっと重い。そこをがんばって連れ出してみる。

休みに入っても、調べるべきことや準備すべき書類が色々あって息がつけない。
毎日ずっと籠ってばかりだったのでちょっと息抜きに。
やっぱり、ちょっと出掛けるっていいもの。
ふだん、住んでるのは14区のわりと庶民的なカルティエなのだけど、
ほんのちょっと足をのばすとこんな、全然違う景色。

やっぱり、一眼レフはすばらしい。
人の目に見えるより写真のほうが全然いい。
我々の心の中のパリってこうだよね、みたいな。
観光雑誌に載っているイメージのパリね。

ただ、やっぱり夜景は三脚がないとダメね
橋の写真とかは石の欄干に乗せて撮ってる
それでも微妙に水平じゃないので手で押さえつつ
載せるものがないところでは仕方なく手撮りで。

この日は12月にしてはわりとあったかい方だったと思うけれど、
撮るときは一箇所でじっとしている時間が長い。
それにカメラの細かい操作では手袋はしていられないから、
やっぱりそのうちけっこう冷えてきた。

あと、歩きながら撮ってると、いちいちレンズの蓋を取ったりはめたり大変。
もってるデジカメのひとつは、電源を入れると自動で蓋が開き、
消すと自動で閉まる。すっごい優秀。
できればそんなふうであってほしい。

この界隈って、めったに来ないのだけどね
ノートルダムやアレクサンドルⅢ世橋と違って、正直そこまで関心があったわけでも・・・。
でもやっぱり
パリに住みながらこの時期にシャンゼリゼのイルミネーションを見に行かない
っていうのもなんとなく人間としてダメな気がして

来てみるとやっぱり綺麗だな!と思うし、色々写真に撮りたくなる。
よく見る雑誌の写真みたいなやつ、やっと自分でも撮れて、
これでなんとなく今まで感じていた劣等感もクリア!
って、誰と張り合ってるのか私??w

この季節のパリは、夏のバカンスと同じ現象が起きている。
パリジャンたちはパリを去って田舎で過ごし、
他方、新年をパリで迎えようという人たちが地方や外国からどっと流入する。
だからいま歩いているのはほとんど観光客。
でもこれはこれでパリの顔、それもまたよし。

よいお年を♪





  

Posted by 中島迂生 at 23:41Comments(0)巴里日記2016-12月