2016年10月18日

パリの日本人~シャンソン教室行ってみた~


 

とある土曜日の夕方、在仏日本人会の主宰するシャンソン教室にお邪魔しました。
パレ・ロワイヤルのほど近く、地下の一室を借りて行われている。
この日はど定番、エディット・ピアフの<愛の讃歌>。講師はフランス人で、エレピを弾きながら指導。
生徒さんはさまざまな年齢層で、仏人日本人半々くらい。

教室のあと、小さなホテルのラウンジでお茶するのにまぜていただいた。
主宰の日本人のマダムはほんとに親切な方で、いろいろ話を聞かせてくださった。
このシャンソン教室はもう20年以上の歴史があるのだそう。
2年に一度コンサートをやるのだけれど、準備がものすごく大変なのだとか。
(先日お邪魔したやつね。)

このマダムはお父様の代からフランスに住んでらっしゃるそうで、実はオートクチュールのデザイナー。
若い子を育てないといけないのだけれど、みんな、修行が大変なので一人前になった頃には疲れてしまうのだそう。
ブランド名は秘密みたい。
「宣伝をするのは、下流から中流。上流のお客様は、宣伝をいやがるのよ」とのこと。

また、生徒さんのひとりが「フランス人の友達がなかなかできなくて」というのを受けて、
「フランス人との関係っていうのは、歴史なのよ」という話もしてくださった。
「あの人たち(教室のメンバーの仏人マダムたち)は、私にほんとうによくしてくれる。
それは、私たちのあいだでずっと築いてきた歴史があるからなのよ」

パリに長く暮らしている方のお話、いろいろと勉強になります。
久しぶりの夜のオペラ座。。






  

Posted by 中島迂生 at 19:19Comments(0)巴里日記2016-10月