2015年08月07日

5月1日(金) モンマルトル、すずらんの花


    

いつに変わらぬサクレクールとヴィレット広場の回転木馬。
小雨にけぶるパリを望む・・・これはこれで、遠くの醜いビル群が見えなくてよい。

5月1日は、フランスもメーデーでお休み。
この日はかなり寒い、降ったりやんだりのどんよりした空模様です。
あいにくのお天気ですが、この日になると街角で売られるというミュゲ(すずらんの花束)を探しにモンマルトルへ。

うちを出て、駅に差し掛かったところで、若い男とすれ違いざまボソッと「ニー○オ」って。・・・
一瞬凍りつき、ムキッ!!となってふり返った時にはもう見えなくなってた。
その場で怒鳴り返してやれなかった悔しさ、言葉になりません。

これもまたよくあるパターンでね。いちばんよくあるかもしれないな。
こうしてちょっと気を緩めてるときに限って、容赦なくグサッとやられます。

・・・のっけからこれかよ。
その日一日呪われたような気分になりますが、気を取り直してメトロに乗りこみます。

   

アンヴェールの駅で降りたら、ものすごい人ごみでびっくり。
駅のそばのカフェ。アール・デコのデザインがいい感じ。

   

メゾン・ド・ローズかいわい。至るところに藤の花やリラの花盛り。
ブルーベルも咲いてる。。

      

ダリダ広場から。幻のようにうっすらサクレクールが。
変わらないモンマルトルの街並。。

   

アメリのカフェのある坂道まで来ると、あちこちにすずらん売り。
花屋さんの店頭にも。
帰りの地下鉄では、誰も彼もすずらんの小さなブーケを手にしている。。




  

Posted by 中島迂生 at 20:22Comments(0)巴里日記2015-5月

2015年08月07日

4月29日(水) パリ植物園


   

前からいちど行きたいと思っていたパリ植物園へ。
ふつうはオステルリッツ駅から行くのだけど、午後で西日なので西側のJussieuから。
メトロ口から地上へ出ると、何気なく美しい街角。桐の花がここにも咲いてる。

   

古本街みたい。いい感じの本屋さんが何軒か。
ポストカードも美しい。

  

ワニだとか、色んな動物にごちゃごちゃと囲まれたどこかの女神さま。
ひとりで楽しそうに昼飲みしてるムッシュウ、など。。

 

植物園の裏門。こっちが表でいいのにね。
緑の天井がほんとに美しい季節になった。

  

広々とした植物園の花壇。勿忘草の水色、きれい。
青い花ってほんとに美しい。

     

そのほかにもいろいろ、花盛り。なんと色鮮やかな!!
豪奢な八重のチューリップとか。 

リラの花も咲いてた。
昔、リンドグレーンの一節に<リラの花咲く頃>ってあってね。。。
この花を見ると、あぁ春だな、って。

  

気持ちよい緑の並木。地面はやっぱりチョーク質の白。
これはヴォージュ広場もソウ公園もみんなそうだった気がする。

 

こちらのリラは花がこまかな沈丁花のようで、ものすごくいい香り。
右はオステルリッツ側の正門からの眺め。ほらね、午後はやっぱり逆光になっちゃう。。

 

メトロの親切なお姉さんに教えてもらい、セーヌ沿いに少し歩いて、橋を渡ってガール・ドゥ・リヨンへ。
セーヌといっても、この辺まで来るとぴかぴかのビルばかりで、ひどいものだ。
  
冬に友人が泊ったガール・ドゥ・リヨン。
いつか明るいときにまた撮りたいと思っていた駅舎の時計台は工事の足場を組まれてしまっていたけど、それでもやはり美しい。

 

磨滅したレリーフの古い駅舎に入ったモダンなカフェ、など。
互いにいい感じに溶け合って、パリっぽい。




  

Posted by 中島迂生 at 20:21Comments(0)巴里日記2015-4月