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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2011年12月31日

七転び八起き

17日の<湖底の都>公演のフルバージョン(35分くらい)を、ユーチューブにアップしようとしてる。
きのうの晩から、11時間くらいかけて92%くらいまで来たところで、「予期しないエラーが発生しました この問題はユーチューブ側の問題である可能性があります もう一度アップロードし直してください」
・・・
「もう一度やり直してください」って気易く言うなっ!!!
っていうか、何で92%まで来たところでエラーなんだよっ!!!
エラーならさいしょから言え!!!

気を取り直して、もう一度。
腫れ物を触るように、ほかのソフトを開くのも遠慮して、何も作業ができない。
さっきまでやはり11時間くらいかけて87%くらいまで来たところで「予期しないエラーが・・・」
・・・
いい加減に・・・

・・・はぁ・・・
・・・疲れた・・・

ケーブルテレビの回線なのがいけないのか。
それともユーチューブのページに書いてあったように、ブラウザとかの問題?

まぁいいや。
私の気持ちが立ち直るまでしばらく放っとくことにする。

自分の力でどうにもならないことは凹むけど、どうにかできることはやる。
今日はベランダの間仕切りを直した。

もともと自分で板買ってきて、切ってつくったのよ。
震災のときに一回倒れて、縦木と横板を釘で打ち合わせてあっただけだったのでばらばらに壊れてしまった。
ので、夏くらいに上側の横木をドリルで穴開けて全部分ボルトで締めて、取りつけ直した。

そのあと9月に台風のときまた倒れて、ボルトで締めてなかった下側の横木がまたばらばらになった。
ドリルで穴開けるのがすごく大変で懲りてたので、しばらく立てただけで放っておいたら、すぐまた強風で倒れた。
間仕切りがちゃんとしてないと、プライバシーが保てなくて気が抜けない。

それをやっと今日直した。
はずれた釘は、打ち直せなかったのでぜんぶ引っこ抜いた。

ドリルの穴開け方、やっとコツがつかめたみたい。
まっすぐ力入れてやるんじゃなく、円を描くようにぐるぐる回しながら打ちこむといい。
そのほうが力入れずに開くし、穴が大きくなってボルトも入れやすくなる。

それにしても、南向きのベランダってほんといやだな。
何をするにもいちいち顔が焼けるのをふせぐために後ろ向きになってやらないといけない。
それだけのために山ほどよけいなエネルギーを使う。
いま職場の窓が北向きなんだけど、すごく快適。
こんど住む場所を選べるなら北向きの窓にしよう。

それはさておき・・・
何でもそうだけど、諦めずに取り組んでくうちにコツがつかめて、あまり大変じゃなくなってくるようだ。
ユーチューブは今でも死ぬほど大変。
でも、諦めてたまるか!!!
  

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅲ

●ダンスなど

まぁ、結論から言うと、あんなものかな。
基本、だいたい自分の踊るところは各自が振り付けしてた感じで、各自ができるところをできる限りにやったらああなりました、みたいな。

曲と同じに、とくにさいごの踊りでは、優雅なだけじゃない、パンチの効いた、力強い感じを取り入れたかった。

今回個人的にいちばん頑張ってくださったのはロンデナント王子かな。
毎日、娘さんを相手に練習されたそう。
そのかいあって、本番もばっちり。
役柄を踏まえて、独自のタカラヅカ的演出を加えてくださったのもよかった。

魚ナンバーワン嬢が、みんなで踊るさいごのダンスの振り付けを考えてユーチューブに上げてくださったのだけど、みんながみんな覚えられたわけではなかった。
2年前のエインガスのときに、やっぱりユーチューブで振付を覚えてもらったのだけど、ネット環境がなくて、かなりの手間をかけて近所の図書館でネットを見られるような手配をしてあげた団員さんがいるのね。
そしたら、今回は自転車が壊れたから図書館まで行けないって。・・・
それ聞いたときはどどーんと無力感に打ちひしがれて、「馬を水辺まで引っぱって行くことはできるが・・・」っていうことわざを思い出したりしてしまった。
まぁ、あたしがもう少し汲んであげるべきだったのだけど、要するにあんまり踊りたくなかったのだ、その人は。
そういうことなら、仕方ない。
やりたくないことを無理にやっても、あんまりいいものはできないからね。
そんなわけで4人になってしまったけど、まぁ、結果的にはけっこうまとまったかな。

●照明

今回は、全体ライト+中央奥と上手手前にスポット、それにアッパーの緑ホリゾント。
結果として魚ナンバーワン嬢に一任してお願いすることになり、さすが舞台経験者、りっぱに果たしてくださった。
早着替えも何度もあるなか、ものすごく忙しいことになってしまい申し訳ない。

みんなで踊るさいごのダンスのところでは、ひとりだけ踊らない団員さんに照明をお願いしようと思ってたのだけど、それもやらないというのでほんとに困ってしまった。
そこで何とかやりくりできるように少し演出を変えてDVD自体を、音源編集のプロジェクトファイルまで遡って手直しするはめに。

●包括的考察

よくネットのコラムで、「いかにいい仕事の仕方をするか」みたいな話で、「全体の80%の力を使うこと」とか「30%の余力を残しておくこと」とかあるけど、要するに同じことだよね。
いっぱいいっぱいじゃなくて、常に少し余裕を残しておくようにすること。
時間的、精神的、人員的に。
それってほんとに難しいけど、ほんとに大切。

公演が迫って加速度的に忙しくなってくるときに限って、何でこのタイミングでっていうような機器トラブルだとか、劇団とは関係ないごたごただとかが色々とよく持ちあがる。
そういうものにうまく対処できるように、余力を残しておかないと。
先日書いた、急にPCのオーディオが聞こえなくなるトラブル。
前日には、PCを立ち上げた途端に、購入以来はじめての「バッテリを識別できません!」ウォーニングが現れて慌てた。結果的には、ただバッテリが切れたというだけで、コンセントにつなげばふつうに使えたのだけど。
以前、パトリックフェスのやっぱり前夜くらいに、突然ネットがつながらなくなるトラブルが持ち上がったこともある。
あと、1週間前になって急に演出の構想が豊かにふくらんでしまい、ひとりで突っ走る習性のある団員さんなどもいて、なかなか平静を保つのがたいへん。

まあ、それでも、6月の末にスタートを切ってから6ヶ月弱。
新しい試みや挑戦がたくさんあって、時間もあまりなかったわりには、けっこう余裕をもってのぞめたほうじゃないかと思う。
公演の前日に、一日仕事のお休みをもらったのも大きかった。
休み取らなくても何とかなったとは思うのだけど、取れたおかげでいろいろこまかいところの仕上げができてよかった。
もちろん、初演の前にやろうと思ったことの全部をやれることなんてありえなくて、3つのうち2つをやれるとしたらどれとどれ? みたいな感じにはなるのだけど。
理解ある職場にほんと感謝。

●公演後にやること

・各方面にお礼メールを打つ。
・ブログに記事を上げる。
・動画をまとめてユーチューブに。
・この備忘録を記す。
・後片づけ

そんなこんなで、ひととおり片付くまでに最短1週間はかかる。
本番の映像は今回人様に撮っていただいて、現時点でまだ届いてなくて、とりあえず自分の固定ビデオで撮ったリハのもようをダイジェストにして上げてある。
ダイジェストにする編集作業は相変わらず時間食うのだけど、wmvじゃなくてNTSCでレンダーしたらずいぶん楽になった気分。
ユーチューブへのアップロード、PCを放っておくと失敗しがちなのは、電源設定のせいではないかと思い至り、コントロールパネルを開いて設定を変えてみた。
結果、寝ているあいだにアップロード成功。

さて、あと後片づけが終わったら、今後の方向性を検討する作業に入らなくては。
  

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅱ

●音楽/音源
 
・テーマ曲
冒頭部でテーマ曲を、ギターの伴奏でみんなで合唱、この部分は吹きこみ音源なし。
これは今回新しい要素のひとつ。
せっかくぜんぶ自分で書いてるのだしほかではいつもライヴやってるのだから、ライヴの要素も取り入れたいと思ってようやく実現できた。
けど、今回のお客さんは音楽にはあんまり興味なかったのかな。
セリフが音源込みだったことは色んな人が批判してたけど、曲については誰も一言も言ってなかった。
ふさわしいお客さんを開拓していかないとね。

テーマ曲はありふれたコード構成だけど、シンプルで悪くない。
苦労してたくさんのトラックを重ねて、音源も味のある仕上がりになってる。
ボーカル+ギターの元トラックに、コーラスを3トラックほど、ギターのストロークを別に1トラック、プラス、シンセのストリングスとコーラスを1トラックずつ重ねてる。

深緑だね、曲調が。Eが目立ってるから。
Eって深緑じゃない?

これまで、<エインガス>と<石垣>のテーマ曲がアコでブンチャッチャみたいなのだったから、今回はもうちょっと普通に聴ける感じに、自分がふだんライヴでやってるロックやポップスに近い感じにしようと思って。
今までよりもっと力強さが、パンチの効いた感じがほしいなと思って、そんな感じにした。
それと、今までがんばって日本語で書いてきたのだけど、やっぱ詞は英語のほうが書きやすい。

・ミーズとロンデナントの別れのダンスの曲
今回、気に入ってる曲のひとつ。
場面にとても合っていて聴きやすいのだけど、実はふしぎな拍子の曲で、Aメロが基本4分の3なのだけど、ところどころ変なところで伸びてるし、Bメロは8分の6なのかな? しかも、AメロとBメロを同じテンポで弾くと明らかに変なので、それぞれでテンポを変えてるのだ。
あぁ、こういう面白い曲が降ってくるようになったんだなと思ってうれしかった。

さいしょはシンセのチェロの音で入れたのだけど、音源を人に聴いてもらったら、一発で「シンセの音だね」と言われてしまい、・・・やっぱりちゃちだからやめようと思って、エレピで、パイプオルガンの音で入れ直した。
エレピだとチェロの音がなくて、あったなかでいちばんイメージに合っていたのがパイプオルガンの音だったのだ。
ほんとは、あの時代にはまだパイプオルガンなかったはずなんだけど。

・鳥のさえずり
これだけ全部オリジナルでがんばってるのに、ネットで探してくるっていうのも芸がないなと思って、ほんとはロビンかブラックバードの声を吹き込みに、ちょっとイギリスあたりまで行こうかと思ったのだけど、なかなかそうもいかず。
発想を換えて、シンセのフルートの音で、BGMのひとつの冒頭部分のバリエーションを。
時間がなかったので直接シンセからパソコンにつないで、その場で弾いて入れた。
だから弾いてるときは自分の音が聞こえない状態だった。

・その他
曲はシンプルなほうがいいけど、凡庸ではダメね。
今回は、ほかは凡庸なのが多かった。
ミーズとロンデナントのさいしょのダンスの曲など、シーンには合ってると思うけど、何の目新しさもなく。
BGMに使ったギターインストも、Bメロで転調するのでレコーディングがえらく大変だったんだけど、おおかたあんまり耳にひっかからないよね。
風景画の映像のときに使ったピアノ曲は、あれはさいしょにダーッと降ってきた10曲くらいのなかに合うようなのがなかったので、わりと直前になって急遽書いた。
ダンス曲のほうと似てて、よく間違えてこっちで踊ってしまったりしてた。
あんなに美しい風景には、もっといい曲があるはずだと思うのだけど・・・
いいのが降ってきたら足すかも。

●ナレーション、セリフなど

音源込みだったことや、セリフを同じ人がぜんぶしゃべってたこと、ノイズが入ってたことなどに批判が多かった。
これについては、こういう事情があったんだよ・・・と弁明したい気もちと、・・・あたしが思うことはやっぱりほかの人たちも思うんだなぁ、で、人が聴いていいと思わなかったらそれまでだよなぁ、と思う気もちと、複雑。
これについては、あまり詳しく書くと愚痴になるのでやめる。
今後の課題としてちょっと考える。

ひとつ言うとすれば、セリフをしゃべるのは、別にいいんだわ。
あたし以外はみんな、ふつうに覚えて喋れる人たちだし、あとはあたしが頑張ればすむ話だから。
けど、ナレーションとかBGMの頭出しを、誰がやるのよ? という問題。

●映像/機器関係

映像を取り入れたのが、今回最大の新しい要素。
背景にプロジェクタで絵を映すのは、もう旗揚げのときからずっとやりたかったことなので、大きく一歩可能性が開けた。
ただ、方法論を考えたり、編集作業とか、DVD作成とか、現場では思わぬトラブルが次々起こるし、ほんと大変だったけど。

コロフィンの絵をあらたに8枚ばかり、色塗るの大変だったな。前も書いたけど。
気合いを入れてかからないと終わらないと思って、1週間くらいの突貫工事で終わらせた。
線画だけならまだいいんだけど、色を塗るのは昔から、めんどくさくてあまり好きじゃない。
塗り絵って信じられない。
自分の絵さえ、色塗るのめんどくさいのに、なんで他人の絵に色塗んなきゃいけないのって思うよ。

編集に使ったのは、ビデオスタジオvol3。
多機能だけどなかなかクセが強くてやっかい。マニュアルがものすごく長くて、やりたいことのやり方を見つけ出すのが大変。

よく使った機能は、フィルタでズーム&パン。
最終的にどの部分へ、どのくらいの大きさでどれくらいの時間をかけてズームするか、カスタムできるのね。
ところが、それをやると指定してないのに勝手に左右にパンもしてしまって、パン機能のチェックを外すと、カスタムした内容もゼロにされてしまう。
あれ、ひどいよな。
とりあえず勝手にパンされるのには納得できなかったので、部分指定のカスタムはあきらめた。
そうすると自動的に、まっすぐど真ん中へズームしていくことになる。

あと納得できなかったのが、縦長の画像をズームしていくと、表示できる横幅もだんだん広くなっていってしかるべきだと思うのに、ならないんだわ。
表示される横幅は同じままで、ただその狭いなかでズームされていくだけなの。
そこで、フォトショで画像の上下を切り落として3分の2バージョン、3分の1バージョンなど別につくって、グラデーションで表示して、横幅がだんだん広くなっていくように見えるように工夫した。
自然につながって見えるように、各クリップのズームぐあいも調節して。
縦長の画像はいくつかあったので、ずいぶん手間がかかった。

そうそう、そしてそれをやってるとき、急にJpeg画像をビデオスタジオに読みこめないという怪奇現象が発生。
論理的にそんなわけないんだが、そういうことがたまに起こる。
治ったあとも、何でそれが治ったのか、何が原因で起きたのか分からないのだ。

映像が入らない、音だけのところは、音だけのファイルでよかろうと思ってたのだけど、音だけのファイルをDVDに入れるということはできないらしくて、結局ぜんぶ映像ファイルにした。
とりあえず画面クリップを入れないと映像ファイルにならなくて、でもうしろで音クリップがはみ出るのはいいらしい。
そこで、ほんとに音だけのファイルは最初の1秒くらいカラーパレットの黒をクリップで入れて。
ファイルのうしろのほうで画像が出てくるという場合はそこまでの音だけの部分、真っ黒い画面をえんえん入れて作成。
音源編集でいうとサイレンスを入れるべきところに、映像編集では黒画面クリップを入れてる感じね。
映像ファイルにするとムダにサイズがでかくなる。

ブラックイン/アウトするにはどうしたらいいのかという研究も。
直接そういう機能はなくて、トランジションのクロスフェードを応用して、黒画面クリップと使う画像クリップとでクロスフェードさせてつくる。

そんなふうにして、もともと7つの音ファイルから成ってた音源に画像を加え、7つのプロジェクトファイルを作成。
で、これをじっさいどうやってスクリーンに映すかという方法論。
さいしょいつものようにwmvに、今回はハイビジョンのサイズでレンダーしてみた。
ところが、できない。
何度やっても、「失敗しました、すいません」みたいな表示が出て、ビデオスタジオ自体が閉じてしまう。
そこで、現場に行ってホールの担当の人に相談した。
そしたら、DVDにまとめて、DVDプレイヤをプロジェクタにつなげてやるのがいちばんよかろうという結論に。

それまでは基本、プロジェクトファイルからwmvにしてたんだけど、自分のパソコンでwmpで再生しようとしても、なぜだか画面が固まってしまって、再生できないのだ。
デスクトップにいろいろアイコン出し過ぎというのもあるらしいけど。
いずれにせよ、パソコンはなにかとunreliableすぎるので本番には使いません。
それにしても、形式はwmvでいいのかしら・・・以前にwmvでDVDをつくったら、気の遠くなるほど時間かかった記憶があるのだけど。
そう相談したら、ソフトで<DVD作成>メニューを開いて、出てくる形式でやってみたら? と。
それがNTSC? とかなんかそんな名前の形式で。結局mpegになる。
うち帰ってやってみたら、wmvにするより、レンダリングにはるかに時間がかからなかった。
今までの苦労はなんだったんだ? という感じでちょっと拍子抜け。

ところが、それからじっさいDVDにするまでが大変なことになった。
ビデオスタジオvol3でDVDをつくろうとすると<ビデオライター2010>というのが立ち上がるのだが、これがムジナのように正体不明で、さっぱり分からん。
あちこちクリックしてみても、ダブルクリックしてみても、全く何も開かん。歯が立たん。

困って人に訊いてみると、・・・あー、あれはみんな苦労するんですよ。と。
12だと分かりやすかったんだけど。4になるとまたそれに戻ったんだけどね。
・・・んなこと言われても。

12が入っていたので開けてみたら、体験版でもう使えなかった。あんまり覚えないんだけど。
結局、4の体験版をダウンロードして使うことに。
それが何だかんだといろいろごちゃごちゃあって、600MBもある。
で、何だかんだと時間がかかる。
もういいよーと思っても、次から次へと色々実行したり構成したりいつまでもやってる。
あげくの果ては、体験版なのに個人情報を書かされた。
で、すでにアカウントをお持ちです。パスワードを入れてください。
・・・んなの覚えていません。
ではこちらのURLからリセットしてください。

DVD1枚つくるのに、えーっ?! ほんとにここまでめんどくさいんですか。
なんかヒマラヤの山ひとつ超えるほうが楽そうな気がしてきた。

やっとインストールが終わってやってみると、たしかにこれなら分かりやすい。
30分のコンテンツ、DVDに焼くのに10分くらい。時間もリーズナブルだ。
けど、焼き終えたあと「プロジェクトを保存しています」というのの、水色のタスクバーがえんえん出て、いつまでも閉じることも、パソコンを終了することすらできず、やっかい至極。
あげく、保存されたプロジェクトファイルというのをあとで見てみたら、コンテンツのさいしょの1秒くらいが入っただけの、何の意味もないファイルだった。
・・・何だこりゃ。

できあがったDVDを見てみる。
<メニューを作成>というところのチェックを外しておかなかったら、勝手にできあいの目次ページができていて、なんかジャズの音楽まで入ってる。
メニューってそういうことだったのか! じゃあ、あっちゃだめだ。
で、次に焼いたバージョンからはメニューを外した。
そしたら、それはそれで問題が。
7ファイルの各区切れ目を、チャプターとして認識してくれないらしくて、頭出しできないのだ。
途中に行きたい場合は、いちいちさいしょから、ファイル1のさいごまで32倍速で再生して、そのあとファイル2にいくとまた元の早さに戻るから、また32倍速にして・・・というふうにしないといけない。
それに加えて、さいしょとさいごで止まっていてくれなくて、再生するといきなり始まってしまうし、さいごまで行くと自動的にさいしょに戻ってまた始まってしまう。

この現象は、ホールのDVDプレイヤでも変わらなかった。
そこで、さいしょは、再生して次の瞬間に一時停止した状態にしておいて始め、さいごは岡田さんに頼んでおいて、おわったタイミングでまた一時停止してもらうことに。

ほかにも、さいしょなぜか画像がモノクロで出たり、ファイル1がリピートされてしまったり、原因不明のやっかいな現象が。
でも、いちばんあっちゃーと思ったのは。
一時停止して5分すると<パイオニア>という文字が出てしまうので、みんなで注意して5分たつ前にまた一時停止し直していたはずなんだけど、あとで本番の舞台の映像を見たらしっかりスクリーンに<パイオニア>の文字が。
あれは何でだったんかなー。いまだにナゾだ。

逆に思いがけないいいこともあって、それは、映像が出るところと出ないところの切り替えをやらなくてすんだこと。
映像が出ないところでは、人が舞台に立つとプロジェクタの光を浴びてしまうから、タイミングをはかってリモコンでミュートしたりまた復活させたり、をしなくてはいけないと思って、踊りながらリモコン操作する練習とかしてた。
けれど、映像が出ないところの黒画面では光があまり出ないし、リモコンでミュートしてもそれが反映されるのに10秒くらいかかって、しかも目で見て分かりにくいのだ。
そのことがリハのときはじめて分かって、かなり慌てた。
で、これはちょっと危ないなと思って、もういっさいミュートなしで行くことにした。
おかげですいぶん手間が省けて、しかも危ない橋を渡らずにすんだ。
ほんとにこういうもろもろのことって、現場に立ってみないと分からない。

とにかくよく分かったのは、こういう機器を使うとぐっと可能性が広がる半面、実にバラエティ豊かなさまざまなごたごたが持ち上がるもんだということ。
それを覚悟のうえで使わないと。

絵を映像として、スライドショー形式で見せるのは全然ありだと思う。
こういうかたちの一種の個展というふうに考えてもいい。
前にテレビで、ジョン・エヴァレット・ミレーの<オフィーリア>をじっくりズームして見せてくれたことがあって、感動した。

でも、今回のコロフィンは写真を撮ってなかったから絵になっただけで、もともとがほんとに美しいところだから写真があれば写真でも全然OK。
それより、できれば現地で映像を撮って使いたい。
というのは、アイルランドのとくに空は、その動きに、流動性に魂がある。
瞬間を切り取るより、あのダイナミックな雲の動きを、虹のきらめきをそのままスクリーンに流したい。

あと、今後の課題として、湖底の緑色のシーンでは、色だけじゃなくて水のゆらゆら揺れる感じや、泡や水草の感じを表現したい。
晴れた日にプールの表面に反射して見えるような、揺れ動く光の模様を。
それは、映像で表現したほうがいいのか、それとも照明で表現したほうがいいのか、そこは研究してかなきゃ。

ただね、映像に重きをおくほど、ライヴの要素、生の演技の比重が少なくなって、これは課題。
両方の要素が自然に調和して、豊かに増幅するような舞台をつくりたいんだけどね。
(つづく)
  

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅰ

忘れないうちに・・・
いつものように、おもに個人的なメモ

しかしまぁ、舞台ってものは
何てありとあらゆる色んなことを考えなきゃならないもんだろう
自ら始めたことではあるけど・・・

ものすごくたくさんのこまかいことを同時に、色んな多角的な観点から考えないと
ふつうに生きてたら考えないでいってしまうようなさまざまな問題に取り組んで、
解決策を見つけていかないといけないし

●備品リスト

・ミーズ/人魚
 冠、ドレス、ギター、音叉
 水草冠、白キャミ、スパンコールスカート、ラメショール、銀ネックレス&ブレス
 化粧品類 つけ睫毛、グロスなど

・ロンデナント
 銀冠、額飾り、エメラルドトップス、銀ネックレス、スパッツ、青のキラキラトップスなど

・王様
 冠、ガウン、紫衣、金ベルト、かつら、茶色ひげ

・旅人
 帽子、帽子に巻くスカーフ、白髪かつら、灰色衣、マント、マントとめ具、杖

・召使
 オレンジかつら、黒ベスト、クリーム色トップス、青系タイツなど

・メイド
 メイドヘアアクセ、緑スカート、エプロンなど

・魚(共通)
 魚仮面、水色布など

・道具類
 テーブルクロス(ワインレッド布)、銀器、玉座にかける金色布、バルコニー、芯に入れるプラスチック棒×4、バルコニー台にかける白布、上映用DVD

・その他
 ビデオ、三脚、カメラ、いちおうPC、いちおう音源、マーキングテープ、
 透明ガムテープ、はさみ、マジック類、ゴムひも、安全ピン、裁縫道具、接着剤など
 +いちおう脚本!

う~ん。<石垣>より全然少ないぞ!

●衣裳、メイクなど

ロンデナント、自分でいろいろ工夫して素敵に仕上げてくださった
もともと背が高くてとってもかっこいい人なのです
これはこの役にと思っていたエメラルドグリーンのフリフリのトップスが、ばっちり似合ってて
冠もたしかに金より銀のほうがいい感じかも
舞台化粧も研究されたそう

王様の衣裳、大方は私が苦労してつくりましたが
もういいかと諦めてた茶色のつけひげを、当日になって本人がつくって持ってきてくれました 魚で使うきらきらの布とかも用意してくれてたし
なんか・・・いちばん気合が入るのは本番一週間前とかなのかな

旅人、ばっちりはまってたけどいまいち変わり映えがしなかったかも
ハロウィンの黒帽子に差し色のスカーフはなかなかいい感じ

従者、メイド嬢などはご本人の手持ち衣装やリサイクルショップで購入したものなど
役が控え目だから地味になどといわず、みんなでじゃんじゃん目立ちましょう
というのが私のポリシーです
舞台なんですから、やっぱり見て楽しくないとね

魚の仮面みんなの分、あとみんなで揃えた水色の布は、メイド嬢の作品
かっこよくて、とっても素敵です
あと、ご本人の魚の衣裳もきらきらを一面にちりばめたお手製!
肘につけたひれや、うしろで結んだ銀色のリボンも素敵でした
アンケートで、衣裳がよかったって書いてくれた人がたくさんいらした

あれこれ考えることがいっぱいありすぎて
自分の衣裳だとか冠関係はいつもいちばんさいごになる

王女のシーンで使った淡いピンクのドレスは、ふつうに私服だった
安物なのだけど、色合いやデザインがなかなかよくて
けっこう気に入ってて、パーティーのときに着てたりしたんだけど、都内とかでないとなんか浮いててあまり着る機会がなく
やっぱり舞台で使うくらいでちょうどいいのかも

それに、買い足したもう一段明るめのピンクの布を袖にしてプラス
ほんとはちゃんと縫いつけるつもりだったのだけど、その場しのぎに安全ピンでとめつけておいたら、なんかけっこういい感じだったのでそのまま
手をかけない方がむしろいい、の例

宝石つきのおもちゃの金の冠は、団員さんが見つけて買ってきてくれてたもの
さいしょはロンデナントに使おうと思ってたのだけど、ロンデナントは銀の冠でやるというので、使わせていただくことに
はじめ黒いゴムひもをつけたのだけど、あまり目立つので金色のゴムひもを探した
冠にあう首飾りを、と探して、クリスマスの飾りのオーナメントチェーンを

人魚のシーンで着たマーメイドスカートは、去年のハロウィンの総スパンコール
そのときは次にこの作品をやること決めてなかったんだけど、ちょうどよかった
ただ、ジッパーがついてなくてすごく穿きづらくて、こりゃ早着替えはムリだなと思ったので、自分でうしろのとこハサミで切って、ジッパーを買ってきて縫いつけた
トップスは、いろいろ考えたけど結局無難な白レースキャミ

さいしょ、<エニス>のエルダで使った緑色のかつらを使おうと思ってたのだけど、
つけてみたら私にはどうも似合わないし、自分の髪のほうがかつらよりずっと長くて、
「・・・千年たってむしろ短くなってるっていうのはやっぱ変だよな」と思って却下
代わりに何か緑色の飾りを頭につけることに
いろいろ考えたけど、目下初演では、パトリックフェスで使うかも、と思って買っておいた百均のキラキラのクローバーの飾りを2本ばかり
これも針金で台をつくって巻きつけ、やはりゴムひもで固定
ステージ中にかぶり物がとれると悲劇なので、ゴムの位置や頭につける角度なんかには気を遣う

それに、やはり<エニス>のエルダで使うつもりで買っておいたラメ入りの青緑系のショール、指通す輪を縫いつけて使用
色バランス的にちょうどよかった

首と手首につけた銀の飾りは、アルミの食品用パックを切ってゴムひもを通したもの
いろいろ身につけるものが増えて、早着替えけっこう忙しくなった
これでも、自分の衣裳関係には手がかからなかったほう
ベースに市販品を使ったから

はじめてつけ睫毛をつけてみた
何年も前からつけてみたいなとは思ってて
1年くらい前から買ってあったのだけどいつもそこまで手が回らなくて
うーん 思ったほど印象変わらないな
マジックで目尻を書き足すくらいでちょうどいいな
しかも外すとき痛い ハンドクリームとか塗ってから外すとよいそう

青系のグリッターを探したけど見つからなかったので
代わりにマニキュアにまぜるラメをアイホールに塗ってみた
このへんも今後の課題
ほんとはもっと派手にね、顔に水草の絵とか描いてみたかったのだけれど
前半はまだ人魚になってないしそういうわけにもいかず

でもフェイスペインティングとかそういうより派手な演出、今後やっていきたい

●道具類

・銀器 
ロンデナントのおうちにあったもの(骨董級の引き出物)に加え、紙皿や杯にせっせとアルミホイルを巻いて作成。杯はちいさなどんぶりみたいなのに紙コップを逆さにして接着剤でつけた。
変な形してるのでホイル巻きづらく、5個めくらいでやっとコツがつかめた。
まー、だいたいそんなものだよね。

・バルコニー
さいしょはロケして、バルコニー使う場面だけ実写でいこうかなと思ってた。
撮影によさそうなバルコニーも見つけてたのだけど、諸事情により、つくってしまうことに。
<石垣>のとき、プラダンで道具類をたくさんつくったのだけど、その流れのなごりか。
いかにむだなく最大限に使うかっていう研究はだいぶ進み、切り取り方を工夫してほとんどロスなし。
プラダンの曲がる性質を利用してまるいカーヴをつけた。
いかにきれいなカーヴを出して、かつ自力で立っててもらうかっていうのが課題だったのだけど、上と下に白いゴム紐をぐるぐる巻きつけて、そこにカーヴをつけた細いプラスチック棒を通すやり方を開発。これでステーブルに使えるようになった。
車に積むときに、いちいちプラスチック棒を引き抜いたりまた通したりしなきゃいけないのがめんどくさいけど。

・宝石
王様の冠につけたもの+冒頭の映像で使ったものはラインストーンをまとめ買い。
映像で使ったほうは、もともとあの形のが無色、濃いピンク、薄い紫のしかなくて、あとは色んな色のマジックを買ってきて塗って、虹の七色を再現した。
ピンクは、上から青を塗ると紫になるし、黄色を塗るとオレンジになるし、けっこう使えた。
薄紫も上からいろいろ塗るといろんな調子が出てよし。
マジックは、2色くらい重ねるとニュアンスが出ていいのだけど、重ねたほうに下の色がついてしまって。
こうして作成した色んな色の宝石を、黒いベルベットの上に散りばめて撮影。
じっさいスクリーンに映してみるとベルベットの感じはほとんど出なくて、宝石が黒い宇宙に散らばっているみたいな感じになったが、まあよし。
ほんとは手持ちのアクセサリーで使えそうなやつをピックアップして映像に加えようと思ってたのだけど、選んでるひまがなかった。

・その他
布というのはただかぶせるだけでイメージをつくれて便利。
金色っぽい光沢のあるシルクを、椅子にかけて玉座に、など。
ただ、端をかがらないと洗濯したときほどけちゃうのでね。
こういうのはだいたい、初演のあとやることになる。
頭で考えてると簡単なのだけど、けっこう時間食う・・・
でもこれ終わらせないとミシンがしまえないんだ・・・ (つづく)
  

2011年12月15日

直前トラブル

いやはや、昨日の晩から、大変でした。
今日の仕事で使う音源を、PCから別メディアに落とさなければならなかったのですけど、いきなり何も聞こえないというトラブルが。
PCのほうの問題なんですわ。
OSの音量設定も、ソフトのほうの音量設定も、ついでにコントロールパネルのオーディオ&サウンドの設定もぜんぶ最大にしてあるのに、何をどうやってもなんにも聞こえない。

ごくごくたまーに、2年に一回くらい、こういうことが起こりまして、そういうときってわりと、DVDを見るソフトの問題だったりすることが多い。
いまのところ、たいてい青い初期画面が出るホームDVDとかいうやつなんだけど。
身に覚えがないのに、DVDソフトが勝手に音量ゼロになっていて、これを開いてひっぱり上げると治るとか。

たしかにこないだDVDつくったので、今回もそれかなぁと思ってDVD見るソフトを開いてみたが、音量最大になってる。
とりあえず使ってる音系のソフト、WMPだとかいろいろ開いて、片っぱしから音量を確認するが、ぜんぶ最大になってる。

・・・諦めよ。
別のPCを開く。VISTA。
・・・やっぱり、ぜんぜんだめだ。
ネットつながるの待ってたら朝になっちゃう。
あした仕事場のPCでやるか。・・・

朝になってから、そういえば! とはたと気づく。
ビデオスタジオ? それこそ、ぜんぜん音量いじった覚えないんだけど・・・
開くのに時間がかかってめんどくさいのだけど、まだちょっと時間があるぞ!
と開いて見たら、案の定!
おまえかっ!!!
もーう!!! こんなときに勝手なことするなっ!!!

ひっぱりあげる。
もう一回、落とそうとしてた音源へ。
・・・聞こえない。
だめだ・・・

もっかいホームDVDを開いてみる。
公演用にこないだつくったDVD。
・・・聞こえない。
ふざけるのもいいかげんに・・・

ああっ、もう諦めよ。
さいごに音量アップボタンを、最大になってるところにさらにもっかいたたいたら、
・・・急に復活!!!

んー。
これって終わりよければすべてよしとか、そういう問題じゃないぞ。
公演直前にこんなことになったら!!! ぞっとする。

まぁ、こんなこともあってもともとPCはかくもunreliableなことが分かってるので、どっちみちPCを公演で使う予定はない。
できあがったDVDをDVDプレイヤーで使う。
にしても、万が一プレイヤーがDVDを読めなかったとかいう非常事態が発生したときのために、予備手段としてPCもいちおう持ってくつもりなので。

というか、とにかく困るだろ聞こえなかったら。
DVDの音源編集もできないし。

何でこういう問題が持ち上がるのかさっぱりわからんが、
とにかくありったけ、あらゆるソフトを開いては音量をひっぱり上げつづけるしか手はないらしい。

こんなふうに、ああっ、もう諦めよ! ってなったときに、実はあと一歩のところまで来てたっていうこともあるものだけど、だからといってほかのすべてのこともこんなふうにやみくもに頑張りつづければいいかっていうと、それも違う気もするな。
適当なところで見切りをつけるのも必要だと思う。
これはまた別の話になるけど・・・。

  

2011年12月12日

大詰め

   

先週末現地会場へ行って、担当の方に照明など色んな打ち合わせをしました。
今回はあらたな試みとして映像を使うので、具体的にどうやって流すかとか、舞台アクションとの切り替えはどうするのかとか、がいちばん気になっていたところですが、けっこう見えてきて、よかった。
前にお世話になった別の方もそうでしたが、いちいちご親切にスクリーン降ろしてくださったり、ホリゾントやスポットをじっさいに組んでくださったり、映像を流すのも当日と同じようにやってくださり、たいへん助かりました。

土曜は朝から稽古。この日は全員揃いました。
なんとかまあまあかたちになってきたか。
午後から、それまで映像制作ソフトのプロジェクトファイルの状態だったものを、DVDにまとめる作業。
ここがいちばんの関所で、なんだかんだと大変なことに。
あまりにも大変だったので、いろいろ書くのはあとにします。
とにかく、DVDにするまで寝ない! と根性で切り抜けた。

日曜、午前中はようやく自分の衣裳関係にとりかかり、いろいろこまかい作業をやって、午後から稽古。
おもにダンスの集中練習と、こまかい動きの詰め。
大型新人の魚嬢に照明のおおかたをお任せすることに。
ものすごく忙しくなってしまって申し訳ないが、ほんと感謝です。
魚ダンスで使う光沢のある水色の布も用意してくださり、いい感じの舞台にまとまりそう。

夜はひとりでスタジオ入りしてダンス練。
あれやこれやで忙しくて、体をつくってるひまがほとんどありません。
いちおうの振り付けは考えてあったんですが、じっさいの衣裳をつけてやってみると全然別の動きのほうが自然なことが分かったり。
やっぱり振り付けは頭で考えてるとだめだ。
じっさい踊りながら出てくるものに沿ってつくらないと。

あぁ。とにかく眠いです。
というわけで、今日はこれにて。
  

2011年12月09日

湖底の都 当日用パンフ




17日公演用。ワードでつくったもの。
けっこう苦労したしそのかいあってなかなかいいのができたと思うので、ここにてちょっとご紹介。
みんななかなかきまってるでしょ?

自分の写真がいちばんいいかげんで、稽古のときのスナップ。
自分の写真撮ってもらうの忘れて、もう時間もないし!
頭に冠のっけただけで、実はジャージ着てたのは内緒。

準備作業も大詰めを迎え、いつもながらあれもこれもやることいっぱいで死にそう。
今回は映像も使う予定なのでそのセッティングも。

無事成功するかどうかはやっぱり当日になってみないと分からなさそう。
でも、いままでやってきて成功するのが分かってることやっててもしょうがないし。
本日はこれから現地会場にて打ち合わせ。
  

2011年12月07日

ひきつづき準備進行中

   

先週末は、宮殿のバルコニーを制作したり、映像をつくったり、魚の衣裳を考えたり、みんなで踊ったり、いろいろ。
みんなの都合がなかなか合わず、土曜に私と王子と旅の賢者で稽古をやり、日曜にはあと王様とメイド嬢が参加。
そのあと地元新聞さんの取材、その他もろもろ。
あぁ、自分の衣裳がまだ全然できてないや・・・
やるべきことがいろいろありすぎて何がなんだかよく分からなくなってきた・・・
まぁ、初演の前は毎回こんなもんです。
  

2011年11月28日

準備進行中!

  

土曜は公演パンフに載せる役者さんの写真とり。
銀の王冠とエメラルドの衣装をつけた王子様、ほんとにかっこよく、見とれてしまいました。
この日はおもにダンスの詰め。
私は音源編集作業で徹夜明け、腫れぼったい顔してます。

うちの劇団ではいまのところ、セリフ、ナレーション、BGM、ダンスや歌の曲などをぜんぶひとつの音源にまとめてしまってそれを流しながら公演するという方式でやってます。
脚本はもちろんオリジナルだし、音楽もぜんぶ作曲するところから始めるので大変。

曲のレコーディングや編集は時間がかかるの分かってるのでもう夏くらいから取り掛かって秋には完成。
でも、脚本を推敲してさらにさらに短く詰める作業、それから朗読を別の団員さんにお願いしてるので練習してもらって吹き込み、編集して曲と合わせ、ひとつにまとめあげるというこの作業がいつも、公演までの時間との戦い。

そんなわけで、土曜、新作音源やっと完成。
諸事情により、自分史上最短編集、3日間の突貫工事。
人間、やればできるもんだ・・・ 死にそうになったけど・・・

土曜の稽古でみんなに渡すという目標は達しましたがその日帰ってベッドに倒れこみ、翌朝まで15時間眠りつづけました。

翌日曜は団員さんのひとりと、地元老舗の劇団<創造市場>さんの秋公演<お気に召すまま>を見に。
役者の方たちの演技ももちろん、衣装、BGM、転換の工夫やライティングなど、いろんな点で勉強になりました。
http://www.asahi-net.or.jp/~bg4r-gtu/

それからまた別の団員さんの親戚の方のやってらっしゃる写真展へ。こちらもとっても素敵でした。
http://blg.pm5.jp/

さーて、ひと山越えましたがまだまだやることはいっぱい。
気を取り直していくぞ!!
  

2011年11月28日

湖底の都フライヤ フォトショ格闘記

個人的備忘

去年<石垣>のフライヤつくったときあれこれ切り抜いたり大きさ変えたり張りつけたり
完成しただけで死ぬほど疲れ果てて備忘を残さなかったら
今ではもういちどやろうと思ってもできません
そんなこともあったのでちょっと書いとく
あー

11/17 原画をスキャンしてネットにアップ
画像のトリムが・・・端のところぎりぎりで切り落としたいんですが縦長の画像をあのちっちゃなところで選択するのちょっときついな

フォトショの文字入れキライ
今回も、めんどくさいことになりそうだわー という暗い予感におののきつつ果敢に向かっていったものの、・・・やっぱりめんどくさいことになった

<石垣>のときもそうだったけど
行ごとにフォントの大きさを変えると、なんだか理由もなく行間がものすごく空いてしまい
調整するやり方が分からなくてイライラする
だいたいそれがイヤでいつも手書きで文字入れてたんだ

文字を金色にしたく、そんなやり方があったなぁと思って昔買ったフォトショの解説書をひっぱり出してきてフィルタ機能研究
ところがなんだかいきなりフィルタ機能のメニューがぜんぶアクティヴじゃなくなってて手も足も出ません
んなわけでいったん挫折

11/18 ひとりでスタジオ入りしてダンスの振付作成

11/19 団員さんと衣装道具関係見て回る
夜いっぱいかかって金文字入れ

11/20 朝、フライヤをウェブ発注 午後、稽古

今の時点での結論
行間のはばを調節するには
文字を選択して<編集>でラスタライズ→
長方形ツールでカット&ペースト→
移動ツールで移動
(そのたびに新しくレイヤーができるので注意)

ついでに、ラスタライズしてしまったあとで文字の大きさを変えるには
長方形ツールで選択→
<編集>の<変形>で<拡大・縮小>
(タテヨコ比固定じゃないので神経を使う)

文字にフィルタかけるには
単に文字のレイヤーがアクティヴになった状態でやる
文字を選択したり、単にカーソルが点滅してる状態でもダメ
わかりにくー

フィルタ機能指示→ラスタライズ警告→OKではじめてできる

今回のデータ
フォントHGP明朝E サイズはいろいろ
はじめに入れた緑がたしかイエローグリーン純色
金文字をつくったのが背景レッドオレンジ<より暗い>にイエローオレンジの純色
使ったフィルタ効果
アーティスティック→カットアウト
変形→波紋
ブラシストローク→はね
描画→照明効果

パレットの色見本のなんだか分からない並べ方なんとかして
色の名前もわかりにくー しかも見た目とのギャップ

パレットの色が一個なくなってしまった件
さいしょ背景に使おうと思ってた暗めのオレンジ
LEではAlterを押しながらクリックで背景選択だったらしいのだが
7.0の私のでそれやったらなんだか恐ろしげなハサミマークが出てきて
でもまさかと思ってそのまま執行したら切り取られてしまった
いろいろやったけど復活せず 失われたまま
背景選択だったショートカット機能を、アップデートバージョンで切り取り機能にしてしまうのってどうよ

それから
文字を選択しようと思ってそのうえでうっかりクリックしたりドラッグしたりすると
知らないあいだに勝手に別のレイヤーができて、知らないあいだにそのレイヤーで作業していることになってることがあります
やってることがやってるつもりのレイヤーに反映されず
ガラス越しに吠える犬みたいな情けないことになってる
これってワンクリック詐欺そのものだよなー
まったく変な機能つけるなよなー

とりあえずこれで金文字入りのフライヤができあがって
それから印刷業者にウェブ入稿  自分でやるの初挑戦

ワードに貼りつけて送るらしいのでやってみる
ふつうはテキストボックスから挿入かなー
ところがそれだと紙いっぱいにめいっぱい選択できません
そこでファイルの挿入にすると こんどは余白設定の中にしか入らない
上下左右ぜんぶゼロ設定にしてやり直し
それでもなぜか上に1ミリくらい空いてしまい
矢印でひっぱりあげようとすると うにょっと伸びてしまう
微妙に画像ファイルそのものとタテヨコ比が合ってなかったのかも

そんなわけでいちおうワードファイルつくったけど
なんかいまいち仕上がりが気持ち悪い

結局Jpegとファイルの大きさ変わんなかったし
やってみたらふつーにJpegで送れたのでよし

朝の9時には入稿が完了して ふーっ
けっこうスムーズにいったな

と思ってたらその翌朝
Jpegだから作業にかかれません
ワードにして送りなおして
と業者からメールが

・・・そう来たかー
一度ですむなんて珍しいなと思ってたけど・・・

だったらきのう送ろうとした時点で受け付けるなよっ
こっちは分からないじゃないかっ

しかも翌朝8時48分に送ってくるなー
そんな時間に家のパソコンに向かってるわけないだろっ

そんなわけでいまだに入稿できてません
世の中一筋縄ではいかないもんだ

フォトショの問題
これをやりたいんだけどやり方が分からない→
手探りであれこれ探す→
お手上げで画面とにらめっこ→
力尽きて諦める→
フォトショがキライになる→
しばらくほっとく
結局やりたいことはできないまま・・・ 
これをどう乗り越えていくか

家庭用プリンタの問題
あたしゃもう家のプリンタでフライヤ刷るのイヤです
とにかくのろい
「準備してます」ってあんたいつまで準備中なのよ
純正じゃないインクだと少しはコスト抑えられますが
やっぱりなくなるたびに買ってこなきゃいけないし
詰め替え作業めんどくさいし
信じがたくのろいくせにインクの減り具合見てないと変なの平気でどんどん出してくるし
勘弁してよってタイミングでインク無くなるし
紙詰まりを起こしたりするとひっくり返して引っこ抜いたりしなくちゃいけません

かといって業者も業者で・・・
翌月曜 やっと受け付けてくれて 次の日曜には着いた けど・・・

んー 思うんですけどね・・・
こういう記事って一般には公開しないほうがいいのかもな
自分の覚書にはまとめておいたほうがいいと思うのだけど
そして、同じようなことやろうとしてる人がいたら、参考にはなると思うのだけど
ふつうの人が読んでもちっとも楽しくなくて、うんざりするだけかもしれん
  

2011年11月20日

稽古風景20Nov2011

   

けっこう大枠ができてきました♪
って、できてないと困るし(焦)

<写真> (上左から順に)王さま 王子様 旅の賢者 でもって、王様と私♪
  

2011年11月20日

王様のガウン

  

ガウンは先々週の力作。
日曜に生地を買ってきて、週日いっぱい、ずーっとこれにかかりきり。
もてる時間はすべて注ぎこみ、とにかく土曜の稽古のときにもっていくのだ!
という一念で、仕上がったのは金曜の夜中の3時くらい。

必要に迫られてミシン買ったけど、裁縫はやっぱり苦手。
こまかいところまでいちいちきっちり仕上げないといけないのでほんとに疲れる。
次々と突発的な困難がもちあがるし・・・
そのたびにまた気力を奮い起こして立ち向かっていかなくてはいけない
何度やっても下糸がごちゃごちゃになるなぁと困って説明書をひっくり返したら、
上糸調子が弱すぎだとか。

今回いちばん手こずったのは、そで口やすそに縫いつけるふわふわの飾り布。
その生地を部屋で裁断したら、ふわふわの繊維が舞い上がって部屋中のあらゆるものに薄雪が積もったような状態になり、大変なことに。
マスクをつけて作業してても喉の奥がいがらっぽく
これでは日常生活が成り立たん!
というのでむきになって2日間くらいでその工程を終わらせ、
そのあと実質部屋中の大掃除。
いやー参った!
ぬいぐるみつくってる工場の人たちとかほんと大変だなー

その次の週は王冠。
このタイプはそれまでつくったことがなかったので試行錯誤
金色のシートはインテリア用でけっこう固い地、きれいにカーヴに沿ってくれなくて
でも失敗してるひま、もうないし

全体のかたちができあがってから宝石をね、
接着剤でくっつけたんですが
つるつるの面なのでつけたあと立てとくと微妙にずり落ちて行きそうで
しばらく水平の状態で置いとかなければならず
だからいちどに1個か2個しかつけられなかったり
もーう 効率悪いな

なんだかなー
こういう道具製作はできればもうちょっと楽しくやりたいんだけどな
どうも、いつもやるべきことが多すぎて
いつも切羽詰まってて
追い込まれて仕事を片づけるみたいにやってるのが残念だ

でもね
団員さんがペイントしてくれた素敵な仮面
送ってきてくれた写真見て一挙に元気出ました
さて もうちょっとがんばろー
  

2011年11月03日

制作メモ Oct2011 その6

24Oct2011

結局脚本のかたちに書き直してる
どっちみち演出を考えないといけないし
やっぱり散文と舞台は根本的に違うわ どうあがいてみても
結局毎回じたばたもがいて 話の骨組みとその表現の仕方とを
表からも裏にもぐりこんで裏側からも 何度も眺めて うんうん唸って
手探りで少しずつ ふさわしい舞台表現のやり方を見出してゆく

結局やっぱり生き直さないと
物語の魂の奥底深くまで降りていってとらえ直さないと
オグウェンのシリーズみたいにその土地に滞在して書くのもよかったけど
その土地の情報が入ってこない場所にretreatして書くのもいい
ミーズはね ほんとは大して恐がってなかったはずなんだ
うまく描けないけど
すごく決然としてたはずなんだ とかね

いまのバリリーみたいに限られた人数で限られた舞台装置で
制限のなかであれこれ工夫してつくりあげていく舞台っていうのも
それはそれで発想の柔軟性を鍛えられていいんだけど
大がかりな舞台でやりたいことをみんな実現して
っていうのもいつかはやってみたいな
今回のも できることならマリア・カラスのオペラの舞台みたいな
もう頭の中にはすっかりできあがって 見えてる
今はまだやれないけどやりたいことも 草案を形に(スケッチとかに)しておいたほうがいいのかな
舞台のセットの理想ということも いつか時間をとって考えなきゃ

できることとやってることは ほぼ同じだけど
やりたいことはやれることと 同じじゃない
  

2011年11月03日

制作メモ Oct2011 その5

22Oct2011

スクリーンに出す予定のコロフィンの風景画に色つけ。
絵って 描きながら 書き方を教えてもらうものだな 絵そのものに
そういう濃淡のつけ方じゃ不自然だよ とか
線も色も両方濃いとぶつかりあってくどくなるよ とか
この木立に対しては こういう空の色じゃ変だよ とか
じっさいの自然界で光の当たり方がどんなふうになるものだか 思い出しながら描く
(色というのはつまり光の当たり方の具合だから)

気づくとおもてに出たとき 木の種類によってこずえの具合がどんなだか
いちいちじっと観察する癖がついて
まぁその前から木を観察するのは好きで
だからそもそも木立のある風景を好んで描くのだけど

リズムっていうのは自然から学ぶのだ
そこからしか学べない
梢が風にゆれるさまを見て
「文体っていうのはこういうもんだよ」って教えてもらう
それは昔から

作家によって文体が違うように
木の種類によって葉っぱの形や大きさ、色あい、質感が違って
それが梢の全体的な調子を決めている
そのときの光の射し方や天気や何やでもいちいち違って
でもそういう彼らが語りかけてくる言葉たちの微妙な違いを聴き分けられるようになっておいたほうがいい

木の葉と言葉って似てるなと思う
「言の葉」っていうの、偶然じゃない
木の葉の一枚一枚が言葉で
文体が梢で 一本の木は一冊の本だ
木立になるとシリーズものに
森ともなるとプルーストのような壮大な叙事詩になる
ひとつの森の中を歩くのは ひとつの世紀を走り抜けるのと同じこと

梢を見るときはそのひとつひとつの葉を
遠い木立を見るときはその一本一本の木を
ついでさらにそのひとつひとつの葉を
見るようにする
もちろんじっさいにそんなことはなかなか難しいから
半ばは心の目で見ることになるんだけど
何だってほんとに見るということは心で見るということなのだ

ときどき時間をつくって木を見るためにゆっくり歩くのはだから必要なこと
描くために必要なだけじゃなく
自分がちゃんとバランスのとれた全体を保つためにほんとに必要
そうしてはじめて普段の生活の色んな偏りがしかるべく正される
気も晴れるし
・・・いつもうっかり忘れがちなんだけど

それにしても木ってほんとに難しい
梢っていちばん難しい画題じゃないかな

グランマ・モーゼスがどんなふうに鋭く自然を観察してたかを思い出す
緑の色をどんなに愛していたかを
セラフィーヌの映画にもそんな場面があったっけ
村はずれの草の丘に登っていって 木々を吹き抜ける風に吹かれて
何ともいえない幸せそうな微笑みを浮かべている場面
あの場面を見たとき、これ監督したひと この画家の魂をつかんでるなって思った
アンリ・ルソーの23種類の緑
木々を描くっていうと思い出すのは
ほかにコローやピーター・ブリューゲル

そう 愛が必要 木を描くには、木への愛が
木を、空を、風を描くには
あのとき自分があの風景の中にいてどんな気もちだったか思い出すとともに
あのときのあの木々の 葉っぱの一枚一枚に自分がなって描かないと
ほんとに描くってことは 描く対象に、自分がなって描くってこと

絵が成功してるかどうかは そこにひとつの世界ができているかどうか
ちゃんと空気のかよったひとつの世界が
リアリズムである必要はない っていうか、むしろそうじゃない方がいい
だって一枚の絵を描き上げるということは ひとつの世界をあらたに創造するということだから
  

2011年11月03日

制作メモ Oct2011 その4

17Oct2011

努力という話のつづき。
我々はなべて、自分で自分の心を養ってゆかなくては。
たとえ肉体は衰えてゆこうとも、内なる人は日々あらたにされてゆくのです・・・というわけだ。
わがマイケル神父のように。

こうした先駆者たちをつねに思い見なさい・・・それはあなた方が疲れ果て、走ることをやめてしまったりしないためです。
そう、宗教が、信念が必要だ。
とても遠い道のりだけど、いつかは辿りつくのだという。辿りつけずにいる時代が長くなればなるほど、絶望するのはたやすいけれど
そのあいだずっと、倦まず準備しつづけなければいけない
ムダに走ってこなかったと 振り返って言えるように

だいぶ遅くなってからやっと認められた人たちっておしなべて
すでに全部積み上げてある あとはそれを世に出すだけ って感じだったな

先駆者たち。
ほんとにすごい人たちって分野そのものから切り拓く
全く新しくというわけではないにしても
何かしら新しいことをやる
そこに世間の光をあてて大きく押し広げる役割をする
もとからある器では収まりきらないんだな

フジコさんみたいにクラシック業界にあらたな風を吹き込むとか
ガガみたいに「音楽業界に血を流させる」とか
あるいはピンクレディーみたいに・・・
50代のアイドルユニットが存在しうるなんて今まで誰が考えただろう
それを実現してる
今まで誰もやらなかったことをやったすごさ
無関心とか偏見とか色んなものと戦って切り拓いてきたのだ
人のすごさというのは提示したいものが半分、
あと半分は諦めないで戦いつづける根性じゃないだろうか

  

2011年10月23日

先週の稽古風景など

   

次の公演 11月5日(土)3:00pm@JR牛久駅東口ロータリー
<石垣の花嫁 いにしえのアイルランドの物語> 観覧無料

おなじみの駅前イベントに一参加団体として参加させていただきます
おひまな方はぜひ♪

先週は夏に逆戻りして、死ぬほど暑くて参りました・・・
練習場所の公民館では、地域の輪投げ大会で大盛り上がり。
子どもからお年寄りまで楽しんでいて、楽しそう。
輪投げ大会でこんなに盛り上がるものなんだ・・・とびっくり。
この日は練習後お昼を交えて、次の作品の衣装やら演出やらについていろいろ話し合いました。
12月公演予定です。ほんとに、間に合わせなくては・・・ 焦))
下は衣裳デザインやら使用検討中の衣裳や小道具など

  
  

2011年10月20日

制作メモ Oct2011 その3

先週くらいのメモ。
努力ということについて考える

次の舞台で使う曲があと2曲くらい いまだに完成しなくて
焦りながら 疲れ果ててベッドに倒れこんでは起きてまた取りかかって
音入れと編集作業をずっとつづけて
もしかしたら使わないかもしれないもののために時間とエネルギーを注ぎつづけて

つづけていく中でやってみてはじめて分かることもそのたびにあって
重ねるトラックも入れてみてはじめて別のアレンジのほうがよいことがわかったり
やっぱり何事もバランスが大切で あまり凝ったアレンジにしてみたら、別のトラックと合わせたときにもっとシンプルなほうが生きるなってわかったり

時間とエネルギーを注いだだけ 最終的にいいものはできると思うんだけど
結局捨てたもののために費やしてきたものも大きいし
あちこち瑕疵はあるけどやっぱりこのトラックを使いたい となると
またあちこち少しずつ削ったり修復したり

なんか際限がない どこまでやるのかって話になってくる
しかもこれだけ仕上げればいいってわけじゃないし
あれこれいろいろやりすぎだってはわかってるけど

演奏もダンスも演技もなにも、一年の決まった時期にしか集中して取り組んでる余裕がないから
何年やってもあんまり進歩してない気もしてくるな

まずあたしががんばって全体の構成を仕上げないことには何も始まらないんだからしっかりしなきゃ って思うんだけど
愚痴ってるひまがあったらだまって努力しろって話なんだけど

「努力するってことは、並の努力をすることじゃない、ふつうの10倍くらいの努力をすることなんだ」
って こないだ職場の飲み会で聞いたコトバ
すごく印象的だった
紙に書いて洗面台の上に画鋲で留めてあるんだ

でも これまでの無名時代、ずっと考えつづけてきたのは
・・・どこからそのエネルギーを得るんだ?

努力して努力して努力して それでも手ごたえがなにもなかったときに
疲れ果ててあきらめてしまったりしないように

努力の仕方を考えて工夫したほうがいいような気がするな
どこでどれだけどんなふうに努力するか
っていうのもセンスであり才能であるんだろう
  

2011年10月20日

制作メモ Oct2011 その2

連休のあとのメモ

三連休、いかがお過ごしでしたか。
私は、11月公演のイベント会場を見に行くのと稽古のほかには、ただもうひたすら新作のための制作に打ち込んでおりました。
いつもの舞台音楽制作と、あと何枚かの絵に色付けを。

なんかもう最近、ひとさまのやってるイベントとか見に行ってる余裕がないですね。
紅茶やビスケットをありえない勢いで消費しながら作業をつづけ、時々疲れると元気づけてくれるような本を読み、
朝起きて気が向くとたまにひとりでカフェに出かけてごはんを食べて、ついでに公園を散歩して芝生に寝っ転がってぼうっとしたりしてた。
誰もいない芝生でも、さいしょに誰かが入っていって寝っ転がってると、そのうち色んな人が来てわいわいバドミントンとか始めるんです。
そういうのなんとなく聞いてるの気持ちいい。
屋外の風に頬をさらして、木のにおいを吸いながらぼうっとしてる時間ってたまには必要ですね。
忘れないようにしなくちゃと思います。

毎回、あたらしい舞台の制作にかかるたびに、なにかあたらしい試みをします。
華やかな舞台にしたい。
見に来てくれた人が楽しいと思える舞台にしたい。
初回作の<エニスの修道士>では背景幕をがんばってつくりました。
次作の<エインガスの砦>では早着替えをがんばりました。
第3作の<石垣の花嫁>では道具製作に凝って毎回の運搬に死にそうな思いをしています。

毎回、せいいっぱいやって疲れ果てて、次は何か別のことにしよう、と思います。
努力を惜しんではいけないと思うけど、何とか疲れ果てずに楽しくやれる方法を探っていきたいと思う。
<ファニーとアレクサンデル>を撮り終えたあとの監督みたいに、「もう長編映画は撮らない」とか言いたくない。できれば。
だからやり方はいろいろ考えつづける。

今回の舞台のコロフィンを描いたデッサンはたくさんあって、今回はできればこれらを使って一部、映像を取り入れた舞台にしたいのです。
実はこれはさいしょからやりたかったことで、いままで色々技術的な問題があってできなかったのだけど。

そんなわけで、モノクロのデッサンに何枚も色をつける作業を始めてる。
以前、<愛蘭土情景>という題で画集にまとめ、展示も何度かやったものの一部で、7年前から描きつづけているシリーズです。
デッサン自体は何十枚もあって、でも描くのはとくに苦労しなかった。
文筆作品のシリーズと同じで、ぜんぶ降りてきたというか、オートマティックに描かされている感じでしたね。
ただ、そのなかで色をつけたのは数えるほど。
一枚色をつけるのにものすごく時間と労力を食うので、正直あまりやりたくないんです。
疲れるし、めんどくさい。
自分の目で見たときの印象はいまも強烈に残ってるので、迷うことはそんなにないのですけど。
ものすごい手間がかかって手が疲れるのに、何を描いてもだいたい同じような作風で、苦労してもたいして新しいものが生み出されるわけでもない。
以前モノクロ画の個展をやったときも、「色塗れば?」とか言ってくださる人がけっこういたのだけど、考えただけでげっそりしちゃって、(画集をその場で売っていたので)「一冊買って、自分で塗れば?」とか思っちゃいました。

そんな感じでしたけど、今回、また気を取り直して、映像作品をつくるために色付けを始めてます。
いまの私のスタイルは、モノクロの原画をトナーコピーしてかなり濃いめに打ち出したものに、色鉛筆で少しずつ色を重ねてゆくというもの。
完成した絵をフライヤやポストカードにするとき、ブログに上げるときなどは、スキャンした画像をフォトショップで、自分が出したいと思う色合いや強さが出るまでいろいろ調整を重ねます。

色付けするのをなぜトナーコピーにこだわるかというと、原画はモノクロのままとっておきたいというのもあるし、トナーコピーで濃いめに打ち出すと昔の銅版画のような細かい粒子が浮き出てきて趣のある画風になること、それから、なんといってもあのトナーのラインが鉛筆にない強さ、鋭さがあっていい。
擦れないし、滲まないし。

ただ、ひとつ欠点は、それだとコピー用紙に色をつけるしかないんです。
それがちょっとね。
ほんとはやっぱり、スケッチブックみたいな硬い厚い紙に描いたほうがいいに決まってる。
絵具じゃなくて色鉛筆っていうのもそれが理由。
コピー用紙に絵具で描いたらビロビロで目も当てられなくなりますからね。
色鉛筆のほうがあとから修正がきくっていうのもあるけど。
ただ、手間はとんでもなくかかります。

絵を描くたびに思うのは、絵というものの本質的にもってるモータリティというか、取り換えのきかなさ、これはなんといっても絵がいちばん。
物理的にももろいしね。
文章や音楽のように質を落とさずに際限なく再現するのは難しい。
絵もね、はじめからソフトとかで描いたものなら、データさえとっとけばいくらでも再生産できるけど。

子供のころのトラウマもいまだにあるな。
このブログのどこかでも書いたかもしれないけど。
子供のころの絵って、どんなにがんばって描いても次から次へ、なんとかコンクールとかに召し上げられてしまって、手元に何も残らなかった。
あの虚しさっていったらないよね。
変な賞状なんかくれてもしょうがないって。

まあ、それはいいとしてね。
描き終えたら終えたでまた、原画をちゃんと管理しておかなきゃならないし。
いろいろめんどくさい。
ちょっと、生身の人間みたいなとこがありますね。
すでに何枚か、原画の行方がわからないやつがあるし。
めげずにつづけてゆかないとだめなんだけど。

つくりつづけるための力を、走りつづけるための力をどこから得るか、というのはずーっと課題。
何をもって自分の心を養ってゆくか。
アンネ・フランクの日記の一節を思い出す。
人は子供のころから、いかに周りに育ててもらうかだけじゃなくて、いかに自分を自分で育ててゆくかってことを考えなきゃいけない、って書いてたっけ。
まだ15とかそこらの女の子がそういうことを書き残してるんですよ。
これは考えさせられるよね。
  

2011年10月20日

制作メモ Oct2011 その1

動画編集ソフトで、写真をぼやけさすとか、回転しながらズーミングとかできるだろうか?
あと、公演予定のホールに電話して、プロジェクタが映る部分のじっさいの大きさとかを聞いてみなくては・・・

ひとたび映像を使う可能性が現実的になってくると、とたんにプランやアイディアが山のように湧き出てきて、収拾がつかなくなる・・・
ひとつの作品にまとめあげるにも、準備期間の中に収めるにも

何かをつくりあげていくということは、数限りない選択をして、際限なくたえず捨てていくということなのだろう

色んな制限のなかで工夫していくこともそれはそれで必要で、そのなかから思わぬ新しいものが生まれてくることもあるんだけど
いちどまっさらにして考えてみなくては
技術や時間に制限がないとしたら、いったいどういうことを私はやりたいのか
視覚的なモデルとしていままで知ってきたもののなかで
これはほんとにすばらしいといままで思えたもののなかで
この作品にはどういうモデルがいいと思う? ふさわしいと思う?
どうふにしたらお客さんを楽しませることができる?
見てて楽しい? 退屈しない? インパクトがある?

ナレーションもね とりあえずこないだレコーディングしたのだけれど
すごい大変なところ吹き込んでもらったのだけど
正直言ってとてもこれぶ流してる時間なさそうだ
ナレーションだけで1時間超えてしまう
魂を削って紡いできた文章なのに
それをさらに削って削って練り上げたエクストラクトなのに
これをただ流しただけではたぶん人を退屈させてしまう
映像を使えるのなら、あるいは一部を字幕にしてしまうか?
そしたら、全体のなかでのどの部分を?
その比率は、配分は?
これはちょっと、抜本的に考えてみなくては・・・
  

2011年09月18日

制作メモ 18Sep2011

先週くらいのメモ。

レコーディング中。
きのう3曲、きょう2曲。
ライン取りできる曲たちだからけっこうはかどった・・・
編集はまだ。

それにしても毎度毎度、すごいエネルギーがいる。
その曲の中に全身を没入して、気合い入れて魂入れてひとつひとつの完成品に仕上げていくには。
どうせいちどレコーディングしちゃえば、基本もう弾くことはないんだから、なんでここまで時間かけて練習しなくちゃならないんだとも思うのだけど。
音楽こそ時間の芸術。
ちょっとでも気を抜いたり、いいかげんな気もちで弾くとぜんぶ出ちゃう。
ソフトでやればーっていうひともいるんだけど、それもそうだよね。
でもやっぱり自分で弾かないと自分の曲っていえない気が。

あとで聞いてみると、気になるところは弾いてたとき気になってたのとぜんぜん違うとこだったり。
音の並び方が均一じゃないのがすごく気になる・・・
メロディーに沿った揺れじゃなくて、技術不足からくる稚拙な不揃いさ。
単に指がよくまわってないっていう。

あと、さいきん気になるのは、右手のメロディーが前に出過ぎ。
左の伴奏がもっと強くていい。

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ここ数日のメモ。

舞台構成を考えるのは毎回死にそうになる。
前回と同じことをやっても仕方ないから、毎回新しいことを考える。
そうすると、毎回、前回積み上げたものはたいして役に立たなくて、毎回が新しい挑戦で、新たなものを生み出さないといけない。

舞台の構成は服のスタイリングと同じで、バランスが大事。
視覚的な要素と聴覚的な要素の、映像と実舞台との、ナレーションとセリフとの。
too much にならないよう。
センスよくまとめる。それがほんとに難しい。

「ふつうあるから」という理由でつくりたくもないものをムリに加えるのは、やってしまいがちだし、それでウケもよくなるんだけど、ほんとはやらないほうがいいだろう。
ほんとに自分のつくりたいものをつくろうとするのなら。

その演目に関してすでに自分のつくったものは、だいたいが自分がつくりたくてつくったものなのだから、それらをうまく組み合わせて、よけいなものはあまり加えない方が。
もっともまだつくってないもののなかに、ほんとにつくりたいもの、ほんとにあったほうがいいものがあるのかもしれないけど、その辺を見極めるのはむずかしい。