2012年01月02日

<湖底の都>2011冬公演動画

ども。
おめでたいのかどうだかよく分かんない気もしますが、皆さま今年もヨロシク。

昨晩から編集しておりました本公演のダイジェスト版、やっと出来上がりましてアップ完了。やれやれ。
どうぞ~→
http://www.youtube.com/watch?v=NqvwCvRuDF4&feature=mfu_in_order&list=UL

ついでにリハダイジェスト→
http://www.youtube.com/watch?v=ec9HYL-8sC8&feature=related

編集作業っていうのはやっぱり時間かかりますなぁ。
全体を何度もじっくり見て、いちばんいいとこをちょっとずつピックアップ。
5分の動画にまとめるのに一日かかる。
皆さんご意見ありましたら何でもぜひ。

ビデオスタジオ3のヘルプをとっくり読み直していたら、クリップを矢印ひとつで前にでも後ろにでもいくらでも伸ばせる機能があったのをあらたに知った。
私にとっては、大発見!!!
これで100倍くらい編集がスムーズに。
それにしてもすごい機能だよなぁ。
トカゲのしっぽみたいな。
あ、でもトカゲのしっぽだって、しっぽから本体は再生できないんだから、それ以上だ。

それと、コマ割りで静止画をじっくり見ていくと面白いね。
絵としてとてもいい感じのがあちこちに。とくにダンスのシーン。
ただ、なぜかいま自分のビデオスタジオだと、静止画を取得する機能が働いてないんだけど。

レンダリング1回拒否られて心が折れそうに。
なぜだか原因不明。
あきらめずにmpegでなくmpeg4で再挑戦して成功。

きのうまであんなことがあったので、アップロードにはほんとに神経使う。
見張ってないとダメなんじゃないかと思って、完了するまでずーっとパソコンの前に貼りこんでましたわ。
やっぱり、アップ主の意志の強さとかも成功率に影響するんではないだろうか。
にしても、いやー 心臓に悪いよあれ。
  
Posted by う at 00:21Comments(2)公演動画

2011年12月31日

七転び八起き

17日の<湖底の都>公演のフルバージョン(35分くらい)を、ユーチューブにアップしようとしてる。
きのうの晩から、11時間くらいかけて92%くらいまで来たところで、「予期しないエラーが発生しました この問題はユーチューブ側の問題である可能性があります もう一度アップロードし直してください」
・・・
「もう一度やり直してください」って気易く言うなっ!!!
っていうか、何で92%まで来たところでエラーなんだよっ!!!
エラーならさいしょから言え!!!

気を取り直して、もう一度。
腫れ物を触るように、ほかのソフトを開くのも遠慮して、何も作業ができない。
さっきまでやはり11時間くらいかけて87%くらいまで来たところで「予期しないエラーが・・・」
・・・
いい加減に・・・

・・・はぁ・・・
・・・疲れた・・・

ケーブルテレビの回線なのがいけないのか。
それともユーチューブのページに書いてあったように、ブラウザとかの問題?

まぁいいや。
私の気持ちが立ち直るまでしばらく放っとくことにする。

自分の力でどうにもならないことは凹むけど、どうにかできることはやる。
今日はベランダの間仕切りを直した。

もともと自分で板買ってきて、切ってつくったのよ。
震災のときに一回倒れて、縦木と横板を釘で打ち合わせてあっただけだったのでばらばらに壊れてしまった。
ので、夏くらいに上側の横木をドリルで穴開けて全部分ボルトで締めて、取りつけ直した。

そのあと9月に台風のときまた倒れて、ボルトで締めてなかった下側の横木がまたばらばらになった。
ドリルで穴開けるのがすごく大変で懲りてたので、しばらく立てただけで放っておいたら、すぐまた強風で倒れた。
間仕切りがちゃんとしてないと、プライバシーが保てなくて気が抜けない。

それをやっと今日直した。
はずれた釘は、打ち直せなかったのでぜんぶ引っこ抜いた。

ドリルの穴開け方、やっとコツがつかめたみたい。
まっすぐ力入れてやるんじゃなく、円を描くようにぐるぐる回しながら打ちこむといい。
そのほうが力入れずに開くし、穴が大きくなってボルトも入れやすくなる。

それにしても、南向きのベランダってほんといやだな。
何をするにもいちいち顔が焼けるのをふせぐために後ろ向きになってやらないといけない。
それだけのために山ほどよけいなエネルギーを使う。
いま職場の窓が北向きなんだけど、すごく快適。
こんど住む場所を選べるなら北向きの窓にしよう。

それはさておき・・・
何でもそうだけど、諦めずに取り組んでくうちにコツがつかめて、あまり大変じゃなくなってくるようだ。
ユーチューブは今でも死ぬほど大変。
でも、諦めてたまるか!!!
  

2011年12月29日

語録2011

春くらいから壁に色んな言葉を書いたメモを貼ってる。
でも、ずっと貼ってると自分の目に耐性ができてきて、あまり響かなくなってきて。
いちど全部外して捨てる前に、ここにメモを移しておこうと思う。

「量をこなしてはじめて手の抜き方が見えてくる」
「だれも思いつかないようなことをやる」
「いちばん緊急で重要なことだけをやる」

これは今年本屋で平積みになってた、たしか<死ぬまで仕事に困らない100の言葉>という本からの一節。

「あなたのことをよく知らない誰かがあなたの悪口を言っているとしたら、
 それはあなたがすばらしいということなのよ」

これはパリス・ヒルトンの言葉。

「常に新しいことを起こしていかないと。
 自分が飽きてるとしたら、まわりはもっと飽きてるのだ。
 どんどん変えていっていい。そして自分が楽しいようにやろう」

これは自戒をこめて自分で書いた。

「とりあえずやってしまう。文句言われたらやめればいい。
 許可なんかとってたらいつまでたってもできない」

これは、「駅前でビラを配るにはどこに許可を取ったらいいんですかね?」と相談したら言われた、某NPO団体の方の言葉。

「地味で退屈な決断の積み重ねが、派手でエキサイティングな人生を造る」
「すばらしい人間は、周囲に認められる前から自分で自分を<すばらしい>と認めている」

これは前出の本の一節。

「頑張って、小さなポニー。
 戦いつづけるのよ!」

これはレディー・ガガ。ユニコーンの絵とともに。

「私はほんとに底辺から這い上がったわ」
「まだ有名になっていないときでも、好きなことを毎日やっていた時点で、私はある意味成功していたの」

同。

「これから自分がつくり上げようとしている伝説をいつも思い見る」

同。これは、楽屋にいつも自分の尊敬する先人たちの写真をいろいろ飾っていることを説明して。

ガガの影響で、いまさらロッキーのシリーズをさいしょからずーっと見た。
ロッキーの誕生の物語にも感動した。

"Don't give up, keep talking.
And eventually you might have nerve someone to go 'Ah! Come on back!'"

これはシリーズ第1作のうしろに入ってるメイキングクリップで25年後のスタローンが言ってる言葉。
まぁ色々と脚色はあったらしいけど、ロッキーが世界的成功を収めたことは事実なのだから。

"The insight and the patience, the willingness to take a chance"

これは成功に必要なことを語ってる言葉。

"I gotta try, I gotta do it.
I might be totally wrong, I might have many of you done with me... just believe in it."

私から望んだことではなかったが、いろいろと敵をつくってしまっていたときだった。
どれだけ力づけられたか。

"Fear is a fighter's best friend. It ain't nothing to be ashamed of.
Fear keeps you sharp, keeps you awake, makes you wanna survive.
But you gotta learn how to control it.
Cause fear is like this fire. And it's burning inside.
If you control it, it's gonna make you hot. But if this thing controls you,
it's gonna burn you and everything else around you up, that's right."

これはロッキーのⅤだったかな。ロッキーが弟子にトレーナーとして、恐怖心のコントロールの仕方を語る部分。
シリーズを次々と見て、涙を流すたびに、いろいろと自分の中の鬱屈した汚れが洗い流されていく気もちだった。

「努力するっていうのは、並の努力じゃない。
 人の十倍くらい努力することを言うんだ」

これは職場の飲み会で某氏の言葉。

「小さいことでガタガタ言うな」

これは矢沢あいのマンガ<NANA>に出てくるタクミの言葉。
<NANA>は前から映画が好きだったのだけど、今年になってまじまじ原作をさいしょから読んだ。
いろんなモデルの存在を感じだけど、とくにタクミの人物造形にはX JAPANのYOSHIKIの面影を色濃く感じて。
話が進むにつれ、ますます。
X JAPANのことがあらためて気になってきたのも、その辺にあるのかも。
でもね、頂点に立ったトラネスもその「小さいこと」をきっかけに崩壊していくんだよね。

「安住するな。悔しさをバネに変えろ」

これは自分に向かって書いた。
けどなー。正直、いま自分史上最強に楽しい職場だったりして、安住せずにハングリー精神を保つのはなかなか難しい。

「ひと目で鋭く人を見抜くことが必要。次につなげられる人かどうか。
 いい人だけどお客さんになってくれないっていう人もいるし。
 自分の首がかかってるし、時間をムダにすることになるからね」

これはお世話になってたライヴバーのマスターの言葉で、営業の仕事をしてたときのことを語ったところ。

  
Posted by う at 16:47Comments(0)身辺雑記

2011年12月28日

先駆者たち

今回の初演の準備してるあいだ、疲れて息がつまってくると、息抜きにキーボードを叩いていたりしてた。
さいきん毎日のように弾いてたのは、X JAPAN の Silent Jealousy。
X JAPAN は世代のはずなんだけど、ピークだったころは正直よく知らなかったし、それほど興味もなかった。
ただ、この1曲だけはなぜだか昔から偏愛してる。
中学生くらいのときから?
一日、リピートでずーっと聞いてたこともある。
裏打ちドラムがとにかくすごくて、聞くたびにほれぼれとする。
しかも、同時に切ないバラードでもあって。
ロックの曲ってざっくりいって、ビートのきいた激しい曲と美メロのバラードくらいに分けられると思うのだけど、その両方の要素が奇蹟の融合を遂げた1曲。

ずっと好きだったけど、これをひとりで弾き語りなんてできるわけないと思ってたし、私がエックスバンドをやるっていうのもちょっと想像できなかったから、自分でやることはまぁないだろうと思ってた。
でも、夏ころかな、アコースティックしか許されてなかったライヴバーでどうしてもレディー・ガガの Judas をやりたくて、その一心でキーボでアレンジしてみたらけっこう面白いものができたんだ。
そのあたりから、もしかしたらキーボって自分が思っていた以上の可能性をもっているのかも、という展望が開けてきた。
で、ほかにも今までできっこないと思ってた曲のなかで、やりたかった曲ってなかったっけ? って考えたときに、さいしょに浮かんだのがこの曲。

<湖底の都>の制作と並行してアレンジを始めたのだけど、なんか違和感なかった。
歌詞の世界が、妙にロンデナントちっくで。
神々への嫉妬、運命へのジェラシー、みたいな。
弾きながら、舞台のイメージが増幅したりした。
毎日のように弾いてるうちになんとなく曲の魂のようなものが自分のなかにしみこんできて、こんなすごい曲をつくったのっていったいどういう人たちなんだろうって気になってきた。
X の曲はそれまでも何曲かコピーしてはいたんだけど、考えてみたら全然知らなかったんだ。
そこで、公演の2日前くらいに、しみじみとwiki で X JAPAN の項目をずーっと読んでみた。
いろいろととても感動した。
いろんなドラマや挫折や失敗や、ぜんぶひっくるめて私はこの人たちがとても好きだと思った。
そのあと、いろんなライヴ映像や、過去のテレビのトーク番組や、ユーチューブに上がってるいろんな動画を片っ端から見始めて、爆笑したり号泣したりしながら、少しずつ全体像がつながっていった。
1週間くらい、1冊の書物にどっぷり浸かるように、X JAPAN という物語に浸りきっていた。
この数年、劇団を立ち上げてひっぱってきたあとだからこそ共感することがたくさんあった。
私のなかで舞台と音楽のあいだにあまり境はなくて、バンドだって劇団の一形態みたいなものだと思ってるし、and vice versa.

初期の映像で、木造アパートに住んでる設定にして「アフリカに行って象にヘビメタを聞かせたい」と語ってるYOSHIKIとか。
伝説のやしろ食堂ライヴ。
デトロイトメタルシティをとっくに地で行ってた人たちがいたんだ! みたいな。
閉じた輪の中で独自な世界を創出するのもいいけれど、外の風に曝されることを恐れてはいけないよね。
というか、彼ら自身のなかにものすごい冷静な客観性とともにユーモアの精神があって、ああいうシュールな対比から生まれる面白さを自ら楽しめる人たちだったのだと思う。

コアメンバーが同じ5人というところにも何かひびくものがあった。
5人並んで同じ光を目指して同じ心で走っているように見えても、ほんとうはそんなことはありえないのだと。
人が何人かいるところでは、必ずさいしょに立ち上がってこれをやろうと心に決めた人がいて、ぐいぐいひっぱっていく人がいて、ついていく人たちがいて。
ついていき具合にもそれぞれみんな差があって、ビミョーな不満や批判もあって、目立ち具合や注目のされ方にも差があって、温度差もあって。
そのなかでバランスをとっていかないといけない。
高い所を目指していると、仲間にも同じだけの努力を要求してしまって、されたほうが応えられなくて疲れたり、軋轢が生じたり。
ひいてはそれが積もり積もって内部崩壊につながっていったり。

思うのだけど、やるべきことのある人は、周囲に気を遣ったり、遠慮したりしすぎないで、どんどん走っていけばいい。
空気読んで萎縮してても自分のいいところって開拓できないし。
妥協していてもいいものはできないし。
自分でこれはだめだなと思うものは、必ずや人が聞いてもだめなのだ。
どんどん高いものを目指して走っていけばいい。
ただ、一人になってもいい覚悟があるのなら。・・・

YOSHIKIはじっさいほかのメンバー比10倍はいろいろ苦労してるしがんばってると思う。
ほかのメンバーに対して、お前らなんか楽なもんだ、何でこれくらいの要求に応えられないんだ、的な思いを禁じ得ないとしても、それは道理。
けど、ほかのメンバーにとってはそれが必ずしも100%の自己実現というわけではなくて、結局は他人のやりたいこと、目指すところへついていってる、突き詰めれば他人の理想のためにがんばってる立場なのだから、やっぱり同じではないわな。

YOSHIKIとToshlはバンド仲間であると同時に、ゲンズブールとジェーン・バーキンみたいな関係なんだと思う。
プロデューサーと歌手、みたいな。
「Toshlの声を道具のように使っていた」とのちにYOSHIKIは語っているけど、一方ではToshlが自分だけでは見いだせなかったかもしれないよさを引き出したとも言える。
「自分のなかに理想のToshlのボーカルがあるんだ、ここのフレーズではこんなふうに掠れて、というところまで全部あるんだ」と。
「自分はToshl本人よりもToshlの声を分かってると思ってる、なぜならToshlが1時間ボーカル入れをしたとしたら、自分はそのあと10時間かけてそれを編集するのだから」と。

自分が音源編集を手掛けるようになる前だったら、ひたすらToshlのことを気の毒に思ったかも。
でも、同じように人の声を編集してる今だから。
不満があっても、いちいちいろいろ注文付けていやな思いをさせるのは悪いなと思ってそのままにしてしまうと、やっぱり外から批判を受けるんだな。
私自身が編集作業に苦労するのは同じなのに。
そのへんがほんとに難しい。

YOSHIKIって、自分の中に追い求めてゆくべき星がひとつ確としてある感じで、あんまり誰のこともあてにしてないし、人のせいにしないし。
求道者的なところ、そこはスゴイ、見習わなきゃ。

でも、自分のともに行くべき人と定めた相手に対しては、すごい執着だな。
Without You は、書いたときからToshlのボーカルを想定していた。
でも、それから何年もしてやっと世に出すときになってもToshlが歌ってくれなかったから、どうしたかっていうと、インストで、歌詞カードに歌詞だけ印刷して出したのだ。
それからさらに何年もたって、そのあいだに何度も何度も働きかけて、ついにToshlが戻ってきてくれて。
そのあともいろいろあって、さいきんになって本気で再始動して。
そういう物語を知ったあと、二人で奏でる Without You を聞くと、これはどうしたって泣いちゃうよ。

Endless Rain とか Tears でもそうなのだけど・・・
2番のAメロあたりで、Toshlがクリスタルピアノを弾いてるYOSHIKIのとなりに来て、同じ椅子に座って歌うとき、 二人のあいだに流れる空気に、重ねられてきた時間の濃さと重みをものすごく感じる。
あぁ、この人たちは、傷ついたり迷ったりしながらも、彼らにしか生き得ない物語を全力で生きてきた人たちなんだなぁと思うのだ。
あたしもこんなふうに全力で生きてるだろうか?

Love and respect to you, X JAPAN.

  
Posted by う at 23:04Comments(0)アート一般

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅲ

●ダンスなど

まぁ、結論から言うと、あんなものかな。
基本、だいたい自分の踊るところは各自が振り付けしてた感じで、各自ができるところをできる限りにやったらああなりました、みたいな。

曲と同じに、とくにさいごの踊りでは、優雅なだけじゃない、パンチの効いた、力強い感じを取り入れたかった。

今回個人的にいちばん頑張ってくださったのはロンデナント王子かな。
毎日、娘さんを相手に練習されたそう。
そのかいあって、本番もばっちり。
役柄を踏まえて、独自のタカラヅカ的演出を加えてくださったのもよかった。

魚ナンバーワン嬢が、みんなで踊るさいごのダンスの振り付けを考えてユーチューブに上げてくださったのだけど、みんながみんな覚えられたわけではなかった。
2年前のエインガスのときに、やっぱりユーチューブで振付を覚えてもらったのだけど、ネット環境がなくて、かなりの手間をかけて近所の図書館でネットを見られるような手配をしてあげた団員さんがいるのね。
そしたら、今回は自転車が壊れたから図書館まで行けないって。・・・
それ聞いたときはどどーんと無力感に打ちひしがれて、「馬を水辺まで引っぱって行くことはできるが・・・」っていうことわざを思い出したりしてしまった。
まぁ、あたしがもう少し汲んであげるべきだったのだけど、要するにあんまり踊りたくなかったのだ、その人は。
そういうことなら、仕方ない。
やりたくないことを無理にやっても、あんまりいいものはできないからね。
そんなわけで4人になってしまったけど、まぁ、結果的にはけっこうまとまったかな。

●照明

今回は、全体ライト+中央奥と上手手前にスポット、それにアッパーの緑ホリゾント。
結果として魚ナンバーワン嬢に一任してお願いすることになり、さすが舞台経験者、りっぱに果たしてくださった。
早着替えも何度もあるなか、ものすごく忙しいことになってしまい申し訳ない。

みんなで踊るさいごのダンスのところでは、ひとりだけ踊らない団員さんに照明をお願いしようと思ってたのだけど、それもやらないというのでほんとに困ってしまった。
そこで何とかやりくりできるように少し演出を変えてDVD自体を、音源編集のプロジェクトファイルまで遡って手直しするはめに。

●包括的考察

よくネットのコラムで、「いかにいい仕事の仕方をするか」みたいな話で、「全体の80%の力を使うこと」とか「30%の余力を残しておくこと」とかあるけど、要するに同じことだよね。
いっぱいいっぱいじゃなくて、常に少し余裕を残しておくようにすること。
時間的、精神的、人員的に。
それってほんとに難しいけど、ほんとに大切。

公演が迫って加速度的に忙しくなってくるときに限って、何でこのタイミングでっていうような機器トラブルだとか、劇団とは関係ないごたごただとかが色々とよく持ちあがる。
そういうものにうまく対処できるように、余力を残しておかないと。
先日書いた、急にPCのオーディオが聞こえなくなるトラブル。
前日には、PCを立ち上げた途端に、購入以来はじめての「バッテリを識別できません!」ウォーニングが現れて慌てた。結果的には、ただバッテリが切れたというだけで、コンセントにつなげばふつうに使えたのだけど。
以前、パトリックフェスのやっぱり前夜くらいに、突然ネットがつながらなくなるトラブルが持ち上がったこともある。
あと、1週間前になって急に演出の構想が豊かにふくらんでしまい、ひとりで突っ走る習性のある団員さんなどもいて、なかなか平静を保つのがたいへん。

まあ、それでも、6月の末にスタートを切ってから6ヶ月弱。
新しい試みや挑戦がたくさんあって、時間もあまりなかったわりには、けっこう余裕をもってのぞめたほうじゃないかと思う。
公演の前日に、一日仕事のお休みをもらったのも大きかった。
休み取らなくても何とかなったとは思うのだけど、取れたおかげでいろいろこまかいところの仕上げができてよかった。
もちろん、初演の前にやろうと思ったことの全部をやれることなんてありえなくて、3つのうち2つをやれるとしたらどれとどれ? みたいな感じにはなるのだけど。
理解ある職場にほんと感謝。

●公演後にやること

・各方面にお礼メールを打つ。
・ブログに記事を上げる。
・動画をまとめてユーチューブに。
・この備忘録を記す。
・後片づけ

そんなこんなで、ひととおり片付くまでに最短1週間はかかる。
本番の映像は今回人様に撮っていただいて、現時点でまだ届いてなくて、とりあえず自分の固定ビデオで撮ったリハのもようをダイジェストにして上げてある。
ダイジェストにする編集作業は相変わらず時間食うのだけど、wmvじゃなくてNTSCでレンダーしたらずいぶん楽になった気分。
ユーチューブへのアップロード、PCを放っておくと失敗しがちなのは、電源設定のせいではないかと思い至り、コントロールパネルを開いて設定を変えてみた。
結果、寝ているあいだにアップロード成功。

さて、あと後片づけが終わったら、今後の方向性を検討する作業に入らなくては。
  

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅱ

●音楽/音源
 
・テーマ曲
冒頭部でテーマ曲を、ギターの伴奏でみんなで合唱、この部分は吹きこみ音源なし。
これは今回新しい要素のひとつ。
せっかくぜんぶ自分で書いてるのだしほかではいつもライヴやってるのだから、ライヴの要素も取り入れたいと思ってようやく実現できた。
けど、今回のお客さんは音楽にはあんまり興味なかったのかな。
セリフが音源込みだったことは色んな人が批判してたけど、曲については誰も一言も言ってなかった。
ふさわしいお客さんを開拓していかないとね。

テーマ曲はありふれたコード構成だけど、シンプルで悪くない。
苦労してたくさんのトラックを重ねて、音源も味のある仕上がりになってる。
ボーカル+ギターの元トラックに、コーラスを3トラックほど、ギターのストロークを別に1トラック、プラス、シンセのストリングスとコーラスを1トラックずつ重ねてる。

深緑だね、曲調が。Eが目立ってるから。
Eって深緑じゃない?

これまで、<エインガス>と<石垣>のテーマ曲がアコでブンチャッチャみたいなのだったから、今回はもうちょっと普通に聴ける感じに、自分がふだんライヴでやってるロックやポップスに近い感じにしようと思って。
今までよりもっと力強さが、パンチの効いた感じがほしいなと思って、そんな感じにした。
それと、今までがんばって日本語で書いてきたのだけど、やっぱ詞は英語のほうが書きやすい。

・ミーズとロンデナントの別れのダンスの曲
今回、気に入ってる曲のひとつ。
場面にとても合っていて聴きやすいのだけど、実はふしぎな拍子の曲で、Aメロが基本4分の3なのだけど、ところどころ変なところで伸びてるし、Bメロは8分の6なのかな? しかも、AメロとBメロを同じテンポで弾くと明らかに変なので、それぞれでテンポを変えてるのだ。
あぁ、こういう面白い曲が降ってくるようになったんだなと思ってうれしかった。

さいしょはシンセのチェロの音で入れたのだけど、音源を人に聴いてもらったら、一発で「シンセの音だね」と言われてしまい、・・・やっぱりちゃちだからやめようと思って、エレピで、パイプオルガンの音で入れ直した。
エレピだとチェロの音がなくて、あったなかでいちばんイメージに合っていたのがパイプオルガンの音だったのだ。
ほんとは、あの時代にはまだパイプオルガンなかったはずなんだけど。

・鳥のさえずり
これだけ全部オリジナルでがんばってるのに、ネットで探してくるっていうのも芸がないなと思って、ほんとはロビンかブラックバードの声を吹き込みに、ちょっとイギリスあたりまで行こうかと思ったのだけど、なかなかそうもいかず。
発想を換えて、シンセのフルートの音で、BGMのひとつの冒頭部分のバリエーションを。
時間がなかったので直接シンセからパソコンにつないで、その場で弾いて入れた。
だから弾いてるときは自分の音が聞こえない状態だった。

・その他
曲はシンプルなほうがいいけど、凡庸ではダメね。
今回は、ほかは凡庸なのが多かった。
ミーズとロンデナントのさいしょのダンスの曲など、シーンには合ってると思うけど、何の目新しさもなく。
BGMに使ったギターインストも、Bメロで転調するのでレコーディングがえらく大変だったんだけど、おおかたあんまり耳にひっかからないよね。
風景画の映像のときに使ったピアノ曲は、あれはさいしょにダーッと降ってきた10曲くらいのなかに合うようなのがなかったので、わりと直前になって急遽書いた。
ダンス曲のほうと似てて、よく間違えてこっちで踊ってしまったりしてた。
あんなに美しい風景には、もっといい曲があるはずだと思うのだけど・・・
いいのが降ってきたら足すかも。

●ナレーション、セリフなど

音源込みだったことや、セリフを同じ人がぜんぶしゃべってたこと、ノイズが入ってたことなどに批判が多かった。
これについては、こういう事情があったんだよ・・・と弁明したい気もちと、・・・あたしが思うことはやっぱりほかの人たちも思うんだなぁ、で、人が聴いていいと思わなかったらそれまでだよなぁ、と思う気もちと、複雑。
これについては、あまり詳しく書くと愚痴になるのでやめる。
今後の課題としてちょっと考える。

ひとつ言うとすれば、セリフをしゃべるのは、別にいいんだわ。
あたし以外はみんな、ふつうに覚えて喋れる人たちだし、あとはあたしが頑張ればすむ話だから。
けど、ナレーションとかBGMの頭出しを、誰がやるのよ? という問題。

●映像/機器関係

映像を取り入れたのが、今回最大の新しい要素。
背景にプロジェクタで絵を映すのは、もう旗揚げのときからずっとやりたかったことなので、大きく一歩可能性が開けた。
ただ、方法論を考えたり、編集作業とか、DVD作成とか、現場では思わぬトラブルが次々起こるし、ほんと大変だったけど。

コロフィンの絵をあらたに8枚ばかり、色塗るの大変だったな。前も書いたけど。
気合いを入れてかからないと終わらないと思って、1週間くらいの突貫工事で終わらせた。
線画だけならまだいいんだけど、色を塗るのは昔から、めんどくさくてあまり好きじゃない。
塗り絵って信じられない。
自分の絵さえ、色塗るのめんどくさいのに、なんで他人の絵に色塗んなきゃいけないのって思うよ。

編集に使ったのは、ビデオスタジオvol3。
多機能だけどなかなかクセが強くてやっかい。マニュアルがものすごく長くて、やりたいことのやり方を見つけ出すのが大変。

よく使った機能は、フィルタでズーム&パン。
最終的にどの部分へ、どのくらいの大きさでどれくらいの時間をかけてズームするか、カスタムできるのね。
ところが、それをやると指定してないのに勝手に左右にパンもしてしまって、パン機能のチェックを外すと、カスタムした内容もゼロにされてしまう。
あれ、ひどいよな。
とりあえず勝手にパンされるのには納得できなかったので、部分指定のカスタムはあきらめた。
そうすると自動的に、まっすぐど真ん中へズームしていくことになる。

あと納得できなかったのが、縦長の画像をズームしていくと、表示できる横幅もだんだん広くなっていってしかるべきだと思うのに、ならないんだわ。
表示される横幅は同じままで、ただその狭いなかでズームされていくだけなの。
そこで、フォトショで画像の上下を切り落として3分の2バージョン、3分の1バージョンなど別につくって、グラデーションで表示して、横幅がだんだん広くなっていくように見えるように工夫した。
自然につながって見えるように、各クリップのズームぐあいも調節して。
縦長の画像はいくつかあったので、ずいぶん手間がかかった。

そうそう、そしてそれをやってるとき、急にJpeg画像をビデオスタジオに読みこめないという怪奇現象が発生。
論理的にそんなわけないんだが、そういうことがたまに起こる。
治ったあとも、何でそれが治ったのか、何が原因で起きたのか分からないのだ。

映像が入らない、音だけのところは、音だけのファイルでよかろうと思ってたのだけど、音だけのファイルをDVDに入れるということはできないらしくて、結局ぜんぶ映像ファイルにした。
とりあえず画面クリップを入れないと映像ファイルにならなくて、でもうしろで音クリップがはみ出るのはいいらしい。
そこで、ほんとに音だけのファイルは最初の1秒くらいカラーパレットの黒をクリップで入れて。
ファイルのうしろのほうで画像が出てくるという場合はそこまでの音だけの部分、真っ黒い画面をえんえん入れて作成。
音源編集でいうとサイレンスを入れるべきところに、映像編集では黒画面クリップを入れてる感じね。
映像ファイルにするとムダにサイズがでかくなる。

ブラックイン/アウトするにはどうしたらいいのかという研究も。
直接そういう機能はなくて、トランジションのクロスフェードを応用して、黒画面クリップと使う画像クリップとでクロスフェードさせてつくる。

そんなふうにして、もともと7つの音ファイルから成ってた音源に画像を加え、7つのプロジェクトファイルを作成。
で、これをじっさいどうやってスクリーンに映すかという方法論。
さいしょいつものようにwmvに、今回はハイビジョンのサイズでレンダーしてみた。
ところが、できない。
何度やっても、「失敗しました、すいません」みたいな表示が出て、ビデオスタジオ自体が閉じてしまう。
そこで、現場に行ってホールの担当の人に相談した。
そしたら、DVDにまとめて、DVDプレイヤをプロジェクタにつなげてやるのがいちばんよかろうという結論に。

それまでは基本、プロジェクトファイルからwmvにしてたんだけど、自分のパソコンでwmpで再生しようとしても、なぜだか画面が固まってしまって、再生できないのだ。
デスクトップにいろいろアイコン出し過ぎというのもあるらしいけど。
いずれにせよ、パソコンはなにかとunreliableすぎるので本番には使いません。
それにしても、形式はwmvでいいのかしら・・・以前にwmvでDVDをつくったら、気の遠くなるほど時間かかった記憶があるのだけど。
そう相談したら、ソフトで<DVD作成>メニューを開いて、出てくる形式でやってみたら? と。
それがNTSC? とかなんかそんな名前の形式で。結局mpegになる。
うち帰ってやってみたら、wmvにするより、レンダリングにはるかに時間がかからなかった。
今までの苦労はなんだったんだ? という感じでちょっと拍子抜け。

ところが、それからじっさいDVDにするまでが大変なことになった。
ビデオスタジオvol3でDVDをつくろうとすると<ビデオライター2010>というのが立ち上がるのだが、これがムジナのように正体不明で、さっぱり分からん。
あちこちクリックしてみても、ダブルクリックしてみても、全く何も開かん。歯が立たん。

困って人に訊いてみると、・・・あー、あれはみんな苦労するんですよ。と。
12だと分かりやすかったんだけど。4になるとまたそれに戻ったんだけどね。
・・・んなこと言われても。

12が入っていたので開けてみたら、体験版でもう使えなかった。あんまり覚えないんだけど。
結局、4の体験版をダウンロードして使うことに。
それが何だかんだといろいろごちゃごちゃあって、600MBもある。
で、何だかんだと時間がかかる。
もういいよーと思っても、次から次へと色々実行したり構成したりいつまでもやってる。
あげくの果ては、体験版なのに個人情報を書かされた。
で、すでにアカウントをお持ちです。パスワードを入れてください。
・・・んなの覚えていません。
ではこちらのURLからリセットしてください。

DVD1枚つくるのに、えーっ?! ほんとにここまでめんどくさいんですか。
なんかヒマラヤの山ひとつ超えるほうが楽そうな気がしてきた。

やっとインストールが終わってやってみると、たしかにこれなら分かりやすい。
30分のコンテンツ、DVDに焼くのに10分くらい。時間もリーズナブルだ。
けど、焼き終えたあと「プロジェクトを保存しています」というのの、水色のタスクバーがえんえん出て、いつまでも閉じることも、パソコンを終了することすらできず、やっかい至極。
あげく、保存されたプロジェクトファイルというのをあとで見てみたら、コンテンツのさいしょの1秒くらいが入っただけの、何の意味もないファイルだった。
・・・何だこりゃ。

できあがったDVDを見てみる。
<メニューを作成>というところのチェックを外しておかなかったら、勝手にできあいの目次ページができていて、なんかジャズの音楽まで入ってる。
メニューってそういうことだったのか! じゃあ、あっちゃだめだ。
で、次に焼いたバージョンからはメニューを外した。
そしたら、それはそれで問題が。
7ファイルの各区切れ目を、チャプターとして認識してくれないらしくて、頭出しできないのだ。
途中に行きたい場合は、いちいちさいしょから、ファイル1のさいごまで32倍速で再生して、そのあとファイル2にいくとまた元の早さに戻るから、また32倍速にして・・・というふうにしないといけない。
それに加えて、さいしょとさいごで止まっていてくれなくて、再生するといきなり始まってしまうし、さいごまで行くと自動的にさいしょに戻ってまた始まってしまう。

この現象は、ホールのDVDプレイヤでも変わらなかった。
そこで、さいしょは、再生して次の瞬間に一時停止した状態にしておいて始め、さいごは岡田さんに頼んでおいて、おわったタイミングでまた一時停止してもらうことに。

ほかにも、さいしょなぜか画像がモノクロで出たり、ファイル1がリピートされてしまったり、原因不明のやっかいな現象が。
でも、いちばんあっちゃーと思ったのは。
一時停止して5分すると<パイオニア>という文字が出てしまうので、みんなで注意して5分たつ前にまた一時停止し直していたはずなんだけど、あとで本番の舞台の映像を見たらしっかりスクリーンに<パイオニア>の文字が。
あれは何でだったんかなー。いまだにナゾだ。

逆に思いがけないいいこともあって、それは、映像が出るところと出ないところの切り替えをやらなくてすんだこと。
映像が出ないところでは、人が舞台に立つとプロジェクタの光を浴びてしまうから、タイミングをはかってリモコンでミュートしたりまた復活させたり、をしなくてはいけないと思って、踊りながらリモコン操作する練習とかしてた。
けれど、映像が出ないところの黒画面では光があまり出ないし、リモコンでミュートしてもそれが反映されるのに10秒くらいかかって、しかも目で見て分かりにくいのだ。
そのことがリハのときはじめて分かって、かなり慌てた。
で、これはちょっと危ないなと思って、もういっさいミュートなしで行くことにした。
おかげですいぶん手間が省けて、しかも危ない橋を渡らずにすんだ。
ほんとにこういうもろもろのことって、現場に立ってみないと分からない。

とにかくよく分かったのは、こういう機器を使うとぐっと可能性が広がる半面、実にバラエティ豊かなさまざまなごたごたが持ち上がるもんだということ。
それを覚悟のうえで使わないと。

絵を映像として、スライドショー形式で見せるのは全然ありだと思う。
こういうかたちの一種の個展というふうに考えてもいい。
前にテレビで、ジョン・エヴァレット・ミレーの<オフィーリア>をじっくりズームして見せてくれたことがあって、感動した。

でも、今回のコロフィンは写真を撮ってなかったから絵になっただけで、もともとがほんとに美しいところだから写真があれば写真でも全然OK。
それより、できれば現地で映像を撮って使いたい。
というのは、アイルランドのとくに空は、その動きに、流動性に魂がある。
瞬間を切り取るより、あのダイナミックな雲の動きを、虹のきらめきをそのままスクリーンに流したい。

あと、今後の課題として、湖底の緑色のシーンでは、色だけじゃなくて水のゆらゆら揺れる感じや、泡や水草の感じを表現したい。
晴れた日にプールの表面に反射して見えるような、揺れ動く光の模様を。
それは、映像で表現したほうがいいのか、それとも照明で表現したほうがいいのか、そこは研究してかなきゃ。

ただね、映像に重きをおくほど、ライヴの要素、生の演技の比重が少なくなって、これは課題。
両方の要素が自然に調和して、豊かに増幅するような舞台をつくりたいんだけどね。
(つづく)
  

2011年12月25日

湖底の都 初演備忘Ⅰ

忘れないうちに・・・
いつものように、おもに個人的なメモ

しかしまぁ、舞台ってものは
何てありとあらゆる色んなことを考えなきゃならないもんだろう
自ら始めたことではあるけど・・・

ものすごくたくさんのこまかいことを同時に、色んな多角的な観点から考えないと
ふつうに生きてたら考えないでいってしまうようなさまざまな問題に取り組んで、
解決策を見つけていかないといけないし

●備品リスト

・ミーズ/人魚
 冠、ドレス、ギター、音叉
 水草冠、白キャミ、スパンコールスカート、ラメショール、銀ネックレス&ブレス
 化粧品類 つけ睫毛、グロスなど

・ロンデナント
 銀冠、額飾り、エメラルドトップス、銀ネックレス、スパッツ、青のキラキラトップスなど

・王様
 冠、ガウン、紫衣、金ベルト、かつら、茶色ひげ

・旅人
 帽子、帽子に巻くスカーフ、白髪かつら、灰色衣、マント、マントとめ具、杖

・召使
 オレンジかつら、黒ベスト、クリーム色トップス、青系タイツなど

・メイド
 メイドヘアアクセ、緑スカート、エプロンなど

・魚(共通)
 魚仮面、水色布など

・道具類
 テーブルクロス(ワインレッド布)、銀器、玉座にかける金色布、バルコニー、芯に入れるプラスチック棒×4、バルコニー台にかける白布、上映用DVD

・その他
 ビデオ、三脚、カメラ、いちおうPC、いちおう音源、マーキングテープ、
 透明ガムテープ、はさみ、マジック類、ゴムひも、安全ピン、裁縫道具、接着剤など
 +いちおう脚本!

う~ん。<石垣>より全然少ないぞ!

●衣裳、メイクなど

ロンデナント、自分でいろいろ工夫して素敵に仕上げてくださった
もともと背が高くてとってもかっこいい人なのです
これはこの役にと思っていたエメラルドグリーンのフリフリのトップスが、ばっちり似合ってて
冠もたしかに金より銀のほうがいい感じかも
舞台化粧も研究されたそう

王様の衣裳、大方は私が苦労してつくりましたが
もういいかと諦めてた茶色のつけひげを、当日になって本人がつくって持ってきてくれました 魚で使うきらきらの布とかも用意してくれてたし
なんか・・・いちばん気合が入るのは本番一週間前とかなのかな

旅人、ばっちりはまってたけどいまいち変わり映えがしなかったかも
ハロウィンの黒帽子に差し色のスカーフはなかなかいい感じ

従者、メイド嬢などはご本人の手持ち衣装やリサイクルショップで購入したものなど
役が控え目だから地味になどといわず、みんなでじゃんじゃん目立ちましょう
というのが私のポリシーです
舞台なんですから、やっぱり見て楽しくないとね

魚の仮面みんなの分、あとみんなで揃えた水色の布は、メイド嬢の作品
かっこよくて、とっても素敵です
あと、ご本人の魚の衣裳もきらきらを一面にちりばめたお手製!
肘につけたひれや、うしろで結んだ銀色のリボンも素敵でした
アンケートで、衣裳がよかったって書いてくれた人がたくさんいらした

あれこれ考えることがいっぱいありすぎて
自分の衣裳だとか冠関係はいつもいちばんさいごになる

王女のシーンで使った淡いピンクのドレスは、ふつうに私服だった
安物なのだけど、色合いやデザインがなかなかよくて
けっこう気に入ってて、パーティーのときに着てたりしたんだけど、都内とかでないとなんか浮いててあまり着る機会がなく
やっぱり舞台で使うくらいでちょうどいいのかも

それに、買い足したもう一段明るめのピンクの布を袖にしてプラス
ほんとはちゃんと縫いつけるつもりだったのだけど、その場しのぎに安全ピンでとめつけておいたら、なんかけっこういい感じだったのでそのまま
手をかけない方がむしろいい、の例

宝石つきのおもちゃの金の冠は、団員さんが見つけて買ってきてくれてたもの
さいしょはロンデナントに使おうと思ってたのだけど、ロンデナントは銀の冠でやるというので、使わせていただくことに
はじめ黒いゴムひもをつけたのだけど、あまり目立つので金色のゴムひもを探した
冠にあう首飾りを、と探して、クリスマスの飾りのオーナメントチェーンを

人魚のシーンで着たマーメイドスカートは、去年のハロウィンの総スパンコール
そのときは次にこの作品をやること決めてなかったんだけど、ちょうどよかった
ただ、ジッパーがついてなくてすごく穿きづらくて、こりゃ早着替えはムリだなと思ったので、自分でうしろのとこハサミで切って、ジッパーを買ってきて縫いつけた
トップスは、いろいろ考えたけど結局無難な白レースキャミ

さいしょ、<エニス>のエルダで使った緑色のかつらを使おうと思ってたのだけど、
つけてみたら私にはどうも似合わないし、自分の髪のほうがかつらよりずっと長くて、
「・・・千年たってむしろ短くなってるっていうのはやっぱ変だよな」と思って却下
代わりに何か緑色の飾りを頭につけることに
いろいろ考えたけど、目下初演では、パトリックフェスで使うかも、と思って買っておいた百均のキラキラのクローバーの飾りを2本ばかり
これも針金で台をつくって巻きつけ、やはりゴムひもで固定
ステージ中にかぶり物がとれると悲劇なので、ゴムの位置や頭につける角度なんかには気を遣う

それに、やはり<エニス>のエルダで使うつもりで買っておいたラメ入りの青緑系のショール、指通す輪を縫いつけて使用
色バランス的にちょうどよかった

首と手首につけた銀の飾りは、アルミの食品用パックを切ってゴムひもを通したもの
いろいろ身につけるものが増えて、早着替えけっこう忙しくなった
これでも、自分の衣裳関係には手がかからなかったほう
ベースに市販品を使ったから

はじめてつけ睫毛をつけてみた
何年も前からつけてみたいなとは思ってて
1年くらい前から買ってあったのだけどいつもそこまで手が回らなくて
うーん 思ったほど印象変わらないな
マジックで目尻を書き足すくらいでちょうどいいな
しかも外すとき痛い ハンドクリームとか塗ってから外すとよいそう

青系のグリッターを探したけど見つからなかったので
代わりにマニキュアにまぜるラメをアイホールに塗ってみた
このへんも今後の課題
ほんとはもっと派手にね、顔に水草の絵とか描いてみたかったのだけれど
前半はまだ人魚になってないしそういうわけにもいかず

でもフェイスペインティングとかそういうより派手な演出、今後やっていきたい

●道具類

・銀器 
ロンデナントのおうちにあったもの(骨董級の引き出物)に加え、紙皿や杯にせっせとアルミホイルを巻いて作成。杯はちいさなどんぶりみたいなのに紙コップを逆さにして接着剤でつけた。
変な形してるのでホイル巻きづらく、5個めくらいでやっとコツがつかめた。
まー、だいたいそんなものだよね。

・バルコニー
さいしょはロケして、バルコニー使う場面だけ実写でいこうかなと思ってた。
撮影によさそうなバルコニーも見つけてたのだけど、諸事情により、つくってしまうことに。
<石垣>のとき、プラダンで道具類をたくさんつくったのだけど、その流れのなごりか。
いかにむだなく最大限に使うかっていう研究はだいぶ進み、切り取り方を工夫してほとんどロスなし。
プラダンの曲がる性質を利用してまるいカーヴをつけた。
いかにきれいなカーヴを出して、かつ自力で立っててもらうかっていうのが課題だったのだけど、上と下に白いゴム紐をぐるぐる巻きつけて、そこにカーヴをつけた細いプラスチック棒を通すやり方を開発。これでステーブルに使えるようになった。
車に積むときに、いちいちプラスチック棒を引き抜いたりまた通したりしなきゃいけないのがめんどくさいけど。

・宝石
王様の冠につけたもの+冒頭の映像で使ったものはラインストーンをまとめ買い。
映像で使ったほうは、もともとあの形のが無色、濃いピンク、薄い紫のしかなくて、あとは色んな色のマジックを買ってきて塗って、虹の七色を再現した。
ピンクは、上から青を塗ると紫になるし、黄色を塗るとオレンジになるし、けっこう使えた。
薄紫も上からいろいろ塗るといろんな調子が出てよし。
マジックは、2色くらい重ねるとニュアンスが出ていいのだけど、重ねたほうに下の色がついてしまって。
こうして作成した色んな色の宝石を、黒いベルベットの上に散りばめて撮影。
じっさいスクリーンに映してみるとベルベットの感じはほとんど出なくて、宝石が黒い宇宙に散らばっているみたいな感じになったが、まあよし。
ほんとは手持ちのアクセサリーで使えそうなやつをピックアップして映像に加えようと思ってたのだけど、選んでるひまがなかった。

・その他
布というのはただかぶせるだけでイメージをつくれて便利。
金色っぽい光沢のあるシルクを、椅子にかけて玉座に、など。
ただ、端をかがらないと洗濯したときほどけちゃうのでね。
こういうのはだいたい、初演のあとやることになる。
頭で考えてると簡単なのだけど、けっこう時間食う・・・
でもこれ終わらせないとミシンがしまえないんだ・・・ (つづく)