2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 8日目*ギマランイス2日目


6月28日 8日目*ギマランイス2日目。



みんなが写真を撮るポイント。うしろの山のてっぺんまでケーブルカーで登れます。
ギマランイスの町が一望できるらしい。

 

ぶらぶら坂道をのぼって、お城を目指します。
木立の間からお城が見えてきた。・・・けれど、例によって道間違えて裏側からたどり着きます。

  

表へ回ってみると、堅固な岩盤の上に築かれているのが分かります。
表からだと木立に半分隠れていますが、ミステリアスでいい感じ。



そばには優美なシルエットの教会が。

 

  

このあたりが町のハイストリート、古く美しい界隈。
お城もとの味わいある家並を抜けて町へ戻ります。

 

町の広場にはまた別の教会が。・・・帰ってきて、右のは、宿のそばにあるアズレージョの教会。

***

この日はなんか疲れてしまい、風も強いし、天気も悪いので外へ出たくなくて、宿でぐうたら。
夕方7時ごろから出て、広場のパン屋さんでおかずパンや魚のフライなど少し買い、そのままぶらっとお城のほうまで行って、中心街の感じのいい町並を抜けて帰ってきた。
のんびり歩いて2時間くらい。
これでもう、町の主な見所は制覇! コンパクトな町って大好き。

でも、風に吹きなぶられてけっこう寒く、軽く風邪ひいたみたい。
夜はいろいろ着こんで、しかも暖房までつけて過ごす。(!)
宿の部屋は広々としてとても快適。

 


白身魚のフライ、絶品です。
衣が、卵いっぱい使ってる感じでカリッといい具合に揚がって、魚も美味。
あっためなくてもここまでおいしいってすごい!!

ついでに、横の貝殻みたいな形のパイ菓子は、噴水と教会を望むポイントにあるお店で。
しっかりハードなこのパイ皮の色を見ただけで、中身が何であろうとこれは美味しいに違いない!と「皮買い」。(ジャケ買いみたいなw)
いや、買うときに店員さんが説明してくれたんですが、ポルトガル語なのでさっぱり分からないの。

食べてみると、中には濃厚なかぼちゃの餡をベースに色々なナッツや細く切ったココナツがぎっしり詰まっていて、ヌガー的なプラリネ的な。
とにかく想像を超える美味しさでした。

この二つは、次の町へ移動するときにリピ買いして持って行ったほど。




  

Posted by 中島迂生 at 23:23Comments(0)ポルトガル紀行2017

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 7日目*ポント・ド・リマ→ギマランイスへ


6月27日 7日目*ポント・ド・リマ→ギマランイスへ移動。



ポント・ド・リマの朝、窓からの眺め。連日カンカン照りで焼けつくようだったので、久しぶりに曇ってほっとする感じ。

 

 

 

荷物持ったままですが、せっかくなので少し町を歩きました。
ブドウ畑のわきの細い道から川べりへ出て、岸沿いの巨大なプラタナス並木の道を町まで。

 

 

岸から、町の名前になってる石橋と向こう岸の教会も見えます。
こちら側にもひっそりと、フォルムの美しい教会が。
ヨーロッパのこんな西の端なのに、何やらビザンティン様式っぽい。
町中に、どれも同じような、古い美しい教会がいくつもありました。

 

 

 

川ほとりの景色はたしかにきれいで気持ちよかったけれども、中心部はけっこう「ザ・観光地」って感じの町で、「ザ・観光客」って感じの人たちがいっぱい。ちょっと苦手・・・。
まぁ、あとからすれば、ポルトなんかに比べれば全然静かなものでしたが。

 

せっかくなので橋を渡って向こう岸まで。
ちょっと空暗くなってきた・・・このあとけっこう激しい雨が降りました。

 

 

昼過ぎまで町を散策。なかなかきれいな町並でした。

 

  

さいごに丘の中腹にひっそりと建つ、また別の小さな教会をカメラに収め、バスステーションへ。
バスを2本乗り継いで、次なるギマランイスという町へ向かいます。

  

*****

さて、ギマランイスに到着しました。

 

 

ギマランイスという町は、初代ポルトガル王が戴冠したという歴史ある町で、言ってみればポルトガルの「へそ」みたいな感じでしょうか。
町の広場の近くに、「ここにポルトガル誕生す」と書かれた塔が今も残されています。

2012年に、この町をテーマとしたオムニバス映画が撮られまして、日本語版は「ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区」というタイトルです。
私がつくばのツタヤで見つけた、ほぼ唯一のポルトガル映画。
アキ・カウリスマキなども参加してます。彼はポルトガル人じゃないけど。
そんなこともあり、ちょっと訪ねてみたいなと思って、この町には3泊しました。
歴史的に重要な町で、古い建物がいっぱいあり、なのに町全体がとてもコンパクトにまとまって歩きやすく、観光客もそこまで多くなく、私はとても気に入りました。



宿の人に教えてもらった食堂で、フランセズィーニョというポルトガルの国民食?に挑戦。
ハムやチーズをはさんだサンドウィッチの上から溶けるチーズをかけて、その上からさらにデミグラスソースをかけたもの。
これは中にステーキも加わり、目玉焼きまで載った豪華版。
・・・しかし、私はこれ、ちょっと苦手でした。ごめんなさい。
やっぱり、チーズはかりっと焦げ目がついていてほしいんです。。
お店の人の応対はとてもよかったです。



  

Posted by 中島迂生 at 22:09Comments(0)ポルトガル紀行2017

2017年09月06日

北ポルトガル紀行2017 6日目*ブラガンサ最終日&ポント・ド・リマへ


 

 

 

6月26日 6日目*ブラガンサ最終日&ポント・ド・リマへ移動。

朝のパキッと明るい日差し。いつも通っていた広場の公会堂的な建物、ふらりと入ってみると、意外な中庭があったり。
ブラガンサの最終日、さいごにゆっくり町歩き。珍しく買い物も少し。

  

 

自転車の置物が目印の雑貨屋さんで買った瀬戸物の小物入れと、別のお店で買ったワンピース。
こういう感じの寒色系の綺麗な色の服が大好きで、すでに山ほど持っているのですけどね。
あ、これは私の色!って思うとやっぱり買ってしまいます。
でも、パリに住んでからはほんとに服を買わなくなって、今年ではじめてくらい。いや、去年の夏以来だ! 

ポルトガルの田舎の服屋さんって、日本の昔ながらの商店街の服屋さんと、ほんとにそっくり。
そこでフランス語を喋るガタイのいいお兄さんが「オラー!」と出てくるのでふしぎな感じ。
「それ、さいごの一枚なんだよ。セールで安くなってるよ!」って、言うことは一緒だったw



お昼はさいごに、広場の近くの軽食堂でビファーナというお肉のサンドとタラのコロッケ、レモンビールを注文。
ビファーナはポルトガルの国民的な軽食です。
注文してからおかみさんがお肉を焼いてくれて、日本のしょうが焼きみたいな感じ。
塩味に、ほのかにショウガとにんにくがきいています。
お肉をパンに挟むってあまりやったことなかったけど、肉汁がパンにしみてなかなかいけます。
レモンビールは、お城のそばのレストランではじめて飲んだもの。
ビールというよりレモネードに近く、2%で、全く酔いません。

 

 

その後、長距離バスを3本乗り継いで、西北部、リマ川の河口から少し遡ったところにあるポント・ド・リマという町へ。
ここは一泊だけ。
ほんとは北海岸の町に滞在したかったのですけど、ちょうど空いてる宿がなくてここになりました。
ここから足をのばして海岸へ行けるかなとも考えていましたが、どうも一泊だけだとそんな余裕ないですね。
川岸のきれいな町でしたが、とにかく、バスステーションから宿まで遠くて、辿りつくだけで疲れ果てました。
タクシーも見つからなくてね。

やっぱり一泊だけというのはいけません。
荷物を宿に置いておくひまがないので、町歩きも結局持ったまますることになります。
こんどこの地方へ来るときは、極力一ヶ所に滞在型の旅にしよう。

ブラガンサに5泊したのはよかったな。そこを拠点に、フットワーク軽くあちこち行けて。
今後はあんな線でいこう・・・。


  

Posted by 中島迂生 at 21:24Comments(0)ポルトガル紀行2017