2012年06月10日

ストリート公演無事終了。

ストリート公演無事終了。 ストリート公演無事終了。 ストリート公演無事終了。 ストリート公演無事終了。

足をとめて見てくださった方々、お世話になった事務局の方々、どうもありがとうございました!

来週もやります♪
劇団バリリー座街頭公演<湖底の都~コロフィンの物語~>
2012年6月17日(日)13:00
つくばセンター広場 Right On 前 観覧無料

通りがかりのさいはぜひ。
          
        ***

備忘。
ほぼ半年ぶりの<湖底の都>、ストリート版。

●音源

5月の<石垣>2公演がおわってすぐ、まず音源の編集やり直しにとりかかる。
12月の初演のとき、ぜんぶひとりの音声でナレーション・セリフを入れたこと、およびノイズが入って音質が悪かったことに批判が多かったので、そのあと少しずつ、複数の音声での吹き込み直しとナレーションの入れ直しに入り、4月くらいにはだいたい録れていた。
それを使って全体を組み直し。1週間では終わらなかった。10日くらい。
あと、<石垣>のときと同じように、冗長かなという部分はかなり容赦なくカット。
さいしょのテーマ曲のライヴとあわせてぜんぶで30分くらいに。

反省点。元音源、全体的に、音声レベルを上げすぎたかな。ストリングスの音楽のところなど、聞くも無残に割れてしまって残念。
あと、これでもまだ冗長だな。もっとカットできる。
ストリート公演をやるようになって勉強になるなと思ったのは、人が立ち去るタイミング。
そっか、この辺にくると退屈されるのか。自分でもちょっと思ってたけど、じゃぁまた考えるか、と。
ネット時代のテンポにあわせ、最近はミニマリズム。
とはいっても、ストリートミュージシャンや大道芸人など、つねにこうやって芸を磨いてるんだろうなぁと思う。
物語の骨組みじたいは変わらないし、表現の仕方はいろいろ試してみていいと思っている。
ただ・・・今回は、そもそもがミス・サイゴンなみにしけた話だから、「テンポよく!」っていうのとはそぐわない部分もあり、難しい。

●告知

5月公演の反省を活かし、ステージをやるだけでなく告知にも力を。
日時・場所の訂正シールをはやめにつくって12月公演のときのフライヤのあまりに貼り、今回用フライヤ作成。
事前に会場事務所にもちこんで掲示してもらう。
当日はイーゼルにも掲示&それ用の椅子を用意してそこにも置く。
ステージの前後に興味を示してくれた通行人に配布。

自前のイーゼルがなくては! というのは前から思っていて、あちこち見て歩いていた。
でも、どれもけっこう高価なうえ、心惹かれるデザインのものがない。
いいや、自分でつくっちゃえ! ということで、家にあった材木のあまりと、白ペンキのあまりと(日曜大工をやるので)、板材、蝶つがいなど買ってきて制作。
原価数百円。
でも、ホームセンターが仕事場と逆の方向にあるので平日はなかなか行けず、結局仕上がったのが前日。
これはまずい、ペンキが渇かん! と焦って必死でドライヤをかけて完成。
ネジまわしを使うといつも中指の内側に豆ができて痛い。

反省点。イーゼルとフライヤを、遊歩道はさんで反対側に置いといたのだけど、やっぱりステージのすぐそばのほうがよかったかも。距離があるとみんなあまり目がいかないみたいだ。

イーゼルのことを一生懸命考えていると、街を歩いててもよくイーゼルが目につく。
カフェの看板にはよくイーゼルが使われてる。
これでもイーゼルなんだ・・・と、びっくりするほどでっかいのも。でも、客観的に見るとちょうどいい。
植え込みのなかにいっしょに植え込まれちゃってるようなのも。
それも、よく見るとちゃんと蝶つがいがついてる。

●HP

先先週末と先週末はかなり時間をかけた。年明けからの話だったので、とりあえず仕上がってよかったと思う。
とはいっても私は画像をつくってはめ込んだだけで、枠組みをつくってくれた団員さんのかけた手間と時間に比べたら大したことはない。
htmlは不慣れなのと、テキストにするとブラウザによって見え方が違ってかなりトリッキーなので、文章もぜんぶ含めて大方画像にしてしまった。
例によってフォトショ。

●場を整える

前回の反省をいかし、今回は事前に道具立てのテーブルや椅子といっしょにお客さん用のベンチもお願いしておいた。
これがあるのとないのでは大違いだよなぁ、やはり。
組み立てたりたたんだり運んだり大変だけど、やはり必要。

あと、当日団員さんの意見で場所を前回のところから少し移動することに。
やはり背景がちゃんとあるのがいい。
木立で、陰になったのもよかった。

今回は忘れずに公演前に流す用の音楽CD(今回はアルタン)を用意。
イベント感を出すためにこれも必要。

●演出

王女が水にのまれるシーンは、12月公演のときは暗転で表現したが、昼間の野外だとそうもいかず、課題だった。
暗転の代わりに、ブルーシートの両端を二人にもって引っぱり上げてもらうことに。
さいしょ、ポール的なものに引っかけてもらおうと思っていろいろ検討した末、木製の洋服用ハンガーポールを2本購入して使うことに。
ところが、じっさいやってみるとハンガーポールがブルーシートの重みに耐えられずに倒れてしまう。
で、ポールは使わずにずっと人に持っててもらうことになった。
道具類が減ったのは喜ばしいが・・・
2本購入したポールの1本は返品したもの、もう1本はレシートを捨ててしまったので返品できず。
とりあえず服を掛けているが、家のなかに不用品が増えてしまったのはなんとも悔やまれる。

●道具類

道具類は持ち運びを考えてできるだけ軽い素材でつくる。
ところが、風に吹かれる野外ではそれが裏目に出て、しばしば目も当てられない状況に。
重し用に2ℓのペットボトルをいくつかもってったが、あまり役に立たず・・・。

●反省点

雑用に明け暮れて自分の役作りに手が回らず。それが最大。
ギターも間違えたし、ダンスもきまらなかった。来週までに少しエクササイズしないと。

        *

公演直前は、いつもバタバタするし、ほんとに頭が疲れる。
なにも見落としがないように。
衣裳や道具類、音源関係に加え、ふだんの稽古には必要なくて、公演のときだけもってくものもあるし(ビデオに三脚、その充電とSDカードの空き容量確認、フライヤにフライヤ用椅子にイーゼル、不測の事態のためのガムテープやはさみ、ひもや安全ピンなど)。
10くらいのカテゴリの、それぞれにまた10くらいのこまかな問題があって、つまりはいちどに100くらいのことを考えながら、時計を睨んでひとつずつ片づけていかなくてはならない。
ぜんぶは手が回らないとなると、どれを優先するか、どんな順序でやるか。
やれることはぜんぶやったつもりでも、終わってみるといつもさらなる課題が山積み。
改善に改善を重ねてゆくプロセスが、質のいいステージを実現するには不可欠なのだ。
4作目、慣れてきたといえば慣れてきた。
疲れてきたといえば疲れてきた・・・

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Posted by 中島迂生 at 22:49│Comments(0)トップ
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