2017年09月17日

北ポルトガル紀行2017 10日目*ギマランイス最終日→ポルトへ


6月30日 10日目*ギマランイス4日目、最終日→ポルトへ移動。

 

宿の窓から。今日はからっと晴れていい天気!

  

最終日にしてまた新しい細道を見つけちゃいました。

  

裏通りにひっそりと、しずかで素敵な家。。

 

あれなんかいる・・・

 

 

  

さいごにもういちど、ぐるりと町をひと回り。のんびり歩いて、1時間もあれば回れちゃう。
やっぱりこじんまりした町って好き。このコンパクトさすばらしい。
この町で売ってる、美味しさのぎゅっと詰まったパイ菓子のよう。



そして出発前にバスの時間を睨みつつ、ステーキバーガーのお昼ごはん。
窯焼き風のしっかりとしたパンに、ハムとチーズとずいぶん分厚いステーキがはさまってます。
ハムとチーズにステーキって、意外に合うんだな、と発見。
香りもよく美味でグッド♪
ステーキも、中までしっかり火が通り、焦げ目もちゃんとついて、しかも柔らかくて問題なく噛める。(正直、ここまで分厚くなくても。。。)
ソースが3種類ついてきますが、何もつけずにそのままがいちばん美味しい。
このボリューミーなバーガーが何と5ユーロほど!
Danubio Bar というお店です。

******************

  

さて、バスに揺られて1時間、ポルトガルで2番目に大きい町(そして国名の由来ともなった)ポルト着。
ポルトガル北部、ドウロ川の河口に位置する港町です。
行きにも通ったけど、ここが今回滞在するさいごの町。

 

 

ポルトは、独特な色合いのカラフルな家並や、ワインの樽を積んでドウロ川を渡る優美な帆掛け舟、おいしい海産物などで有名。
空港があるのでどのみち通ることだし、ついでにちょっと町を歩こうかくらいのつもり。
もっとのんびりした町かと思っていたら、なんとなんと・・・!

 

想像を超えた町の大きさと人の多さ。
とくに、よくガイドブックやいろんな人のブログで見る川べりのあたりはすごい。
逃げ場もないカンカン照りの猛暑のなか、アリの大群みたいにわーっと人がいっぱい。
人ごみの苦手な私は「ひぃーっ!」と尻尾を巻いて逃げ出しました。

 

 

ほんとにもう、すっかり観光地なのでした。
アズレージョの綺麗な教会などはすてきだったけれど、
有名な<マジェスティック・カフェ>のあるあたりの通りもすごかった。
なんかもう、土産物屋は死ぬほどあるし、渋谷なみに人がうじゃうじゃ、大変なことに。

  

人ごみって、見てるだけでくらっと眩暈が・・・へとへとになって、夕方6時くらい、
サン・ビエントの駅までたどり着き、バスに乗り込んで宿へ。
ポルトの宿は少し郊外にあって、歩いていける距離じゃないのだ。。

ところがところが。
バスの運転手に地図を見せて、「ここへ行きますから、最寄のバス停で降ろしてください」って頼んでいたのに、忘れられていたらしく、降ろされた地点は、最寄をはるかに過ぎて1キロくらいも先。

・・・バスに乗った意味なーい。
いいかげんな運転手をブツクサ罵りながら、重い荷物を抱えてトボトボ戻る羽目に。。
途中、タクシーを見つけたので「たぶん近くなんですけどいいですか?」って聞いたら何と断られた。

 

でも、戻る道々、海沿いの景色を撮ったりして、写真だけ見るとなかなか素敵な感じになってます。
着いた宿もなかなかいいところ。
宿の中に広いバーがあって、オーシャンビューの居心地よい空間、メニューも豊富で超リーズナブル。
バーテンのお兄さんは「来てくれた人に最上のサービスを!」っていう信念の人で、その隅々まで行き届いたサービス精神は脱帽ものでした。

 

強烈な日射しに疲れた体を冷たいサングリアで癒しつつ、遠く対岸の家々が西日に光ってやがてそれも消え、だんだん灯りがつきだすの、バーのガラス越しに眺めるぜいたく。
こうしてソファに身を沈めるうち、いつしかいろいろと、静かに埋め合わされてゆくのでした。



  

Posted by 中島迂生 at 23:50Comments(0)ポルトガル紀行2017

2017年09月10日

北ポルトガル紀行2017 9日目*ギマランイス3日目


6月29日 9日目*ギマランイス3日目。

この日も午前中は天気が悪く、ザーッと雨降ったり。午後から出ました。

 

 

宿のまわりの路地や細道。

 

こんなのもいるし・・・

 

 

 

 

宿のまわりをぶらぶら散策。
広場から何本も放射状にのびた道が、裏のほうで複雑につながって、思いがけないどころで宿の脇へ出てきたり。
こういう路地裏探検するの、ほんとに楽しい。

 

町の広場。

 

 

 

パステルカラーのタイル張りの家々。
タイルの壁面×繊細なアイアンワークのバルコン柵っていうのがこの地方独特のスタイルみたい。
無数のバリエーションがあって面白い。

 

きのうも通った石造りの教会とその内部。

 

 

町のハイストリート。

 

またお城へやってきました。昨夜は遅くて閉まっていたので、今日は登ります。
この日はちゃんと表側に着いた。
お城の中は資料館というか博物館的になっていて、この地方の歴史がいろいろ紹介されています。

 

 

・・・けどやっぱり、いちばん登りたいてっぺんの塔は封鎖。チーン。・・・
大体そういうものなのです。
ここでも城壁の上をぐるりと歩きましたが、この日は雨風打ちつけてけっこう寒かった。
ウィンドブレーカーみたいなの着てる人もいました。寒暖差、激しい。。

 

 

中心街をぶらぶら歩いて戻り・・・



ガイドブックで見つけた、ちょっと敷居高めのレストランに思いきって入ってみます。
ここはすばらしかったです。

ポークがこの地方の名産品ということなので、ポークグリルをお願いしてみました。
それが、これまで食べたことのない味わい。

カリッと絶妙な焼きかげんで、噛むとじわっと油が広がる感じ。
ポークって熱を加えると固くなりがちですが、しっかり歯ごたえがありつつも軽やか。
どうやったらこんなふうにできるのだろう?
お肉がいいし、料理の技術もいいし、その両方かな。
味つけはほぼ塩だけで、それだけで絶品。
お店の人たちもとても感じがよく、お値段もリーズナブルで感動でした。

  

裏道をぶらぶら探検して、広場へ戻ってきました。
味わい深い街並を堪能しました。。

 

右側が泊まっていた宿。けっこう古い、大きな建物です。




  

Posted by 中島迂生 at 20:03Comments(0)ポルトガル紀行2017

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 8日目*ギマランイス2日目


6月28日 8日目*ギマランイス2日目。



みんなが写真を撮るポイント。うしろの山のてっぺんまでケーブルカーで登れます。
ギマランイスの町が一望できるらしい。

 

ぶらぶら坂道をのぼって、お城を目指します。
木立の間からお城が見えてきた。・・・けれど、例によって道間違えて裏側からたどり着きます。

  

表へ回ってみると、堅固な岩盤の上に築かれているのが分かります。
表からだと木立に半分隠れていますが、ミステリアスでいい感じ。



そばには優美なシルエットの教会が。

 

  

このあたりが町のハイストリート、古く美しい界隈。
お城もとの味わいある家並を抜けて町へ戻ります。

 

町の広場にはまた別の教会が。・・・帰ってきて、右のは、宿のそばにあるアズレージョの教会。

***

この日はなんか疲れてしまい、風も強いし、天気も悪いので外へ出たくなくて、宿でぐうたら。
夕方7時ごろから出て、広場のパン屋さんでおかずパンや魚のフライなど少し買い、そのままぶらっとお城のほうまで行って、中心街の感じのいい町並を抜けて帰ってきた。
のんびり歩いて2時間くらい。
これでもう、町の主な見所は制覇! コンパクトな町って大好き。

でも、風に吹きなぶられてけっこう寒く、軽く風邪ひいたみたい。
夜はいろいろ着こんで、しかも暖房までつけて過ごす。(!)
宿の部屋は広々としてとても快適。

 


白身魚のフライ、絶品です。
衣が、卵いっぱい使ってる感じでカリッといい具合に揚がって、魚も美味。
あっためなくてもここまでおいしいってすごい!!

ついでに、横の貝殻みたいな形のパイ菓子は、噴水と教会を望むポイントにあるお店で。
しっかりハードなこのパイ皮の色を見ただけで、中身が何であろうとこれは美味しいに違いない!と「皮買い」。(ジャケ買いみたいなw)
いや、買うときに店員さんが説明してくれたんですが、ポルトガル語なのでさっぱり分からないの。

食べてみると、中には濃厚なかぼちゃの餡をベースに色々なナッツや細く切ったココナツがぎっしり詰まっていて、ヌガー的なプラリネ的な。
とにかく想像を超える美味しさでした。

この二つは、次の町へ移動するときにリピ買いして持って行ったほど。




  

Posted by 中島迂生 at 23:23Comments(0)ポルトガル紀行2017