2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 2日目*モンテジーニョ


 

6月22日 2日目*モンテジーニョ

 

ブラガンサの宿の朝ごはん。

 

 

ブラガンサの町のあちこち。

***

2日目、今回のメインの目的のひとつ、モンテジーニョという山あいの小さな村へ。
(地元の人はモン・ズィーニョという感じで発音してました。)
ブラガンサの北、スペインとの国境近くに広がる山岳部は、モンテジーニョ自然公園という広大なナショナルパークとなっていて、伝統的な造りの家々や昔ながらの風習が今に残されています。
この山々のあいだに点々と散らばる小さな村々をまわってみたい、とくに先に記した「トラス・オス・モンテス」という映画の主な舞台となったモンテジーニョを訪れたい。
しかし、なかなか難しいことは分かっていました。
ローカルバスの本数も極端に少なく、車がないと話にならないところ。
レンタカーを借りたかったのですが、諸事情により断念、結局、タクシーで行くことに。
お昼のあとに待ち合わせして、村まで行ってくれることになりました。



時間が余り、昨日のレストランが近くだったので、また入ってみた。
この日は魚料理をお願いしたら、店主のお勧めは干し鱈の盛り合わせ。
タラはバカリョウといって、ポルトガル名物のひとつです。
しかし、とにかく干物なのでものすごく塩辛く、半分も食べられなくて、これはちょっと参りました。。



来てくれたタクシーの運転手はほぼポルトガル語オンリーで、フランス語がちょっぴり分かるくらい。
そこで、道々、彼はポルトガル語で、私はフランス語で話し、あとはジェスチャーで何とかという感じでしたが、とくに問題はなかったです。
モンテジーニョの村は、ブラガンサから1時間ほど、山道をうねうねひたすら登っていきます。
これは、バスがないのも分かるなー。しかし、それだけに山々をのぞむ見晴らしは最高。

 

 

 

村の家並も、ほぼ40年前に撮影されたままの雰囲気でいい感じ。
石造りの家の正面に階段がついて、2階から入っていくような、独特な造りになっています。
村の広場には泉があって、そこの水は絶品でした。冷たくてほんとに甘いのです。

ただ、ほんとは、この村のほかにさらに行ってみたい場所があったのです。
この村からほど近いはずのどこか。
それは映画のワンシーンに出てくる場所なのです・・・
モンテジーニョの村に住む2人の少年が、ある日近所の山へ遊びにいきます。一日楽しく遊びまわって、あちこち探検しているうちに、とある岩山にさしかかります。
大きな岩の上には2人の女の人が座っている。ひとりは黒い衣、もうひとりは赤と白の長い衣を着て、なにやらただならぬミステリアスな雰囲気。
赤い衣の女性が少年たちに気づき、彼らに言う、「あなたたち、いつ来たの。あなたたちもここへ来て、私たちといっしょにいなさい」
けれど、彼らは何となく怖くなって、「いえ、ぼくたち、帰ります。家へ帰ります」と答え、足早に立ち去る。
やがて彼らはモンテジーニョの村へ戻ってくるが、なにか様子が違う。知っている顔にも会わない。
彼らが自分たちの名を告げると、村人たちは言う、「それはわしらの7代前の先祖だ。大人をからかうんじゃない」
ドキュメンタリーだったはずが、なぜだかいつのまにかリップ・ヴァン・ウィンクルみたいなことになっている。
こうした、説明なしに急に違う世界へ行ってしまうシュールなところも好き。
私はこの場面が、この映画のハイライトだと思っていて、この場面が撮影された場所へ、ぜひ行ってみたかったのです。
しかし、映像を見ていても山と岩ばかりで手掛かりがなく、さっぱり見当もつきません。
この辺のどこでも舞台になりそう、といえばそうなのですが・・・。
ネットでも調べてみましたが分からず、現地へ行って聞いてみたら何か分かるかも、と思ったのです。

モンテジーニョはほんとに小さな村で、村の広場前にひとつだけあるカフェに、村のほとんど全員が集まっているようなところ。
しかし、その中の誰も映画について知りませんでした。
中にひとりだけフランス語分かる人がいて、私がその人に説明すると、その人がその場にいた全員にポルトガル語で伝えてくれたのですが、カフェの主人をはじめ誰一人、映画の存在自体を知らなかった。
実を言うと、この地域に滞在中、あらゆる人に、ツーリストオフィスから、民俗博物館から、歴史博物館から、しまいには宿のスタッフの人にまで、あらゆるところで聞いて回ったのですが、全く誰も知らなかったのです。
神秘は神秘のままに、そっとしておくべきなのか・・・



それはそうと、今回タクシーという選択肢はなかなかよかったです。
道も任せられるし、すごい山道なので多少のテクニックは要するし、ガソリンを入れたり諸々の面倒もなく、時間を気にすることも乗り損ねることもなく、さいごは宿までまっすぐ送ってもらえてストレスフリーでした。
一日二日ならバスやレンタカーよりよいかも。




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