2010年08月19日
あさってに迫りました♪
劇団バリリー座 夏の都内公演
エインガスの砦 The Fort of Aengus
8月21日土曜日 13:30~ &15:00~
@上用賀アートホール http://kamiyouga-arthall.hall-info.jp/index.html
田園都市線用賀駅徒歩15分 観覧無料
アイルランド西部クレア州の有名な風景、モハーの崖とアラン諸島、そしてアラン諸島に実在する古代遺跡<エインガスの砦>の由来を描く物語。
風の神エインガスの恋と、ほんのいっときの気の迷いゆえに破られた約束、失われた愛、引き裂かれた大地・・・。
あやまちを繰り返す人間のさがと、それゆえにすべての歌に、すべての物語に宿る悲しみを雄大なスケールで描きます。
上写真は、3月つくば公演。つくば公演フォトアルバム→ http://ballylee.tsukuba.ch/c6897.html
原作 http://ballylee.tsukuba.ch/c3533.html
3月つくば公演の動画ダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=S_4FH-aGuCs&feature=related
現地打ち合わせに行ってまいりました♪
上用賀アートホール、世田谷区、渋谷から田園都市線で用賀下車、徒歩15分。
環八をはさんで砧公園に面した、118席のこじんまりとしてきれいなハコです。
身内限定の音楽会とかに使われることが多く、地元の人も実はあんまり知らないみたい。
一か月前でも週末とれたのはほんとにありがたい。
控室にはキッチンとか冷蔵庫とかあって飲食可能、設備が整っていてすばらしい。
スタッフの方々も親切です。
駅からちょっと歩くのが難点ですね。
用賀プロムナードといって、敷石の気持ちいい散歩道(写真)なんですが、真夏の炎天下はやはりちょっとキツイ。
下見、正式な使用申し込み、そして今日の打ち合わせで3回目に足を運びました。
今回は、CDプレイヤーとパソコンを持ち込んで音響がちゃんとつながるかの確認と、どの照明をいくつ使うか、当日置く机とか立てカンとかの打ち合わせ。
今回は基本、舞台の真中にまるくライトをあて、後ろにはスクリーンを張って青いホリゾントを使います!
フライヤの絵のように、青い海が広がっている感じを出せたらいいな。
今回、はじめての屋内なのです。
それまでずっと野外だったので、数日前からお天気をチェックしてやきもきしたり、当日の朝ドタバタしながらウェブサイトにやるやらないの告知をしたり、そういう必要がないんだなぁ・・・と、ストレスフリーさに感動。
打ち合わせのあと、おとなりの砧公園に足を伸ばして、遊んでる親子連れとか、ベンチに座ってる人たちとかに、迷惑にならなさそうな程度にフライヤ配って回りました。
緑がゆたかで広々してて、いいところです。
能の演目に<砧>ってあるんですけどねぇ、何か関係あるんでしょうか、前から気になってます。
「こんどの土曜にそこのホールで劇やるので、よかったら遊びにきてください」って言うと、皆さんけっこう快く受け取ってくださいました。
ひと休みしてると、ちょうどそこが犬の散歩コミュニティの中心みたいになってたようで、あとからあとから、色んな犬連れた人たちが集まってきて話に花が咲いてます。
・・・この人たちの話題の中心は犬だし、演劇なんかにはあんまり興味ないかな・・・と思いつつも、ひとりふたり、控え目に声かけてみると、なかでポメラニアン連れた女性がものすごく興味もって色々聞いてきてくださいました。
で、そのうち、自らそこにいた人たちに片っ端からフライヤ見せて説明しながらガンガン宣伝してくださって・・・うわ、何とありがたい人なんだろ、とびっくりしてるうちに、フライヤ全部はけてしまいました!!
こんなことってあるもんなんですね。
その日は、帰りに駅前で置かせてくれそうなところとか、あとは都内のアイリッシュパブ何軒かまわろうかなと思っていたんですが、そういうわけで置かせてもらうフライヤもなくなってしまったので、まっすぐ帰りました。
炎天下を荷物持って歩いてけっこうくたくただったので、体力的にもほどよいところでした。
ただ、目と鼻の先なのにホールの場所を知らない方がけっこう多くて、フライヤに地図のせておけばよかったな・・・と思いました。
今回は、地元つくばではほとんど宣伝しなかったのです。
サイトで告知して、ほかにもネットでは多少色んなところに告知させていただいて、あと個々にメールとかは送りましたけど、フライヤもって公民館をまわったりはしなかった。
去年、やってもほとんど効果なかったし、正直私だって、誰かが世田谷でやるって言われてもふつう行きませんもの。
むしろやっぱり、都内のアイルランドつながりの知人の方々とかが来てくださったらうれしいなと思って、告知したりしてたのですが・・・
直前だし、週末だし、大概もう予定ほかにあるだろうし、いったい関係者以外で来てくれる人いるのかなぁ、と懸念してました。
私はいいとしても、ほかの役者さんたちがね・・・お客さんいなかったらはりあいなくて申し訳ないな、と思って。
(いや、知ってますよ、ふつうはチケットノルマとかあって、各団員が自分で宣伝してお客さんを連れてくるものなんです。でも私は、できればそういうやり方ではやりたくないなと思っていて。)
そしたら、・・・大丈夫です、ぜったい誰かは来ます! 誰だかは分からないけど。と、力強く保証してくださった団員さんがいました。
えっ、誰かって・・・誰が? って聞くと、
・・・会場の近くにいるひまな人たちとか、何だろってのぞきに来た人たちとか。私だって、さいしょはそうでしたもん! と。
あ、そうか、なるほどね! そういう発想がなかったな私、と思いました。
言われてみれば、来てくれるお客さんが、もとからアイルランドに詳しい必要は、別に全くないわけですよ。
むしろ全然知らない人たちが来てくれた方がありがたいし、すごいことかもしれない。
せっかくここでやるんだから、近所の人がふらっと来てくれたらうれしい。
砧公演でフライヤ配ってみたのは、その人のそんな言葉を考えていたから。
やっぱり正解だった、と思います。
いやはやほんとに、この人なしに今回の都内公演は形にならなかった。
ほかの役者さんたちなど、仕事の関係とかでなかなかスケジュール調整が難しかったところを上手に説得して巻き込んでくださって。そのお手並み、すばらしい。
ほかにも、口コミで色んなところに宣伝してくださったり、さりげなくあちこち足りないところで動いてくださったり。
ひとりで突っ走りがちな私にとっては、ほんとに貴重な存在です。
これは必ずしも、私のことを助けてくださってるから言ってるんじゃなくて、自分にはない能力をもってるからすごいな、見習わなきゃ、と思うのです。
ほかにも、今回もほんとに色んな方のご協力いただいてます。
とくに、撮影を快く申し出てくださったさきえるさん!
つくば勢のほうでお願いするのは今回ちょっと難しいな・・・と思っていたこともあり、いやはやほんとにありがたい。お世話になります。
ほかにも気にかけてくださってる皆さん、応援してくださってる方々すべてに、心から感謝を。
皆さんのおかげで、きっと成功します!
ではもうひと踏ん張り、がんばりますね♪