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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2012年08月30日

仏蘭西紀2012-9

5月にさいごに訪れたカーンを過ぎ、ノルマンディーの北端、シェルブールへ。
そんなカトリーヌ・ドヌーヴの大ファンというわけでもないのだけれど。



列車に揺られて3時間。
5月のときは緑のなかに菜の花畑の黄色がアクセントで目についたけど、8月のいまは、刈り入れの終わった茶色い麦畑に、ヘイロールがごろごろ転がってる。

    

シェルブールは少しうらぶれた感じの薄暗い港町。
旅したあいだ、この町でだけどんよりと曇って、雨も降った。雨傘ともの悲しい物語が、ほんとに似あう。

              

2日目は町の中をゆっくり歩き、波止場のいちばん先っぽまでずっと歩く。

         

 

鏡を突きつけられたような気がして足がとまった。
ジャン・フランソワ・ミレーがそのさいしょの妻ポーリーヌ・ヴィルジニー・オノを描いた絵だそう。
<晩鐘>のあのミレー。もともとノルマンディーの生まれで、ここシェルブールでポーリーヌと結婚したのだそうだ。彼女は3年後に結核で死んだ。
  

Posted by 中島迂生 at 23:34Comments(0)仏蘭西紀2012その2

2012年08月29日

仏蘭西紀2012-8



夢のつづき。
8月の今回は夜発つ便で、パリ着は14日の朝4時くらい。
パリの夜景をはじめて空の上から見た。ほんとに綺麗、宝石箱をぶちまけたよう。

 

機内食。
スモークサーモンとカマンベールに白ワイン、とっても幸せ。
正直、メインよりそっちのほうが・・・。

 

着いたよ! 空港にて。/ シャルル・ド・ゴールから北駅へいく地下鉄。
気もちよく熟睡してたら、終点に気がつかなくて、黒人のお兄さんがそのへんをガンガン叩いて起こしてくれた。

北駅から乗り換えてシャトレで降りてみた。夜明け前で、しずか。

 

窓辺のにゃんこ。♡×♡×~!!!/ カラフルでご機嫌なプジョーのバイク。

 

通りを抜けて、セーヌへ。水のおもてもまだしずか。
差しそめた朝日にばら色に染まるコンシェルジェリ。なんか懐かし~

 

河岸ぞいをぶらぶら歩く。

 

この横丁はお気に入り。たしか5月のときも撮ってる。

 

やっぱりさいしょにここに来ないとね。
いつも人で溢れかえってるノートルダム前広場も、この時間はしずか。

でも、私的にはこの角度からの姿がいちばん好き。いちばん絵になる。私的には、ここが正面。

 

ノートルダムがシテ島という小さい島の上に、しかもこんなふうに石壁で固められた島の上に建てられてるのは偶然じゃない。
ここから見るノートルダムは、方舟を思わせる。
イーリーの大聖堂と同じくノートルダムも、人類を救済するシンボルとしての方舟のイメージにのっとって建てられているのだ。
そのことにはじめて思い至る。

 

恋人橋のパドロックたち。/ 川むこうに望む市庁舎。

     

ナポレオン橋とかポン・ヌフとか。

 

オペラ座のそばのカフェ。

 

サン・ラザール駅まで歩く。ここから、ノルマンディーの旅のつづきへ。
   

Posted by 中島迂生 at 21:26Comments(1)仏蘭西紀2012その2