2020年08月25日

つくばの大好きな部屋(1)



去年の夏の日記を、まだまとめていなかったのでこの機会に。



大好きなつくばの自分の部屋に帰ってきて、さいしょの朝。
目を覚まして、うーんと身を伸ばして、見上げると、まず目に入るのがこの景色。
東向きの窓から、白いカーテンを通してあふれる光。
あぁ、これから楽しい夏が始まる!って、こみ上げるうれしさ。
ハンガーポールは、去年片づけていったままに、空っぽ。
これから、夏のあいだに着るお気に入りの服たちで埋まっていく。



寝室から見える居間のようす。
カーテンのあいだから朝日のかけらが床板にこぼれている。
居間の窓も東向きで、だから朝のこの時間がいちばん明るい。



ちょっと色褪せてきたけど、変わらずに迎えてくれる壁の切り抜きたち。



お気に入りで飾った流しへ行って、顔を洗う。



流しのほうから見たようす。
机の上の水色の袋は、シャルドゴールで買ったおみやげ。
今年も懐かしい人たちに会うのが楽しみ!



朝は入口の近くまで光が届く。
大きな鏡の扉は、自分で改造したシュークロゼット。



入口のところの小さな飾り。
小さいころ遊んでいた海モチーフのおもちゃのビーズを、手作りのチェーンに。



おはよう、おはよう。
朝日でちょっと逆光になった、アクリルケースの懐かしい小物たち。



窓辺のコーナー。
小さな白い天使やエッフェル塔、瓶に詰めた貝殻やビー玉、シーグラス。
さいきん、カーテンはこんな風にクリップでとめて窓枠のところに垂れないようにしてる。



お気に入りのコーナーに、スーパーで買ってきた淡い色のバラを。
朝の光によく似合う。



チョコレートの入ってたアクリルの箱に収めている、お気に入りのアクセサリーたち。
水色、ターコイズ、グリーン系が多い。
アラベスクのやつなんかは、真鍮線をねじって自分でつくったもの。



ネックレスやブレスレットは壁の飾りに。



幸せな、さいしょの朝の朝ごはん。
トマトは裏の畑でとれたもの。
赤と紫の綺麗なガラスの入れ物は、塩入れにしてる。
小さいころ、たしか江の島あたりで、自分で色を選んで買ってもらったもの。
こんな幸せな朝ごはんが、明日もあさっても、ずーっとつづく。

















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Posted by 中島迂生 at 05:25Comments(0)つくば日記2019夏

2020年08月26日

つくばの大好きな部屋(2)



朝ごとに、目覚めるたびに、あぁ、つくばに帰ってきてるんだ!って思う喜び。
夜明けの空にすっとひとすじ、斜めにのびたヒコーキ雲。
今日もまた、まっさらな、楽しい夏の一日が始まる!
ひきつづき、大好きな部屋のさいきんのようすを。



東向きの窓からの光いっぱい、朝の7時ごろ。



この日の朝ごはんはこんな感じ。
ジャガイモの炒め物にパセリ+ケチャップ、ゆで卵…。

 

壁のポストカードたちや、ガラスの小物たち。

夏のこの部屋はシェルターのよう。
24時間、エアコンかけっぱなし。
夜にはつめたく冷えたシーツに、白熱灯のランプの光。
お供の本を片手に身を伸ばす幸せ。

 

ハンガーポールにずらりと掛けた、この夏に着る服たち。
夏はやっぱり、ブルーやグリーン系。。
イギリスの海辺の露店で買った、みどりのマキシドレスもあるし、
ポルトガルの田舎町で買ったワンピースも。
ブルーのしぼり染めのは浴衣。
この夏、リサイクルショップのセールで買ったワンピースもある…。
出かけるたびに、今日はどれ着ていこっかな、と選ぶ楽しみ。



レポート書きの作業中。
夏の間も色んなめんどくさい作業や手続きやもろもろあって、好きなことだけやってられるわけじゃない。
でも、この部屋に暮らすあいだは、なるだけ好きなことをいっぱいやって、エネルギーを充電したい。
だからいっぱいテレビも見るし、いっぱい本も読むし、いっぱい美味しいものも食べる。
そうしないと、次の一年、とてもやっていかれない。



この夏の大きな進歩は、テレビ台にしてる机の上を片づけて、いま現在読んでる本の置き場所をつくったこと。



それから、その引き出しの中身を移動して、いま現在取りかかり中の書類置き場としたこと。



こうして、本は背表紙が見えるように並べ、書類は目につかないようにしたことで、机まわりの見た目が劇的にアップ。
このすっきり感は感動!



こっちに住んでた頃は、この部屋がここまで愛しくなるとは思ってなかったな。
日々を過ごすほどに、際限なく色々ととのえたくなる。
この部屋が大好き→もっとキレイに居心地よくしたい→そのために時間とエネルギーを費やす→さらに好きになる、の無限ループ。
ただこの部屋にいるだけで、いくらでも時間が過ぎる。
ただいるだけで、めっちゃ幸せ。





























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Posted by 中島迂生 at 01:41Comments(0)つくば日記2019夏

2020年08月27日

つくばの大好きな部屋(3)

 

この日は母の誕生日に、花を買ってきた。



あと、イーアスに入ってる flo というパティスリーのフルーツタルトを。
写真を撮らなかったので、上はお店のサイトの画像より。
彩りの美しさにひと目惚れして買ってみたのだけど、見た目だけでなくほんとにとっても美味だった。甘すぎなくて、タルト生地もいい感じ。
リサイクルショップをぶらぶらしていたら、綺麗な小皿を見つけたので、それもこの日のために。
そして、母が見たいと言っていた映画のDVDを。
ささやかながら、喜んでもらえた。

 

手作りの白い板張りのベランダに、今年はターフを貼って室外機の日よけに。
なかなかいいベランダだと思うけど、夏のあいだはとにかく暑くて、使い物にならないんだ。
ふとん干すくらい。



このしずかなすっきりとした床に、ベッドの脚が湖面の木立みたいに映ってるさま、しみじみと眺める喜び。
こっちに住んでた頃は、そんな余裕なかった。
とにかく出発することで頭がいっぱいで。
それに、ほんとに出発の寸前まで色々片付けていて、まだけっこう、ごちゃごちゃしていたし、それに基本、昼間はいなかったから。
あまり、<部屋にいること>を味わってるひまがなかった。

ようやく理想に近づいてきたのは、パリに住んだあと、戻ってくるたびに少しずつ片付けの続きをやって、ほんとにさいきんね。
不要なものを少しずつ除き、新しいものを少しずつ加えていくほどに、どんどん純化していって。。

そしていま、つくづくと思う。
この環境、ほんと、恵まれてるな。
しずかで、空気もきれいで、エアコンも完備で。
そしてこの広さと…やっぱり、モノたちなんだ。
服たち、本たち、色んな書類、自分の原稿や色んな作品たち。。
結局自分の歴史の、ほぼすべてがここに詰まっているから。



そろそろ夏もおわり。
つくばでの滞在もあと数日だけど、小さな花の苗を買ってきた。
鉢に移すまでもないので、ポリ袋にくるみ、それを花と同じ色の端切れでラッピング。



明るいピンクが部屋のアクセントに。
そして、出発の前の日に庭に植え替えた。



母の友人のためにつくった寄せ植え。
朝で、りんどうがまだ花開いてないのがちょっと残念。
とっても喜ばれた。

寂しいし、名残惜しいけど、滞在のおわりはいつもウルトラ多忙。
さいごの洗濯、さいごの食器洗い、さいごのゴミ捨て。
色んなものをすっかりしまい、きれいに掃除して、コンセントを抜いてまわる。
またあと一年、この部屋にはしっかり留守を守ってもらわなくては。
そのために、心を込めてお手入れを。



出発の日が近づくと、飛行機の時間に合わせて、朝早く起きる練習をする。
夜明けの海のような色の空。
打ち寄せる波がしら、もう、鰯雲。…


























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Posted by 中島迂生 at 08:31Comments(0)つくば日記2019夏