PR

本広告は、一定期間更新の無いブログにのみ表示されます。
ブログ更新が行われると本広告は非表示となります。

  
Posted by つくばちゃんねるブログ at

2012年12月09日

喪失から救い出すⅢ

 

これを撮れたことで、私はもう、ほぼ満足だ。
前の記事の廃屋は湖畔にあったから、最悪ほとりをぐるっと回っていけばいつかは見つかるだろうと思ってた。
けれど、この場所はほんとに、記憶しか手がかりがなかったから。見つけたときはしんから嬉しかった。

   

近くにとってもアンドリュー・ワイエスな草むら。
ワイエス的なショットを撮りたくなった。
日が傾くと急に風が出て、急にすごく寒い。残照の、さいごの光で。

  
  

Posted by 中島迂生 at 22:59Comments(0)身辺雑記

2012年12月09日

喪失から救い出すⅡ

 

このフォトジェニックな廃屋は、湖畔にあったというのだけ覚えていた。
自分の心の望みへと辿る、巡礼の旅。

インスピレーションを与えたのは私といえ、ひとの構図を再現するのって難しい。
髪のちょっとしたかかり方、体の微妙なライン。絵を模写するような演習。
当然ながら、元の写真にいちばん近いショットが作品としていちばんいいわけではないし。

できっこないと諦めたらそこで終わり。
手足の代わりに三脚を、瞳の代わりに鏡を。何でも屋の究極、劇団以上だ。

   
  

Posted by 中島迂生 at 22:03Comments(2)身辺雑記