2015年01月14日

8月29日(金) Tout est possible...


8月29日(金) Tout est possible...

ジョルダンの教会の前から眺めた景色。

8月29日(金) Tout est possible... 8月29日(金) Tout est possible...

ものすごく涼しい、というか、寒い!・・・何これ!?
一枚だけもっていったセーターを、まさかいきなり着ることに。
それから数週間、ずっとそんな感じ。
夜には風邪ひきそうなほど、急に11月になったよう。

・・・なんか納得いかない。
もちろんありがたいのだが、あまりにありがたすぎてあっけにとられてる。
あたし、ついさっきまで日本であんな思いして、あの殺人的な暑さに耐えてきたのは、何だったの?

自分の嫌いなものには無理に耐えず、さっさと場所を変えたほうがいい。
我慢してても何のいいこともない。あらゆる意味で、いろいろと無駄にすることになる。
・・・分かってたはずなのに。
それをさらにダイレクトに、ガーン!と思い知らされた感じ。

学校まで、人さまの車に乗せてもらうことに。
凱旋門のところを通ったとき、私は見るの初めてだったのでテンションあがってると、「初めて? ほんとかいな」と呆れていた。
道すがら、いろいろ話してくれた。
フランスには5年住んでて、法律の勉強をしてる。
妻はコンセルヴァトワールで音楽史を学んでいる。
君はフランスで何をするの? と聞くので、まずフランス語の勉強をして、それから映画を学ぶんです、と。...Si possible.
そしたら、

Tout est possible en France. 

って。
今でも忘れ難い。

もちろん、そんな簡単な話じゃないことくらい分かってる。
ほんとはきっと、
君には、すべてを可能にするためにあらゆる努力を払う自由があるんだよ。
っていう意味。

この日は入学手続きとクラス分けテスト。近所のデリでお昼。
それから、バスに乗ってレピュブリックの<シェ・ジャン>や、以前にいちど来たオベルカンフの小さなバーへ。

そのあと、ゴンクールをすぎ、地下鉄の路線に沿って地上をずーっと歩いて、ジョルダンという駅まで。
・・・けっこう暑かったし、人がいっぱいでちょっと疲れた。

ジョルダンの日本料理屋さんで白ワインと焼き鳥定食。あわせて19ユーロくらい。
店主が知り合いのおじさんだというので来てみたのだけど、この日は別の店にいるとかで、会えなかった。

寮、家具と冷蔵庫があるのはうれしい。
にしても、いろいろと必要なものがなさすぎて、どこからはじめていいものやら・・・。
まず、服を掛けようにもハンガーがない。
ゴミ箱もない、壁に時計もないし、歯ブラシを入れておくコップも。・・・
人間らしい生活を送れるようになるには、しばらくかかりそう。

机と棚がぞっとするような木目フェイクのプラスチック板だ。
どうしてもこういうのだけはイヤだなと、もとから思っていたようなやつ。
一刻も早く何とかしなくては。





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