2018年04月23日
食器は白でまとめたい

キッチンに常駐の、ふだん使いの器たち。
マグカップは丸みを帯びた優しげなフォルムがお気に入り。

棚のいちばん下の段が食器スペース。
服のことなんかを書いたので、ついでに食器のことなど、こちらに住んでからのもようを。
春になって、少し気分を変えようと、食器棚の上を少し配置換えしてみた。
ちょっと飽きてきた色物を、目立たぬよう重ねたりしただけだけど・・・
・・・プププッ! これ、食器棚っていうのか?
実は、ふだん使いの皿はキッチン台の壁に立てかけたりしていて、ここに戻るまもない。
ふだん使ってるのは、お皿2枚、マグカップとワイングラスくらい。
こちらでもつくばでも、食器はあまり数使わない。
持ってるの自体少ない。
わざわざ食器棚なんていらないくらい。
何でしょうね・・・ 母親が焼き物好きで、昔から食器棚いっぱい。
土っぽいやつ、笠間焼きとか益子焼とか。
陶芸教室に通って、自分で作ったりもしてたっけ。
風合いに味があって、魅力的なのは分かる。
けど、私自身はとくに興味もなく・・・ひとりで暮らしたら、こんなたくさんはいらないだろうな、とは感じていた。
かといってこだわりがないわけじゃない。
自分ではそんな厳しい条件だとは思ってないのだけど・・・
とりあえず白で、無地なこと。
それだけ。
あとは、青の草花模様とか多少入ってもまあいい。
なぜ白かって?
それは色物や柄物だと、のせる料理を選ぶから!
それに尽きます。お皿と料理の色調が合ってないといらいらするんですもの。
けど、こちらで暮らし始めたら、これがなかなか見つからない。
そのへんのスーパーでも食器などいくらでも売ってるのだけど、
ことごとくよけいな柄入りで、白無地のないこと。
さいしょの1年くらいは、持っていったコッヘルでお茶飲んでいましたよ。
間に合わせの、好きでもないカップなんて買いたくないもん。
ただの白いお皿を手に入れるまでも数ヶ月はかかった。
なんでこんなキャンプ生活みたいな・・・って思いながら。

なかでも、白のマグカップは、いまのものに出会うまで紆余曲折・・・
白でも、青白いのじゃなくて、できればあたたかい白がよい。
あんまり直線的なフォルムじゃなく、できれば卵のように少し丸みを帯びたのがよい。
そんなうるさいほうじゃない、そんな過大な要求じゃないよねと思ってたけど、これがなかなかないんだわ。
私、けっこうこだわりが大きいのかしら、もしや。
やっとめぐり合ったと思ったら、買うときは分からなかった微妙なひびが入ってて、
紅茶を入れると茶渋がそこだけ残り、洗っても取れない・・・しかもけっこう目立つところ。
フランスでモノを買うあるあるなのだ。同じ棚に並んでいても、クオリティは千差万別。(店員もしかり)
で、次のときはものすごくマニアックなまでに吟味して選ぶことに。
結局、いまのマグカップに出会うまで3年近くかかってる?
今のアパルトマンに越してきたとき、この棚の一番下の段に食器が置かれていたので、
ひきつづき食器置き場に使ってる。
というか、ほかに置けるようなとこもないし。
好みでない、柄や色の入ったものは即外へ出し、白ベースのものだけ残した。

その頃になると自分でもってきた食器も多少あって、あわさると、
最初の頃は、一人暮らしなのにけっこう多いなっていう印象。
グラスなんか8脚くらいあったかしら。
それから3年ばかり暮らすうち、お皿が3枚くらい割れ、グラスも3脚くらい割れ、今に至る。
ちょうどいい量になったかな。いや、それでも多いかな・・・
もとがけっこう多かったのでね。
割れたときは、うわ、やっちゃったー!と思うし、破片が冷蔵庫の下やあちこちに飛び散って、後始末もたいへん。
にもかかわらず、どうも、心のどこかでなにかスカッとしてるふしがある。
なんだろう・・・
やっぱり潜在意識で、「これはちょっと多いよね!」と思ってるのかも。
多すぎる服を端から着倒しながら、「よし、順調に減ってる!」みたいな。
「ちゃんと使って、全うしたよ!」みたいな。
あ、それより、冷蔵庫の食材を、無事に最後まで使い切った感じ?
ミニマリストじゃないので、もとからあったやつでもとくに嫌いじゃないものは、そのまま残しています。
たまにはお客さんだって来るし。
でも、とくに嫌いじゃないだけで、そう好きでもないのかもね。
いまあるうちの半分くらいは、結局いままで一回も使ってないし。
たとえば、5脚組のワイングラス。
多いけど、透明だし、そんなに存在を主張しないので残している。
ただ、構造的に底部分に指が届かず、スポンジを使わないと洗えない。
あと、ボディ部分に白で何かのあんまり美しくないロゴマークが入ってて、目に入ると微妙にいらっとする。
そうすると、くるっと回してロゴが側面にくるようにします。そしたら見えないので。
しまいには、自分でくるっと回ってくれないかなぁ、とか思い始めるw(いや、それはなかなか厳しいでしょー)
いまではそのうち2脚割れて、3脚になりました。
グラス割るときって、私の場合、洗ってるときに蛇口にぶつけるパターンがほとんど。
でも、ワイングラスは、それしかないのでね。
さいごまで使おうか、それとも手放して別のを迎えようか、今もモヤモヤ・・・
そういうのが、微妙で難しいやつ。

電気湯沸しやスポンジも、食器関係に含めましょう。
湯沸しは、さいきん白のに買い換えました。
さいしょ買いに行ったとき、白がほしかったけど黒と赤しかなかったの。
それで仕方なく黒を買って、3年半使いました。
毎日使ってたら少し水が洩れるようになってしまって。
それでも使えないことはなかったのだけど、
まぁここまで使ったのだしいいよね、と思って、古いほうは寄付した。
前期の怒涛の試験期間を乗り越えたお祝いw
やっぱりもともとほしかった色だと気分いいです。
よく見る食器用スポンジって、どうしてああも主張の激しい黄色と深緑なんでしょうか。
なんか工事現場のようにうるさい色だわ。
あれは、日本もフランスも変わりません。
世界中の洗い場にケンカ売ってるのだろうか。
いつも行ってるカルフールというスーパーでこの白いスポンジを見つけて以来、愛用中。
おかげでシンクが見た感じたいへん平和になりまして、ありがたい限り。
かくて物語はつづきます。。
次記事では、以前も何度か少し触れましたが、この部屋のインテリアについて。
インテリアは、断然白!
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Posted by 中島迂生 at 07:45│Comments(0)
│巴里日記2018-4月
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