2021年01月19日

高校の話2021目次 およびブログのカテゴリで目次をつけようとするさいの問題点について


(画像:O先生撮影)

うん。…ここにちょっと、<高校の話2021 目次>っていう記事を、つくっておこうと思うんですよ。
今年も高校のこと書くと思うし、というか、年末すでに、さらに書きたいことがあったのだけど、<高校の話2020 目次>っていう記事をすでにアップしてしまっていたので書けなかった。なぜか。…

各カテゴリのさいしょに表示されるページは、目次をつくったカテゴリなら目次であってほしい。サイトマップみたいに。
そして、ふつうなら、さいしょに上げた記事から表示されてほしい。
そういうふうに、自分で表示順を決められるようであるべき。
本なら当たり前でしょ?
ところがこれが、ブログではなかなか難しい。
一つのカテゴリの表示のされ方って、(とりあえず、今のところは)古い順か、新しい順かの二択しかない。
たとえば<このページを固定で、つねにカテゴリのさいしょに表示する>っていう選択肢がない。
カテゴリでもないし、ブログ全体でも、ない。
固定で常にトップに置いておきたい記事というのが、置いておけない。

でもそれって、自分の本に好きなタイミングで目次をつけられなくて、いきなり第1章から始まるか、最終章から始まるかの二択しかないのと同じ。
で、目次が本の途中の変な位置にあったりするの。
それってあまりに変じゃないですか?

とか、たとえば小説をひとつ書き上げて、第1章からアップしていくでしょう。
最終章までアップしたあと、あ、目次つけなきゃと思って、さいごに目次つけて、そして、最後に目次つけたので、それが最初に表示されるために仕方なくそのカテゴリを<新しい順>に設定すると、目次の次に表示されるページが最終章っていうこの不自然さ。
場合によってはネタバレになってしまうし、ほんとにイヤな感じ。
これ何とかならないだろうかって、もう何年も前から思っている。
自分みたいに、あるていど分量のある文章を複数記事に分けてきちんと組織立てて上げたいような人間にとっては、ブログという形態はあまり合っていないのかなと思う。
小説とかは、Noteなんかに上げたほうがいいのかな。

言ってしまうと、正直、そもそもブログという形態じたい、さいしょから違和感あった。
全体の構造がつかみづらい。
一度にぱっと全体を見渡せない。
本だったら、片手で持って親指の腹でざざーっとページを滑らすだけで、なんとなく全体像は掴めるのに。
そういうことができない。読み返したりも、しづらいし。

やっぱり自分にとっての基本形は<本>なんだよな。
どこから読むかは読む人の勝手だけど、書く側としては、ちゃんと全体を順序だって整えておきたい。
私にはその権利があると思うの。

…とか言ってるってことは、やっぱりより自分に合ったプラットフォームを探すべきなのかな。

とりあえず、ここに<高校の話2021 目次>っていうカテゴリの、まだ1個も記事ないけど、目次ページを先につくっておく。
変だけどなぁ。とりあえず仕方ない。


























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Posted by 中島迂生 at 06:18Comments(0)高校の話 2021

2021年01月10日

クラウドソーシング始めました





年末年始にかけて取り組んでいた別の大きな課題が、クラウドソーシングサービスに登録すること。

ロックダウン前まで、大学に行きながらレストランで働いていたのですが、経営難でつぶれてしまい。
この状況がつづくなかで、この業界であらたに仕事を探したりもしていたのですがうまくいかず、こんどは全然別の、オンラインでできる仕事がしたいなぁと思っていた。
イラストと翻訳の仕事をしようかなと思って、夏くらいに、<ココナラ>というクラウドソーシングサービスに、登録だけは一応しました。
でも、やることがいっぱいあって、登録しただけのところでストップしていた。

その後、あるところから原稿を頼まれて、そのときに肩書きを<フリーランス翻訳・イラストレーター>としたんですね。ほんとにやるつもりだったから。
で、とにかくお店だけは出さないと、肩書きがうそになってしまう!と思って、この冬休み、けっこう必死にいろいろ取り組んでいました。
ウェブサービスのプラットフォームに自分のアカウントをつくって整えるだけのことなんだけど、ちゃんとやろうとすると、これがけっこう大変。

私の場合は何と、ポートフォリオとしてアップする自分のイラスト作品群に電子署名を入れるため、その方法を研究するところからスタート。
過去の自分の作品をデータとしてきちんと組織的に管理することの重要性を改めて考えさせられたり。
署名の入れ方もセンスを問われるなぁとか。。
出来合いのフォントだとオリジナリティがないから、自分なりに少し加工してオリジナルなものをつくろうといろいろ調べたり。。
(その結果がこちら。https://coconala.com/users/1974584/portfolios?anchor=portfolios )

自分のサービスを出すにあたっては、サイトのシステムやポリシーをすみずみまで理解するためにけっこうな量の記事に目を通したり、ほかの出品者の人たちのやり方から学ぶためにいろいろ見て回ったり。
ひとつのプラットフォームの仕組みを理解するって、ほんとに一仕事。
でも、色んな人の作品を見てると、勉強になるだけでなく、純粋に素敵だなーと思えるものもあって、見ていて楽しい。

これまで、気の乗らない大学の課題とか、トラブル対応とか、めんどくさいお役所手続き関連とか、そういうことだけで生活が塗りつぶされていた時は、ほんとに、さっぱり楽しくなくて困っていた。
でも、こうして自分のアニメーション作品をつくったり、イラストに電子署名を入れたり、こういう作業は自分の仕事だし、すごく、美への渇望が満たされる。

ほかの人の作品見て回ってると、自分の作風の認知され方をも知ることに。
私、自分のイラストは、アニメ系ではない<ふつうのイラスト>だと思っていたんですよ。
本気でそう思っていたの。
ところが、世間では<ふつうのイラスト>=アニメ系であり、自分のみたいのはむしろ<レトロイラスト>とかに属するらしいと知った衝撃。。
以来、「私のイラストは<レトロ系>です」と自己紹介しています。

それから、ダイレクトに感じたのはこうした大手のサービスのもつ存在感。
アカウントつくっただけでまだ何もしていないのに、いきなり見積依頼が来たりして、けっこう驚きました。
それは、条件が合わなくてなしになりましたけど。

あと、色んな人のブログを読んだりすると、最初の仕事を得るまでにすごいいろいろ苦労したとか、時間がかかったって話がけっこうありまして。
自分の場合も相当かかるんだろうな、と。
まだ実績ゼロですからね。そんなのに仕事頼んでみようっていう勇気のある人は、そうそういないでしょう。

…と思ってたのですが。
さっそくイラストのお仕事の依頼をひとついただきました。
びっくりした。
とにかく、最善を尽くして取り組もうと思います。。

というわけで、とりあえずお店を出すことができたので、肩書きがうそにならなくてよかったー。
あ、もちろん、お店出してるだけじゃなく、ちゃんとサービス利用可能ですよ。
イラストだけでなく、翻訳のほうも出してます。
興味のある方がいたら、上の画像リンクからどうぞ。





















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2021年01月09日

はじめてのアニメーション




年末から年明けも引き続き、絶賛引きこもり作業中。
毎年この時期はちょうど学期末で課題に埋もれ、いつもこんな感じで、例年と大して変わりません。
でも学部から院に移ったせいか、オンライン授業だったせいか、去年までよりも大幅に楽。
おかげさまで、そこまでクレイジーな状況にはなっていません。
しかも、わりと自分で選んで、やりたいことに近いことができている。
これはほんとに、うれしいところ。

今年さいしょのひと仕事。ペガサスのアニメーションづくり。
自分の描いた絵が命を吹き込まれて動き出す、というのははじめての経験で、なかなか感動的だった。
イラストを描く時点で意識して、おもな動きのある脚と翼のほかに、駆ける振動で揺れるたてがみや尻尾の動きも描き分けているの。
背景の色のグラデーションにも変化をつけている。
そういうところにも注意して見てみると楽しいかも。

このイラストはもともと、院の課題で、映画の遠い祖先のひとつ、プラクシノスコープ制作の一貫として描いたもの。

2020/11/16
プラクシノスコープ制作 一日目:下描き
映画の起源についての授業で、「プラクシノスコープをつくったら、単位あげるよ」というので、それくらいならさくっとできそうと、早めに取り掛かることに。しかし、やってみると思いのほか大変。。©DAVID PARKER/SCIENCE PHOTO LIBRARYプラクシノスコープは、その昔アニメーションのもとになった何とかスコー…


2020/11/20
プラクシノスコープ制作 二日目:ペン入れ
授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくってみています。<二日目>一日目に鉛筆で下書きした12コマのペガサスのイラストに、ペンを入れ始める。さいしょの2匹で、相当疲れきってしまい、ひと休み。。なんか、ふだんと違う疲れかた。脳みそのふだんとは…


2020/11/24
プラクシノスコープ制作 三日目:本体組み立て
授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくっています。<三日目>プラクシノスコープ本体を制作、組み立て。*注 このシリーズはとくに「正しいプラクシノスコープのつくり方」というわけではありません。私がはじめて、やってみようと思ってやってみた記録と…


2020/11/24
プラクシノスコープ制作 四日目:仕上げと調整など
授業の課題で、アニメーションのもとになったひとつ「プラクシノスコープ」なるものをつくっています。<四日目>・すべりよくくるくる回ること・鏡がちゃんと映ること等を目指し、調整とさいごの仕上げを。。三日目でだいたいの形は仕上がったのですが、いちばんのポイントである「回る」「映る」機能…



というわけで、もともとはこの円い部分の内側に配置すべき、ペガサスの連続した動きを12コマに描き分けたイラストで、くるくる回すとミラー部分にはばたきながら空を駆けているようすが見える、はずだった。
けれど、ミラー代わりに取り付けたシルバーの包装紙がうまく映らず、近所のお店を回ってみたものの、ハサミで切れるミラーなんて特殊なものはそうそう売っておらず。。
結局、プラクシノスコープとしては綺麗な画を得ることができなかったので、とりあえずこれだけ新たにソフト上でアニメーションとして作り直すことに。

パリの家にはスキャナを持ってないので、こういう必要があると近所のOffice Depotまでスキャンしてもらいに行く。
フランスにもOffice Depotがあるのだ。
こうしてJpegにしてもらったイラストを、Photoshop上で1匹ずつ切り離して、同じサイズにそろえ、位置を調整したり、背景を修正したり。
それを動画ソフトに取り込んで、様子を見ながらつなぎ合わせ、動画化。
さらにエレピとPCをケーブルでつないで音楽を入れる。

アニメは自分でもあまり見ないし、見るからに大変そうだから制作にかかわる気もなかったのだけど、いや、やっぱり大変だわこれ!!というのがよく分かった。
こんなシンプルでおおざっぱな感じのものでも、こまかいところの調整がけっこう大変。

動きのない部分は、すべての画のなかで同じ位置を保っていないといけない。
この画でいうと、馬の体幹、軸となる胴体の部分ね。
動画ソフトに入れてはじめて気づいたのだけど、1匹、どう見ても高さの変なのがいて。
なめらかに動きがつながらない。
そうすると、背景まで含めて手直ししないといけないし。

ひとコマの長さをどれくらいにすべきか、というのもけっこう難しい。
短ければいいってものでもない。
あまり短いと早回ししてるみたいになってしまう。
じっさいの馬が走ってるのと同じ感じの、しぜんな速度でないと。

あと音楽も、もう少し馬が走るリズムと合っていたらよかったな。
動画を見ながら、合わせて弾いたらよかったかも。
まぁでも凝りだすときりがないので、今回はとりあえず出だしのところだけ、だいたい合っていればよしとする。

それにしても、同じ馬を12回も描くの、めんどくさかったな。
単調で、飽きてくる。
以前、<アレクサンドル>の撮影のときに、シナリオの代わりに漫画のコマ割りみたいにぜんぶ絵で描いたことがあったのだけど、このときも、同じ人物を何度も何度も描かなくてはいけないのが、ほんとにめんどくさかった。
漫画家さんのアシスタントとかは、務まらないな、私。

まぁ、アニメ畑に行く気はないにしても、いちど自分でつくってみる、というのは悪くなかったと思う。

映画の歴史という観点からいうと、映画の誕生には、もちろん写真技術の発明と発展の系譜と、ほかにもうひとつ、写真とはまったく関係なしに発達してきたアニメーションの系譜、というふたつが関わっている。
今回つくったプラクシノスコープはじめ、いっぱいあるなんちゃらスコープというのは、基本、イラストを用いているのでおしなべて後者に属する。
それでも、私が今回参考にしたのはマイブリッジの、世界で初めて馬の走る動きをとらえた連続写真。
なので、今回の試作はこの両方の系譜を踏まえている、というわけ。




























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Posted by 中島迂生 at 02:54Comments(0)