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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2017年09月20日

北ポルトガル紀行2017 13日目*ポルト4日目 最終日


7月3日 13日目*ポルト4日目 最終日

「すぐそこの船着場から毎日、対岸へ渡してくれるボートが出るよ」というのを教えてもらい、そのボートに乗りたくて、朝から1時間ほど待つも、誰も来ず。
月曜は休みなのかも。
諦めてチェックアウトを済ませ、バスに乗って町へ向かいます。

今回行きたかった場所にはすでに大方行けたので、ほぼ満足。
この日は橋の上を歩いてドウロ川の眺めを見渡し、アズレージョが綺麗なサン・ビエントの駅や教会など少し巡って、さいごに名物のシーフードを食べられればOKでした。
相変わらずの炎天下、さいごのポルト観光へ。

 

 

 

 

うん。・・・たしかに眺めはいいのですが、とにかく暑~い!!!
これ以上いると焼け死にそう!!! なので、次いきまーす。

 

 

有名な、サン・ビエントの駅構内のアズレージョ。ほんとに見事です。

 

ポルトのトラムは有名ですが、すごいスピードでぶっ飛ばしていくので、
なかなかシャッターチャンスがつかめません。。

  

ほか、いくつかのランドマーク。。



さいごに、お昼に入ったデリでビールとイワシを注文。
ポルトって河口の町なので海産物が有名ですが、町を歩いていてもシーフードを出しているお店は意外になかった。
仕方なくガイドブックで近場を探しました。困ったときのロンリープラネット、やっぱり頼れる味方です。
見つけたお店はとても雰囲気がよく、いい感じ。

さて、空港へ向かいます。
空港までのメトロは地上を走るのに、エアコンが入らず、1時間蒸し風呂状態。
フライトは2時間半ほどですが、それまでの待ち時間が長い。
パリ北部のBeauvaisに到着後、また1時間、シャトルバスで市内まで。
このバスが遅れ、パリ着は夜の12時近く。

このあとさらにメトロを2本乗り継いで家まで帰らないといけません。
終電に間に合うか冷や冷や・・・まさかこんなところにトラップが! さいごまで気が抜けません。
結局帰宅は深夜1時くらい。とりあえず無事着いたので万事OKです。

ということで、初ポルトガル、実現できてよかったです。
次回はできれば車を借りて、海岸線などゆっくり回れたらいいなと思います。











  

2017年09月18日

北ポルトガル紀行2017 12日目*ポルト3日目


7月2日 12日目*ポルト3日目、ほぼ最終日

 

この日は旅行のほぼ最終日でしたが、日中はずっと宿でのんびりしていました。
前の日にかなりの大冒険をして疲れたのと、殺人的な暑さで、あまり外に出るような感じじゃなかったので。
市内観光にあててもよかったのですが、あの人ごみを考えるとげんなりしてしまってね。

ポルトの宿は、町の中心からだいぶ離れているので、地図で見ると不便そうだなと思っていたのですが、じっさいにはとても快適です。
しずかだし海も見えるし、朝ごはんも出るし、宿のすぐ向かいにスーパーもあるし、バーは昼から夜中までやっているし、もうそこだけで生活ができてしまうほど。
まぁ、たしかに「ポルトに泊まっている」というよりは「ポルト近郊に泊まっている」という感じですが、町中があれだけ騒がしいので、かえって離れてしずかでいいです。

朝ごはんのあと、窓から海を眺めていると、ヨットが次々と帆を上げて、木立のあいだをゆっくり、沖へ出てゆくの。
中には真っ赤な帆のヨットなんかもあって、青い海にしみてあざやか。
あんな炎天下で隠れ場所もなく、暑くて大変だろうなと思う反面、やっぱり見ていると羨ましくて、何で私はヨットないんですかー?! ってなる。
いつか船を一隻手に入れて、猫といっしょに舟旅したい・・・っていうのがずっと目標のひとつです。
ポルトガル旅行もこうして叶ったことだし、こちらもそのうち実現できるはず。

 

 

 

日が落ちてから海岸沿いをずーっと散歩して、岬の灯台のところまで。
そのあとまた、宿の中にある居心地よいバーでまったり。
バーのお兄さんは超親切で、ありとあらゆることを色々教えてくれます。
時々、自国への批判や、リアルな実情の話題も。
私が、トラス・オス・モンテスの映画のことを現地の人が誰も知らなかったという話をちらりとしましたら、
「そうなんだよ。残念ながら、この国の人間はアートや、自国の文化を大切にしない」と。
彼のお兄さんはアーティストで、フランスに住んでいるそう。
ポルトガルでは仕事がなかったが、フランスへ移住したらすぐに見つけたそうです。

また、フランスへ移住したポルトガル人が差別されたり、子供がいじめに遭ったりという話は、私も聞いたことがありました。
正直、「同じ白人なのに、アホか」と思っていました。
けど、彼は「フランス人とか、ヨーロッパのほかの地域の人間は、ポルトガル人のことを100%の白人とは見ない。我々は歴史的に、アラブとか、黒人奴隷とか、色んな血が混じっているから」と。
けっこうショッキングな発言です。
それでも、正直、私などは、「それでも我々アジア人が受けている差別に比べたら・・・」と思ってしまうのですけどね。。




  

2017年09月18日

北ポルトガル紀行2017 11日目*ポルト2日目 北海岸へ


7月1日 11日目*ポルト2日目 念願の、北ポルトガルの海岸線へ遠征した日

 

ドウロ川河口の朝。水面にきらきらと光が踊ります。バスの窓から。

  

海岸線へ向かうバスを探すまに、またこのアズレージョの建物を通りがかりました。ほんとうに綺麗。

***************

北ポルトガルの海岸へ行ってみたい、というのがかなり昔からの思いでした。
相当昔からの。中学生くらいからかな。
北ポルトガルの海辺を舞台に短い作品も書いています。行ったこともないのに。
http://ballylee.tsukuba.ch/c6965.html

長くものを書いていると、自分で作ったわけではなく、物語がただ「やってくる」ということがあります。
私自身はただ、水を運ぶ水道管のように、「やってきた」物語を文字に綴っているだけです。
これはそのようにして「やってきた」物語のひとつです。
物語が「やってくる」ときは、映画を見ているように、そっくり映像で受け取るので、じっさいに行ったことがなくても描写に困ることはありません。

今回、北海岸に行ってみたかったのは、この物語の舞台となった町を探したかったから。
書き上げたはいいけれど、私自身はそれがどこの町なのか知らないのです。
でも、どこかにはあるに違いないのです。
これは、地名が分かっていて訪ねていくよりさらに難しく、ミステリアスです。

まず、交通手段を見つけるのがとんでもなく大変でした。
ポルトのバスステーションで、北海岸方面行きの時刻表ももらっていたのですが、今日は土曜日。
手元の時刻表ではバスの便が極端に少なく、行ったら明日まで帰ってこられません。
しかし、何とか方法はあるはず!

朝から町を駆け回って情報を探し、だんだん分かってきたのですが、同じバス会社の同じルートでも、特急にあたるような本数の少ないエクスプレス線と、時間はかかっても本数の多いローカル線とあるみたい。
私が持っていたのはエクスプレスのほうだったみたいで、それとは別の、ローカル線で行けそう。

そんなこんなで色々あって、やっとバスに乗り込んだのが午後3時。
結果としては、ポルトから海岸沿いにずっと北上し、ほぼ北端の町まで行って、また戻ってくることができました。
今回はざっと概観というていどですが、土地の様相をつかむことができたのでまあOK。
更なる課題は、次回以降に。

 

 

ポルトガルは北部といっても、白壁にオレンジの屋根の家々や、棕櫚やソテツなんかが生えていて、けっこう南っぽい雰囲気です。
畑地や山の景色はつくばとそう変わらないかも。
海岸近くは、千葉の館山あたりの感じにとてもよく似ていました。
浜辺へ降りていくに違いない、塀に挟まれた細道など見ると、キューンとなって、バスを飛び降りて辿っていきたい衝動に駆られます。

 

ヴィアナ・ダ・カステロの町が見えてきました。右は、河口より上流側をのぞむ。

 

山の上にお城があるのが分かります。これが町の名の由来っぽい。

 

河口にはボートがたくさん。バスステーションのとなりには鉄道駅が。

 

さて、1時間のあいだに町へ探検に!

 

のんびりとした保養地という感じ。民芸品のショールなどが売られてます。
ひとけないカフェの向こうには海が!



海に出たー。ひと休みして、また来るね、と約束してきました。


 

************

海岸線のほぼ北端に位置する町、ヴィアナ・ダ・カステロ。
すぐとんぼ返りして戻らなくてはいけないので、この町にいられたのは1時間だけ。
それでも、メインストリートをぶらぶら歩いて海まで行って、リュックに入れていたお菓子をかじりながら、海を眺めてしばらくのんびりする余裕がありました。

  

帰りは、7時台とか8時台とか、西日が横から直撃で、死ぬほどまぶしかったです。

  

ポルト到着は9時近く。
バスの運転手さんはポルトガル語オンリーで、お互いにさっぱり一言も分かりませんでしたが、とても親切な方で、気持ちよいバス旅ができました。



帰り、宿の近くのアミューズメントサイトの屋台で。
ポルトガルでよく見るSuper Bock というビール。とても軽く、飲みやすい。
気持ちよい冷たさに、炎天下の一日の疲れが癒されます。
あと、定番のタラとジャガイモのコロッケに、レイタオという三角形の揚げパイ。
サモサ的なパイ皮に、中には豚挽き肉が入ってます。みんな美味しかった。
しばらく、野外ライヴを聴いたり、ポルトの夜景を眺めたりして、宿へ戻ります。






  

2017年09月17日

北ポルトガル紀行2017 10日目*ギマランイス最終日→ポルトへ


6月30日 10日目*ギマランイス4日目、最終日→ポルトへ移動。

 

宿の窓から。今日はからっと晴れていい天気!

  

最終日にしてまた新しい細道を見つけちゃいました。

  

裏通りにひっそりと、しずかで素敵な家。。

 

あれなんかいる・・・

 

 

  

さいごにもういちど、ぐるりと町をひと回り。のんびり歩いて、1時間もあれば回れちゃう。
やっぱりこじんまりした町って好き。このコンパクトさすばらしい。
この町で売ってる、美味しさのぎゅっと詰まったパイ菓子のよう。



そして出発前にバスの時間を睨みつつ、ステーキバーガーのお昼ごはん。
窯焼き風のしっかりとしたパンに、ハムとチーズとずいぶん分厚いステーキがはさまってます。
ハムとチーズにステーキって、意外に合うんだな、と発見。
香りもよく美味でグッド♪
ステーキも、中までしっかり火が通り、焦げ目もちゃんとついて、しかも柔らかくて問題なく噛める。(正直、ここまで分厚くなくても。。。)
ソースが3種類ついてきますが、何もつけずにそのままがいちばん美味しい。
このボリューミーなバーガーが何と5ユーロほど!
Danubio Bar というお店です。

******************

  

さて、バスに揺られて1時間、ポルトガルで2番目に大きい町(そして国名の由来ともなった)ポルト着。
ポルトガル北部、ドウロ川の河口に位置する港町です。
行きにも通ったけど、ここが今回滞在するさいごの町。

 

 

ポルトは、独特な色合いのカラフルな家並や、ワインの樽を積んでドウロ川を渡る優美な帆掛け舟、おいしい海産物などで有名。
空港があるのでどのみち通ることだし、ついでにちょっと町を歩こうかくらいのつもり。
もっとのんびりした町かと思っていたら、なんとなんと・・・!

 

想像を超えた町の大きさと人の多さ。
とくに、よくガイドブックやいろんな人のブログで見る川べりのあたりはすごい。
逃げ場もないカンカン照りの猛暑のなか、アリの大群みたいにわーっと人がいっぱい。
人ごみの苦手な私は「ひぃーっ!」と尻尾を巻いて逃げ出しました。

 

 

ほんとにもう、すっかり観光地なのでした。
アズレージョの綺麗な教会などはすてきだったけれど、
有名な<マジェスティック・カフェ>のあるあたりの通りもすごかった。
なんかもう、土産物屋は死ぬほどあるし、渋谷なみに人がうじゃうじゃ、大変なことに。

  

人ごみって、見てるだけでくらっと眩暈が・・・へとへとになって、夕方6時くらい、
サン・ビエントの駅までたどり着き、バスに乗り込んで宿へ。
ポルトの宿は少し郊外にあって、歩いていける距離じゃないのだ。。

ところがところが。
バスの運転手に地図を見せて、「ここへ行きますから、最寄のバス停で降ろしてください」って頼んでいたのに、忘れられていたらしく、降ろされた地点は、最寄をはるかに過ぎて1キロくらいも先。

・・・バスに乗った意味なーい。
いいかげんな運転手をブツクサ罵りながら、重い荷物を抱えてトボトボ戻る羽目に。。
途中、タクシーを見つけたので「たぶん近くなんですけどいいですか?」って聞いたら何と断られた。

 

でも、戻る道々、海沿いの景色を撮ったりして、写真だけ見るとなかなか素敵な感じになってます。
着いた宿もなかなかいいところ。
宿の中に広いバーがあって、オーシャンビューの居心地よい空間、メニューも豊富で超リーズナブル。
バーテンのお兄さんは「来てくれた人に最上のサービスを!」っていう信念の人で、その隅々まで行き届いたサービス精神は脱帽ものでした。

 

強烈な日射しに疲れた体を冷たいサングリアで癒しつつ、遠く対岸の家々が西日に光ってやがてそれも消え、だんだん灯りがつきだすの、バーのガラス越しに眺めるぜいたく。
こうしてソファに身を沈めるうち、いつしかいろいろと、静かに埋め合わされてゆくのでした。



  

2017年09月10日

北ポルトガル紀行2017 9日目*ギマランイス3日目


6月29日 9日目*ギマランイス3日目。

この日も午前中は天気が悪く、ザーッと雨降ったり。午後から出ました。

 

 

宿のまわりの路地や細道。

 

こんなのもいるし・・・

 

 

 

 

宿のまわりをぶらぶら散策。
広場から何本も放射状にのびた道が、裏のほうで複雑につながって、思いがけないどころで宿の脇へ出てきたり。
こういう路地裏探検するの、ほんとに楽しい。

 

町の広場。

 

 

 

パステルカラーのタイル張りの家々。
タイルの壁面×繊細なアイアンワークのバルコン柵っていうのがこの地方独特のスタイルみたい。
無数のバリエーションがあって面白い。

 

きのうも通った石造りの教会とその内部。

 

 

町のハイストリート。

 

またお城へやってきました。昨夜は遅くて閉まっていたので、今日は登ります。
この日はちゃんと表側に着いた。
お城の中は資料館というか博物館的になっていて、この地方の歴史がいろいろ紹介されています。

 

 

・・・けどやっぱり、いちばん登りたいてっぺんの塔は封鎖。チーン。・・・
大体そういうものなのです。
ここでも城壁の上をぐるりと歩きましたが、この日は雨風打ちつけてけっこう寒かった。
ウィンドブレーカーみたいなの着てる人もいました。寒暖差、激しい。。

 

 

中心街をぶらぶら歩いて戻り・・・



ガイドブックで見つけた、ちょっと敷居高めのレストランに思いきって入ってみます。
ここはすばらしかったです。

ポークがこの地方の名産品ということなので、ポークグリルをお願いしてみました。
それが、これまで食べたことのない味わい。

カリッと絶妙な焼きかげんで、噛むとじわっと油が広がる感じ。
ポークって熱を加えると固くなりがちですが、しっかり歯ごたえがありつつも軽やか。
どうやったらこんなふうにできるのだろう?
お肉がいいし、料理の技術もいいし、その両方かな。
味つけはほぼ塩だけで、それだけで絶品。
お店の人たちもとても感じがよく、お値段もリーズナブルで感動でした。

  

裏道をぶらぶら探検して、広場へ戻ってきました。
味わい深い街並を堪能しました。。

 

右側が泊まっていた宿。けっこう古い、大きな建物です。




  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 8日目*ギマランイス2日目


6月28日 8日目*ギマランイス2日目。



みんなが写真を撮るポイント。うしろの山のてっぺんまでケーブルカーで登れます。
ギマランイスの町が一望できるらしい。

 

ぶらぶら坂道をのぼって、お城を目指します。
木立の間からお城が見えてきた。・・・けれど、例によって道間違えて裏側からたどり着きます。

  

表へ回ってみると、堅固な岩盤の上に築かれているのが分かります。
表からだと木立に半分隠れていますが、ミステリアスでいい感じ。



そばには優美なシルエットの教会が。

 

  

このあたりが町のハイストリート、古く美しい界隈。
お城もとの味わいある家並を抜けて町へ戻ります。

 

町の広場にはまた別の教会が。・・・帰ってきて、右のは、宿のそばにあるアズレージョの教会。

***

この日はなんか疲れてしまい、風も強いし、天気も悪いので外へ出たくなくて、宿でぐうたら。
夕方7時ごろから出て、広場のパン屋さんでおかずパンや魚のフライなど少し買い、そのままぶらっとお城のほうまで行って、中心街の感じのいい町並を抜けて帰ってきた。
のんびり歩いて2時間くらい。
これでもう、町の主な見所は制覇! コンパクトな町って大好き。

でも、風に吹きなぶられてけっこう寒く、軽く風邪ひいたみたい。
夜はいろいろ着こんで、しかも暖房までつけて過ごす。(!)
宿の部屋は広々としてとても快適。

 


白身魚のフライ、絶品です。
衣が、卵いっぱい使ってる感じでカリッといい具合に揚がって、魚も美味。
あっためなくてもここまでおいしいってすごい!!

ついでに、横の貝殻みたいな形のパイ菓子は、噴水と教会を望むポイントにあるお店で。
しっかりハードなこのパイ皮の色を見ただけで、中身が何であろうとこれは美味しいに違いない!と「皮買い」。(ジャケ買いみたいなw)
いや、買うときに店員さんが説明してくれたんですが、ポルトガル語なのでさっぱり分からないの。

食べてみると、中には濃厚なかぼちゃの餡をベースに色々なナッツや細く切ったココナツがぎっしり詰まっていて、ヌガー的なプラリネ的な。
とにかく想像を超える美味しさでした。

この二つは、次の町へ移動するときにリピ買いして持って行ったほど。




  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 7日目*ポント・ド・リマ→ギマランイスへ


6月27日 7日目*ポント・ド・リマ→ギマランイスへ移動。



ポント・ド・リマの朝、窓からの眺め。連日カンカン照りで焼けつくようだったので、久しぶりに曇ってほっとする感じ。

 

 

 

荷物持ったままですが、せっかくなので少し町を歩きました。
ブドウ畑のわきの細い道から川べりへ出て、岸沿いの巨大なプラタナス並木の道を町まで。

 

 

岸から、町の名前になってる石橋と向こう岸の教会も見えます。
こちら側にもひっそりと、フォルムの美しい教会が。
ヨーロッパのこんな西の端なのに、何やらビザンティン様式っぽい。
町中に、どれも同じような、古い美しい教会がいくつもありました。

 

 

 

川ほとりの景色はたしかにきれいで気持ちよかったけれども、中心部はけっこう「ザ・観光地」って感じの町で、「ザ・観光客」って感じの人たちがいっぱい。ちょっと苦手・・・。
まぁ、あとからすれば、ポルトなんかに比べれば全然静かなものでしたが。

 

せっかくなので橋を渡って向こう岸まで。
ちょっと空暗くなってきた・・・このあとけっこう激しい雨が降りました。

 

 

昼過ぎまで町を散策。なかなかきれいな町並でした。

 

  

さいごに丘の中腹にひっそりと建つ、また別の小さな教会をカメラに収め、バスステーションへ。
バスを2本乗り継いで、次なるギマランイスという町へ向かいます。

  

*****

さて、ギマランイスに到着しました。

 

 

ギマランイスという町は、初代ポルトガル王が戴冠したという歴史ある町で、言ってみればポルトガルの「へそ」みたいな感じでしょうか。
町の広場の近くに、「ここにポルトガル誕生す」と書かれた塔が今も残されています。

2012年に、この町をテーマとしたオムニバス映画が撮られまして、日本語版は「ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区」というタイトルです。
私がつくばのツタヤで見つけた、ほぼ唯一のポルトガル映画。
アキ・カウリスマキなども参加してます。彼はポルトガル人じゃないけど。
そんなこともあり、ちょっと訪ねてみたいなと思って、この町には3泊しました。
歴史的に重要な町で、古い建物がいっぱいあり、なのに町全体がとてもコンパクトにまとまって歩きやすく、観光客もそこまで多くなく、私はとても気に入りました。



宿の人に教えてもらった食堂で、フランセズィーニョというポルトガルの国民食?に挑戦。
ハムやチーズをはさんだサンドウィッチの上から溶けるチーズをかけて、その上からさらにデミグラスソースをかけたもの。
これは中にステーキも加わり、目玉焼きまで載った豪華版。
・・・しかし、私はこれ、ちょっと苦手でした。ごめんなさい。
やっぱり、チーズはかりっと焦げ目がついていてほしいんです。。
お店の人の応対はとてもよかったです。



  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 6日目*ブラガンサ最終日&ポント・ド・リマへ


 

 

 

6月26日 6日目*ブラガンサ最終日&ポント・ド・リマへ移動。

朝のパキッと明るい日差し。いつも通っていた広場の公会堂的な建物、ふらりと入ってみると、意外な中庭があったり。
ブラガンサの最終日、さいごにゆっくり町歩き。珍しく買い物も少し。

  

 

自転車の置物が目印の雑貨屋さんで買った瀬戸物の小物入れと、別のお店で買ったワンピース。
こういう感じの寒色系の綺麗な色の服が大好きで、すでに山ほど持っているのですけどね。
あ、これは私の色!って思うとやっぱり買ってしまいます。
でも、パリに住んでからはほんとに服を買わなくなって、今年ではじめてくらい。いや、去年の夏以来だ! 

ポルトガルの田舎の服屋さんって、日本の昔ながらの商店街の服屋さんと、ほんとにそっくり。
そこでフランス語を喋るガタイのいいお兄さんが「オラー!」と出てくるのでふしぎな感じ。
「それ、さいごの一枚なんだよ。セールで安くなってるよ!」って、言うことは一緒だったw



お昼はさいごに、広場の近くの軽食堂でビファーナというお肉のサンドとタラのコロッケ、レモンビールを注文。
ビファーナはポルトガルの国民的な軽食です。
注文してからおかみさんがお肉を焼いてくれて、日本のしょうが焼きみたいな感じ。
塩味に、ほのかにショウガとにんにくがきいています。
お肉をパンに挟むってあまりやったことなかったけど、肉汁がパンにしみてなかなかいけます。
レモンビールは、お城のそばのレストランではじめて飲んだもの。
ビールというよりレモネードに近く、2%で、全く酔いません。

 

 

その後、長距離バスを3本乗り継いで、西北部、リマ川の河口から少し遡ったところにあるポント・ド・リマという町へ。
ここは一泊だけ。
ほんとは北海岸の町に滞在したかったのですけど、ちょうど空いてる宿がなくてここになりました。
ここから足をのばして海岸へ行けるかなとも考えていましたが、どうも一泊だけだとそんな余裕ないですね。
川岸のきれいな町でしたが、とにかく、バスステーションから宿まで遠くて、辿りつくだけで疲れ果てました。
タクシーも見つからなくてね。

やっぱり一泊だけというのはいけません。
荷物を宿に置いておくひまがないので、町歩きも結局持ったまますることになります。
こんどこの地方へ来るときは、極力一ヶ所に滞在型の旅にしよう。

ブラガンサに5泊したのはよかったな。そこを拠点に、フットワーク軽くあちこち行けて。
今後はあんな線でいこう・・・。


  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 5日目*ひきつづきブラガンサ


 

 

 

朝のブラガンサの町並。

***

6月25日 5日目*ひきつづきブラガンサ

 

 

 

前の晩に見つけたいい感じの路地を撮影しに、またお城へ。
この日は日曜で、午前中はお城に登るのが無料だったので、登ってみました。
が、いちばん登りたかったてっぺんの塔へ上がる部分は、がっちり封鎖。チーン・・・。

 

 

 

こまごまとした路地をあちこち探検。
高台の城壁の中に村がそっくりひとつ、麦畑まであるのです。

 

 

 

城壁の中の路地はほんとにいい感じで、いっぱい撮りました。
城壁の上もひとまわり。曇っていたけれど日が昇るにつれ、空にお椀をかぶせたように蒸し暑く、あまりの暑さにくらーっと眩暈がしてきたほど。



城壁の中の、前日とは別のレストランで遅い昼ごはん。
少し軽く食べたい気分だったので、メニューにはなかったけれど「サンドウィッチなどありますか?」と聞いてみると、ターキーサンドを作ってもらえることになりました。
これがほんとに絶品!! 写真がないから、またイラストね。
薄切りの冷たいターキーを想像していたら、衣をつけてフライにしてくれていて、かりっと固くきれいに揚がって油こくなく、ほのかにレモンの香り。
こんなにおいしいターキーははじめてです。はさんでるパンも美味。

ただ、ワインの量が・・・500mlのデカンタがどーんときて、「これが最小サイズです」というんだもの。
けれど、田舎ではそういうところも多かった。
初日に入ったレストランでも「グラスワインを頼みたいのですが」とジェスチャーで一生懸命頼んだのですが、ボトルでどーんと出されてしまい・・・。
そもそもグラスワインという頼み方がなかったみたいです。
しかし、ボトル一本とか、デカンタとか、一回の食事では無理ですって。
この日も少し頑張ったのですが、帰り道、かなり酔いがきました。
でも価格的にはとてもリーズナブルで、ボトルでパリで飲むグラス一杯くらいの感じ。

 

 

さてお城をあとに、町へ戻ります。

 

お城へ登っていく坂道の途中にいつもいて、いつも遊んでくれる愛想のよいコ。
あまりに愛想がよすぎて、服もリュックもすっかり毛だらけにされてしまい、取るのが大変だった・・・。

 

 

 

そのあと、歴史博物館でいろいろ見て、それからまた、夕暮れ迫るおだやかな光のもと、あちこち町を撮って歩きました。
明日はポント・ド・リマという町へ移動です。






  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 4日目*ひきつづきブラガンサ


 

6月24日 4日目*ひきつづきブラガンサ

先の2日間で、モンテジーニョ国立公園内の村々をまわるという目的が果たせたので、この日から改めて、拠点ブラガンサの町を探検。
この町には古いお城があって、その敷地内にまた目的地が二つほどあり。

 

お城の手前には町の中心となるいい感じの古い家並が広がっているのですが、この日は諸事情により、裏手からお城に到達。
とちゅう、なかなか味のあるオンボロな家々。

 

 

高台にあるお城はぐるりを城壁に囲まれて、その中に教会や民家もあり、小さな町のようになっています。
ブラガンサのお城。がっちりとして、要塞的な。

 

お城の敷地内にある教会とその内部。

 

その裏手が、目的地のひとつ、Domus Municipalis、昔の市庁舎にあたる建物。
これ、今回この地方を訪ねるきっかけとなった「トラス・オス・モンテス」という映画の中に出てくるのです。こちらもがっちりした石造り。

 

 

目的地もうひとつ、民俗博物館。
この変てこな衣装は何かというと、この地方で2月のカーニバルのときに村を練り歩くためのもの。
この地方もケルト文化だそうで、伝統音楽にはバグパイプが使われるそう。
そうした民俗学的背景についてはほとんど知らなかったのですが、なるほど!と腑に落ちるところがありました。
映画「トラス・オス・モンテス」のアプローチなど、どことなくイェツやグレゴリー夫人の採話したアイルランドの民話の語り口に似ている感じが。
素朴な中にも神秘的・幻想的なところがあり、ときどき説明なしにいきなり話がポーンと飛ぶ、シュールなところがある。
監督が詩人でもあることもあるのでしょうけど、どうもこの土地の魂自体にどこかそういうところがあるような気がするのです。

 

博物館の最上階には、この地方をはじめ、各地の仮面や民族衣装などを紹介した本がいっぱいあって、見入ってしまいました。
これはそのひとつ、ポルトガルとスペインのいくつかの地方を取り上げて、それぞれのカーニバルの風習を取材したもの。

 

こちらがブラガンサのカーニバル風景。とにかくカラフル!
仮装行列が町を練り歩いたのち、広場に作られた巨大な悪魔の人形が、藁と一緒に盛大に燃やされて終わるもよう。



お城の敷地内のレストランで昼ごはん。
ポークサンドです。やわらかく煮てツナのようなポークがはさんであります。けっこう塩辛かったかな。
はじめて頼んでみたレモンビール、おいしかった。

 

 

お城の高台から下って、帰り道、町の中心部の古い家並など。

 

この日もカンカン照りの暑い日で、いったん宿へ。
日が落ちて涼しくなってから再び探検に出ました。
すると動きやすくて、あちこち歩きまわっているうちに結局またお城まで来てしまった。
いちばんの発見は、高台のお城の敷地内に、実に楽しくごちゃっとした路地を見つけたこと。
これは明日、もういちど撮りに来ないと!!

ところで、自分がものすごい方向音痴なのは認めますが、「お城」っていうとどうもカフカの「城」の、なかなかたどり着かないイメージが・・・。
予感どおり、一度目は行きも帰りも道に迷って大変だった。何度も、「さーて、私は一体どこにいるんでしょう?」みたいな状態に。

しかも、道に迷ったうえ暑さで頭がボーッとしていたのか、私、カメラをどこかに置き忘れたらしいのです。
そんなこと、かつてなかったのに。
自分では、まったく気づいてもいなかった。
何やら後ろから必死に呼び止められて、振り向いたら「これ、あなたのでしょう?」って。
驚愕しつつも、なぜ私のと分かったのかもナゾ・・・。

忘れたといえば、ブラガンサ滞在中、サングラスもいちどなくしたらしいのです。
こちらも全く自分では気づかず。
夜、私の部屋にいきなり知らない人が来て、「これ君のだよね?」と渡してくれ、「えーっ、なぜ分かったのですか?」とびっくりしてると、「君のね、よかった。じゃあね」と行ってしまいました。・・・

連日ずっとカンカン照りの強烈な日射しでしたので、サングラスなしでは外を歩けたものではありません。
何だかよく分からないけど、ふしぎな力に守られてる感じが。
何しろケルトの土地ですから、そんなこともあるのでしょう。。



  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 3日目*リオデオノールほか




ブラガンサの町。町のシンボルのブラガンサ城をのぞむ。

 

 

町の広場や、ブラガンサの町並たち。

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6月23日 3日目*リオデオノールほか

この日は前日のモンテジーニョにつづき、リオデオノールという、同じくらい山奥にある別の村を訪ねてみることに。
川を挟んで半分スペインというので有名らしいですが、それより心惹かれたのは、古くからの暮らしがそのまま残っているらしいこと。
バス事情を調べてみると案の定で、結局、再びタクシーをお願いすることに。



前日と同じく、昼休みのあとに待ち合わせ。
それまで、この日は裏通りにひっそりとあるカフェに入ってみた。
頼んだのは炭酸水と、上にメレンゲをのせて焼いたスポンジケーキ的なもの。
メレンゲといっしょにのってたレモンクリームがいい感じでおいしくいただきましたが、ヴァニラとアーモンドの香料はちょっとキツくて苦手だったかも・・・。
でもゆっくりできて居心地のよいカフェでした。地元の人がいっぱい来てた。

前日のタクシーはいい感じでしたが、私の方がいまいち使いこなせていなかった点も。
途中、絶景ポイントがあって「写真を撮りたいな」と思っても、たちまち通り過ぎてしまって言えなかったり。
そんな反省点もあり、この日は出発前に運転手さんに相談しました。
目的地のリオデオノール以外でも、途中景色のいいところや感じのいい村があったらちょっと撮りたいので止まってほしい。
そして、地図見てたら、ブラガンサとリオデオノールを結ぶルートが2通りあることに気づき、できれば行きと帰りとで別なルートを通ってほしい等々。
もろもろ承諾を得て、いざ出発。

 

 

リオデオノールまでの道は雄大な山景色。でも、前日のモンテジーニョへの道よりは、ぜんぜんなだらか。

 

 

そして村に到着! カンカンのものすごい炎天下。

 

 

モンテジーニョとリオデオノールの民家はどちらも同じような建築様式だが、実は産出する石の種類が違うので使われる石材が違うそうです。
片方がグラナイトでもう片方が何とかで。
運転手のマヌエルが教えてくれた。ポルトガル語のさっぱり分からない私によくそこまで教えるなーw
私もなぜ分かったのかナゾです。。

 

 

来れてよかったけど、いや暑かったー!! 焼け死ぬかと思った・・・。
リオデオノールを出発して、帰り道も点在するあちこちの村々に寄り道。

 

 

マヌエルはガイド並みに色々知っていて、いちいち教えてくれます。
ここの村はフォトジェニックでお奨めとか、あの橋はローマ時代のものだとか、あの教会は何世紀にできたとか。
ぐるりとまわるあいだに簡単なポルトガル語も教えてくれて、数字なんか、次の日からさっそく役立ちました。

結果として、この日は時間もお金も少しよけいにかかりましたが、途中の村々までゆっくりとまわることができ、気がついたら、2日間のタクシー移動で、広大なモンテジーニョ国立公園のほぼ東側半分、実質的にまわれた感じに。
初の訪問で、ここまでいけるとは思わなかった。
これは思わぬうれしい収穫となりました。



  

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 2日目*モンテジーニョ


 

6月22日 2日目*モンテジーニョ

 

ブラガンサの宿の朝ごはん。

 

 

ブラガンサの町のあちこち。

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2日目、今回のメインの目的のひとつ、モンテジーニョという山あいの小さな村へ。
(地元の人はモン・ズィーニョという感じで発音してました。)
ブラガンサの北、スペインとの国境近くに広がる山岳部は、モンテジーニョ自然公園という広大なナショナルパークとなっていて、伝統的な造りの家々や昔ながらの風習が今に残されています。
この山々のあいだに点々と散らばる小さな村々をまわってみたい、とくに先に記した「トラス・オス・モンテス」という映画の主な舞台となったモンテジーニョを訪れたい。
しかし、なかなか難しいことは分かっていました。
ローカルバスの本数も極端に少なく、車がないと話にならないところ。
レンタカーを借りたかったのですが、諸事情により断念、結局、タクシーで行くことに。
お昼のあとに待ち合わせして、村まで行ってくれることになりました。



時間が余り、昨日のレストランが近くだったので、また入ってみた。
この日は魚料理をお願いしたら、店主のお勧めは干し鱈の盛り合わせ。
タラはバカリョウといって、ポルトガル名物のひとつです。
しかし、とにかく干物なのでものすごく塩辛く、半分も食べられなくて、これはちょっと参りました。。



来てくれたタクシーの運転手はほぼポルトガル語オンリーで、フランス語がちょっぴり分かるくらい。
そこで、道々、彼はポルトガル語で、私はフランス語で話し、あとはジェスチャーで何とかという感じでしたが、とくに問題はなかったです。
モンテジーニョの村は、ブラガンサから1時間ほど、山道をうねうねひたすら登っていきます。
これは、バスがないのも分かるなー。しかし、それだけに山々をのぞむ見晴らしは最高。

 

 

 

村の家並も、ほぼ40年前に撮影されたままの雰囲気でいい感じ。
石造りの家の正面に階段がついて、2階から入っていくような、独特な造りになっています。
村の広場には泉があって、そこの水は絶品でした。冷たくてほんとに甘いのです。

ただ、ほんとは、この村のほかにさらに行ってみたい場所があったのです。
この村からほど近いはずのどこか。
それは映画のワンシーンに出てくる場所なのです・・・
モンテジーニョの村に住む2人の少年が、ある日近所の山へ遊びにいきます。一日楽しく遊びまわって、あちこち探検しているうちに、とある岩山にさしかかります。
大きな岩の上には2人の女の人が座っている。ひとりは黒い衣、もうひとりは赤と白の長い衣を着て、なにやらただならぬミステリアスな雰囲気。
赤い衣の女性が少年たちに気づき、彼らに言う、「あなたたち、いつ来たの。あなたたちもここへ来て、私たちといっしょにいなさい」
けれど、彼らは何となく怖くなって、「いえ、ぼくたち、帰ります。家へ帰ります」と答え、足早に立ち去る。
やがて彼らはモンテジーニョの村へ戻ってくるが、なにか様子が違う。知っている顔にも会わない。
彼らが自分たちの名を告げると、村人たちは言う、「それはわしらの7代前の先祖だ。大人をからかうんじゃない」
ドキュメンタリーだったはずが、なぜだかいつのまにかリップ・ヴァン・ウィンクルみたいなことになっている。
こうした、説明なしに急に違う世界へ行ってしまうシュールなところも好き。
私はこの場面が、この映画のハイライトだと思っていて、この場面が撮影された場所へ、ぜひ行ってみたかったのです。
しかし、映像を見ていても山と岩ばかりで手掛かりがなく、さっぱり見当もつきません。
この辺のどこでも舞台になりそう、といえばそうなのですが・・・。
ネットでも調べてみましたが分からず、現地へ行って聞いてみたら何か分かるかも、と思ったのです。

モンテジーニョはほんとに小さな村で、村の広場前にひとつだけあるカフェに、村のほとんど全員が集まっているようなところ。
しかし、その中の誰も映画について知りませんでした。
中にひとりだけフランス語分かる人がいて、私がその人に説明すると、その人がその場にいた全員にポルトガル語で伝えてくれたのですが、カフェの主人をはじめ誰一人、映画の存在自体を知らなかった。
実を言うと、この地域に滞在中、あらゆる人に、ツーリストオフィスから、民俗博物館から、歴史博物館から、しまいには宿のスタッフの人にまで、あらゆるところで聞いて回ったのですが、全く誰も知らなかったのです。
神秘は神秘のままに、そっとしておくべきなのか・・・



それはそうと、今回タクシーという選択肢はなかなかよかったです。
道も任せられるし、すごい山道なので多少のテクニックは要するし、ガソリンを入れたり諸々の面倒もなく、時間を気にすることも乗り損ねることもなく、さいごは宿までまっすぐ送ってもらえてストレスフリーでした。
一日二日ならバスやレンタカーよりよいかも。



  

2017年09月05日

北ポルトガル2017 1日目*出発、ブラガンサへ


 

突然ですが、ずっと行きたかった北ポルトガルに行ってきたので、そのもようを記録しておきたいと思います。
相変わらずのパリ暮らしです。5月の末に授業と期末テストが終わり、そのまま怒涛の受験勉強生活に突入して、6月半ばにDALFというフランス語認定試験を受験。
その後数日間でバタバタと準備して、2週間弱の初ポルトガルへ。という、なかなかの強行軍でした。

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6月21日 1日目*出発、ブラガンサへ

1日目は、5時起き。6時に出て、メトロ2本乗って、さらにバスで1時間かけて空港のあるBeauvaisという町へ。そこから飛行機で2時間、北ポルトガルの町ポルトに到着。空港からまたメトロで1時間かけて市内へ。
そこから、さらに長距離バスで3時間、ドウロ川に沿って山岳地帯を遡り、バスルートのどんづまり、スペインとの国境近く、山に囲まれたブラガンサという町に到着です。
今回の目的地は、さらに山奥のとある小さな村なのですが、ひとまずこのブラガンサに宿をとり、ここを拠点にあちこち足をのばす予定。



ポルトのメトロから地上へ出てきたところにどーんと聳え立つ美しい建物。
こまかく絵柄を描きこんだ、白地に青の美しいタイルが外観をすっかり覆っています。
このスタイルはアズレージョと呼ばれ、この国へ来て見てみたかったもののひとつ。

 

 

 

バスの窓からの景色。
このへんはポルトガルの北東部、Trás-os-Montes トラス・オス・モンテス(山々のかなた)と呼ばれる地方です。
地元の人は「トラーゾジュモンテス」みたいに発音してました。
2011年ころ、都内でポルトガル映画祭がありまして、そこで見ていちばん印象的だったのがその名も Trás-os-Montes(António Reis & Margarida Cordeiro, 1976)という、この地方を舞台に撮られたドキュメンタリー映画。その美しい山々の映像を見て、いつかこの地方を旅したいと思ったのです。

この映画、youtubeにも上がっていて見ることができます。ただ、たいがいオリジナルのポルトガル語音声のみ。
映像自体が主役みたいな映画なのでそんなに問題もないかと思いますが、興味ある方は、よければ私が日本語字幕で見て勝手に書き起こしたスクリプトをどうぞ。
http://ballylee.tsukuba.ch/c8643.html

今回はこの地方に滞在中ずっと、連日かんかん照りで焼けるような暑さでした。国内のあちこちで大規模な山火事が相次ぎ、連日トップニュースで報じられていました。
ブラガンサの町に着いたのは夕方でしたが、まだほんとに炎天下で、強烈な日射し。
バスステーションから宿までけっこう遠くて、場所も分かりづらく、辿り着くのが大変でした。

ふだんはめったに外食しないのですが、ポルトガルはごはんもおいしいということなので、今回の旅行では食も楽しみのひとつ。
この日は、町の中心にある、ガイドブックに載ってたレストランへ行ってみた。
Lá Em Casa というお店。
子牛のグリルを頼んでみたら、ほんとに絶品でした。
写真を撮ってないので、代わりにイラストで。



見た目はごくシンプルですが、素材じたいがほんとにおいしくて、その本来の味を引き出すような絶妙な料理かげん。
子牛はこんがり焼き色がついて中までちょうどよく火が通り、ナイフですっと切れる柔らかさ。
味つけは塩と少しのニンニクくらい。
つけあわせのジャガイモやサラダも、野菜の味がほんとに濃くて、びっくりするほど。
石窯でじっくり焼き上げたような、ものすごく皮が分厚くてハードなパン。
きりりと冷えた白ワインは、パーッと広がるフルーティな香り。
全部で18ユーロくらい。パリの半分ほどの感覚です。

 

きつい旅程の初日でしたが、トラス・オス・モンテスの山の景色が見られたのと、ごはんがおいしかったのですべてOK。