2020年09月28日

パリでモンブランを探す

スイーツつながりで、ちょっとモンブランのことを書きたいと思います。
毎年、この時期はまだ日本にいて、モンブランが美味しい季節。
しばらく前からモンブランモード…。

ところが、こちらのパティスリーなど、通りがかりに覗いてみるのだけど、モンブラン、置いてるの見たことないのです。
なぜ?? そもそもモンブランってフランス生まれのはずなのに。

モンブランって、そんなに改まって探すほどのものでもなくないですか?
コンビニやそのへんのお菓子屋さんで、ふつうに目に入ってきて「あぁ、秋だなー!」って思うようなものでは。



たとえば、こちらは数年前の日本滞在のとき。
セブンのモンブラン、甘すぎず上品な味わいで、何度かリピ買いしたもの。
こんな感じのを、クロワッサンを買うように、ちょっとその辺で買いたいだけなのに。。

あまりに全然見かけないので、業を煮やして検索してみたところ…
<アンジェリーナ>っていう、モンブラン発祥の老舗のパティスリーが、ルーヴル・リヴォリにあるらしい。
しかし、それしか出てこない。。
…えーっ、<アンジェリーナ>一択ですかー?!
そんなわけないでしょうー!!
何でちょっとモンブランを食べたいだけなのに、わざわざリヴォリまで行かなくちゃならないんだろう…。



まぁでも、仕方ないから、一度くらい行ってみるか。。
というわけで、先週末、腰を上げて行ってきました。



<アンジェリーナ>本店、チュイルリー公園の横にあって、メトロも<チュイルリー>がいちばん近い。
「いつも並んでる」ってネットには書いてあったけど、午後なのに誰も並んでいなくてすぐ買えました。
レストランになっている店内もがらがら。



看板メニューのモンブラン、お店で食べると9ユーロくらいするし、飲み物も9ユーロくらい。
持ち帰りだと7ユーロなので、持ち帰りにして、となりのチュイルリー公園で食べました。



あったかい日で、みんなまだ夏服でしたが、木々の梢はもう秋の色。。



モンブラン1個のために、大げさな紙袋と箱と…。過剰包装すぎ。90年代かっ。。



しかし、中のモンブランについた小さなプレートは、逆さま。。
(この辺のゆるさがフランスらしい。。)

結論から言うと…
残念ながら、あまり私の好みではありませんでした。
マロンクリーム、重たすぎるし、甘すぎ。
中のクリームは、甘くないのはいいが、牛乳の匂いが気になる。。(←牛乳苦手な人)
土台はメレンゲなのですが、私はやはり、スポンジかタルト生地かパイ生地がいいなー。
私、モンブラン相当好きなはずだったのに。
まさかの、完食できないという事態に。。

私はやっぱり、日本のセブンのモンブランのほうがいいな。
薄茶色の、マロンクリームも生クリームも甘さ控えめなやつ。。
…と思いつつ、帰ってから検索してみると、記事のさいしょで上げたようなタイプのはとっくにリニューアルされて、なくなってしまったようで、現在はカップケーキのような仕様に変わっていた。
…うーん。。諸行無常…。。



でも、ちょっとうれしい発見もあったのです。
まったく関係ない、歩いていける近所のスーパーで。
前から気になっていて、さいきん思いきって買ってみた、剥き栗の瓶詰め。
Châtaigne pelée au feu.
3ユーロほど。



砂糖も何も入ってなくて、栗100%なのです。
なのに栗じたいのいい香りがして、甘くて美味。。
そのままで、とまらないおいしさ。
正直、<アンジェリーナ>のモンブランより、こっちのほうが100倍好き。。
これを発見できたので、とりあえず満足です♪





















  

Posted by 中島迂生 at 00:26Comments(0)巴里日記2020夏