2016年11月12日
地元民のお気に入り。秋草に染まる散歩道
ここのカルティエに移り住んだのは去年の5月くらいですが、
この小さな路地は今年の夏になってはじめて見つけました。
自転車を修理に持っていったら、一時間後に取りに来てくださいと言われ、
いったん帰るのもめんどうだしどうしようかな・・・と思いながら
ぶらぶら歩いていたら、突然、この絵のような素敵な景色が目の前に。
日本にもこんな道、ありますよね。
高田馬場の裏手の一角とか、裏原宿とか、横浜の商店街のひっそりとした裏通りとか。
住人たちが手をかけて、毎日愛情こめて育てている感じの。。
みんなこの道が好きみたいで、こぞって通る。
お店が軒並みシャッターを下ろした日曜の午後でも人通りが絶えません。
うん、ここは遠回りしてでも通りたくなるよね。。
壁一面を覆いつくしたツタの葉むらは芸術的な秋の色。
見とれていると、道の向こうからすてきな老夫婦が現れました。
うーん、絵になるね。まるで映画のワンシーン。
手をつないでお散歩中の年配カップル、わりとよく見ます。
微笑ましく思う一方、いったいどうやったらあんなに何十年も
仲良くいっしょにいられるのかしら、と真面目にふしぎに思ったり。。
小道沿いの細長い公園。ちょっと冷たいけれどベンチに腰を下ろし、
短い秋の日を惜しみつつサガンを読む午後のひととき。
Posted by 中島迂生 at 08:13│Comments(0)
│巴里日記2016-11月
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。