2011年06月09日

旅行メモ2011 その11 キングス・クロス2

22-23Apl.

異邦人の哀しみ。
宿の向かいの Water Rat Tabern では夜中までドンスコ音楽が大音量でかかっていて、若者たちが外まで溢れ出して盛り上がってる。
楽しそう・・・

ひとり旅の気楽さが、ふと孤独に変わるのはそんなとき。
基本夜遊び好きだし、パブも好きだし、クラブも好き。
パブくらいならひとりでも入るのだけど、さすがにああいうとこにひとりで行っても仕方ない。
というか、たとえ連れがあったとしても、あの雰囲気では・・・もとからああいうコミュニティに属してないと、いられないだろう。

でも、いくつか愉快な場面もあった。
さいしょルームドアがカードキーで開かなくて、向かいの部屋で日本語が聞こえたので、ふつうに「すいませーん」と呼びかけたら、出てきたのが南米系の男の子で、あわてて英語に切り換え、「部屋のキー開かないんですけど、どうしたらいいですかねー」と相談して、結局レセプションへ引き返すはめに。
あとから日本人の男の子が顔出して「大丈夫?」と聞いてくれたので、ふつうに「大丈夫っすー」と返したが、よく考えたら変な会話。

その晩同室のほとんどを占めていたのがドイツ人の女の子たちのグループで、「明日はどこそこの店に買い物いこー」とかにぎやか。
私が入ってきて自分のリュックを自分のベッドに投げだすと、
「あっ、そこ別の人が寝てるよー」と。
「?? ここ私のベッドナンバーだと思うけど・・・」
「あ、実はね、さいしょにひとり間違えて別のベッドに寝た子がいて、そっからひとりずつずれていって、結局みんな自分のナンバーじゃないベッドに寝てるの」
って、椅子取りゲームかっ
その場に座りこんで大爆笑してしまった
インデペンダント・ホステルのこういうゆるさ好き。

ここの宿は軽い朝ご飯つきで、4種類のシリアルと、2種類のトースト、それからミルクとかジャムとか。
この辺、前と変わってない。
私はいつも、グラノーラにコーンフレークを少し、それからブラウンブレッドのトーストにママレード。
ミルクは苦手でかけない。
カリカリそのまんまシリアルを食べる。

あのぶっきらぼうなシリアルなつかしいな。
日本のグラノーラはなぜだかみんなお菓子みたいにシロップをからめて甘くしてしまってあるけど、こっちのはオーツやらナッツやらドライフルーツやらがそのまま入ってるだけ。
slightly salted.

この日はさっそくロンドンを逃げ出して、エセックス州のサフロン・ウォールデンという小さな町を目指す。

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Posted by 中島迂生 at 00:59Comments(2)英國紀2011