2016年10月16日

つくばの日々2016その3 おうちメンテナンスあれこれ の巻




つくばの部屋。
自分にとって居心地よい部屋をつくり上げるには手間も時間もかかる。
でも、そのぶんだけ大きなパワーを味方につけることに。



こちらは完成当時のうちのベランダ。白い板張りで、なかなか素敵だと思う。
もとは、こげ茶のアルミのベランダだった。
でも、「こげ茶のアルミのベランダなんて絶対だめ! 私は白い木のベランダのある人生を手に入れるのだ!」と固く決意。
板材を買ってきて打ち付けて、白ペンキを塗って仕上げた。

もともと日曜大工はよくやるほうで、家具の大半は自作。
机なんか、11才のときに作ったのをいまだに使ってるし。
自分で設計して作れば、使い勝手はベストなことまちがいなしなのです。
にしても、とりわけこのベランダは、固く思い定めれば叶うのだ! ということの証の、記念碑的作品だった。

それがここ数年の風雨にさらされ、そしてとくに今年の台風の打撃を受けて、大変なことに。
そのようすはほんっとに衝撃的で、言葉を失うくらいだった。
・・・写真をとる心の余裕もなかった・・・。まさにめちゃくちゃ、ここまでやるか、みたいな・・・。

それでも、今回の滞在ではやることがたくさんあったので、「まぁ、今年でなくてもいいか・・・」という思いもあった。
けれど、板材の一枚が吹っ飛ばされて下に落ちたらしい。
人に当たらなくて幸いだったけれど、もしまたそんなことがあったら・・・これはだめだ、命にかかわる。。
ということで、こちらに戻る前に、何とか修繕作業をすませることに。

一日で終えるつもりだったけれど、短めのネジ釘で板材を留め直していたら、長さが足りなかったようでばらばらと落ちてきてしまい。
もっと長いのを買いに行くはめになって、二日かかった。
野外での作業、暑かった・・・。

久しぶりにドリルを出して使ってたら、ネジ釘を打つ機能もあることに気がついた。
何年使っていても、知らない機能ってあるものだなぁ。やっぱりきちんと知って使いこなすって大事。
くの字型の補強金具もつけ、針金で巻いたりなんかもして、何とか一応元の姿に戻り、作業完了。

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張替え前(左)と張替え後(右)。

一歩踏み出せば道は開けるのだ!
・・・というほど大げさな話ではないけれど・・・

こちらは網戸の話。だいぶ前から経年劣化ですきまができてしまい、虫がじゃんじゃん入ってくるので夏なんか窓を開けられなかった。
こちらに住んでいるときから、何とかしなきゃなぁ、業者に頼まなくちゃいけないかしら、またお金がかかるしめんどくさいなぁ・・・とずっと先送りしていた。

けれど、ネットで調べてみたら、ホームセンターで買ってきて自分でできるらしいので、この際ちょっとやってみることに。
ブログで写真つきで丁寧に説明してくれてる人たちがいて、すごく助かりました。
網を買いにいったら、袋の裏にも張り方がちゃんと図入りで説明されていた。

自分で張り替える場合、最低限必要なのは、網と、それを枠に嵌め込むのに使うゴム管と、ローラーくらい。
今回は、その3つでたしか1000円くらいだったと思います。

網戸の網も、さいきんは色んなものが出ていて、見ていると面白い。
以前はグレイのものが主流だったが、いまは黒が主流。黒だと、外の景色がくっきり見えるのだそう。
グレイだと白っぽくなってあまりよく見えない。
さらに、銀色だと日光を跳ね返すので、熱を逃がす効果があるらしい。
なので、内側が黒、外側が銀色のものが目下もっとも理想的。けれど、そのぶんいちばん高価。
今回は、東側の窓なので、そこまでいいかなと思って全面黒のものにしてみた。

張り替える作業も、はじめてだったけれど、そういうわけで詳しい説明があったのでとくに問題なし。
無事完了し、晴れて窓を開けて過ごせるようになった。
涼しい風が吹き抜けてなんとも気持ちよく、幸せ~!
滞在のわりとさいしょのほうに済ませたので、そのあとずっと風通しのよい暮らしを楽しむことができました。
今回は先送りしなくてよかった~♪

ちなみに、パリの部屋には網戸がありません。
そもそも、あんまり虫がいない。
開けていてもたまに羽虫が入ってくるくらいで、蚊なんか、年に1、2匹しか出くわさない。
これは大変ありがたいところです。

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などなど、諸々・・・
カーテンを洗ったり、バイクを処分したり、エアコンクリーニングを手配したり、古い書類を整理したり・・・
家まわりの雑用いろいろ。
こういうことっていわばマイナスからゼロの状態へ戻す作業なわけで、あまり生産的とはいえない。
けれど、ちょうどパソコン関係のごたごたにうんざりしていたときだった。
こういう作業って、それに比べてソフトの不具合で立ち往生することもなく、いきなりHDがダウンしてやった分がムダになるなんてこともない。
やればやっただけ進むので、結果が目に見えて、達成感がある。
どんどん部屋も居心地よくなっていく。
それがとても心楽しかった。

日ごろお世話になってきた感謝をこめて手入れしていると、部屋も喜んで、応えてくれる。
さいきんほんとに、それを感じる。
部屋と心が通じる喜びは、やっぱり労を惜しまず、自ら手をかけてこそ。
いまでは部屋のパーツのひとつひとつが、私を全力で支えてくれている感じ。

住まいは、もっとも身近な<環境>。
部屋を味方につけると強い! いろんなことが、サクサクとスムーズに進むようになります。

こちらのパリの部屋も、驚異的な狭さ、使い勝手の悪い家具など、幾多の悪条件にもめげず、
創意工夫とカスタマイズを重ね、なかなか居心地のいい拠点へと変貌中。
そんな話も、また後ほど・・・。





  

Posted by 中島迂生 at 22:59Comments(0)つくば日記2016-8月・9月