2018年05月12日

小さな住まいの魅力



(image by Guy Hoquet)

パリの富裕層に共有されるイメージのスタンダードってあります。
古~いアパルトマンの、中は広々~ モダンにシックに改装して、
最新の利便性を備え、ゴージャスで個性的なインテリア・・・みたいな。

たとえば、上画像のような。
(ってこれ、きのうポストに入ってた地元の不動産屋の広告なのだけどねw)

もしくは、こんなふうな・・・。


(image by Guy Hoquet)

こっちに住んでからは、さいしょの住まいのあまりのひどさも手伝って、
反動でとくになんにも考えず、
自分もそういうところに住むのが理想なんだろうな、と思ってたの。
というか、より正確には、そんなこと当たり前すぎて
ことさら「思って」さえいなかった。

でも、2軒目のいまでは・・・
(9㎡しかないけど)
よくよく正直に考えてみると、広さ的には、今でもとくに不満はない。
驚くべきことに。
(まぁ、せっせと白ペンキを塗りまくった効果が大きいのですが)
せめてもうちょっと広くてもいいけどね。
でも、けっこう満足。
なんか向上心がないような気がしてちょっと困るんだけど・・・



わが家。狭すぎて、あんまり俯瞰で撮れないのだけど
カメラをぎりぎり壁際まで寄せて。

家具つきの部屋だから、家具の不満はありますよ、もちろん。
(これだけ勝手に捨てたり、塗り替えたりしたあとでも)
とくにキッチン、できることならもっとコンパクトに改装したい。
でかすぎてじゃま。向きも変えたい。

でも、部屋の広さそのものはね。狭さというべきか?
とくに不都合はございませぬ。
ええ、居心地いいです。充分、快適。

寝室が別にあって、ベッドを置けたらいいな、
というのも少しはあります。
でも、メザニンベッドのよさは、
ことさら這いつくばって、ベッドの下を掃除する手間がないこと。
これは大きな利点!!

小さい部屋だと、掃除が楽だな、というのをすごく実感します。
すみずみまでキレイにしても10分で終わります。
つくばの家に戻るととくにその違いを感じる。
つくばの部屋は広々ですが、そのぶん掃除もめんどくさいのでw

ドミニク・ローホーさんの暮らしのポリシーをまとめたこちらの記事
http://mi-mollet.com/category/feature-idea
前にご紹介しましたが、そのなかでも個人的に、
とくに印象的だったのがこちら。
<「少ない」「小さい」は快適と知る> 
http://mi-mollet.com/articles/-/8250
内容と調和して、とても短い、コンパクトな記事です。



上の記事画像から。ニャンコかわいい・・・。

彼女、あえて小さな屋根裏部屋にお住まいなのは以前に書いたとおり。
(それでも、いまの私の部屋よりは広いけどねw)
ソファや寝具なども、ご自身の小さな体型にあわせて
あえて通常より小さなサイズのものをしつらえたとのこと。

彼女にとっては、自分に合った、広すぎないコンパクトな住まいが
ぴったりサイズの合った服と同じように快いのでしょう。

さいきん、彼女のように「小さな住まい」のよさを書いた記事を
ちらほらと目にするようになりましたが、
ほんと、少し前までほとんどなかった気がする。
おおかたは「大きいことはよいことだ」一辺倒で。

「家は広いほうがいい(お金や管理のことを抜きにすれば)」
ってみんなが信じて疑いもしない。
「オレは狭くてもいい」っていう人がいたとしても、
おおかたそれは譲歩としてだ。

モノは昔は「たくさんあるのがよい」と当たり前に思われていたのが、
昨今の片づけブームで「少ないほうがエライ!」みたいな価値観が広まり、
それがスタンダードとなってきてる。
ところが、住まいについてはあいも変わらず。
いまだパラダイム・シフトは起こってないみたい。

私自身、ひとり遊びで「理想の住まい」を考えていて、
そのなかで子供のころ、おしゃまさんの水浴び小屋が
まさに理想の体現だったことをw 思い出したわけですが・・・

そうだったんだよな・・・
いや、久しぶりに思い出した。そうだったんだよ。
お城とかお屋敷が憧れ、ではなかったんだ、そもそも。
っていうことを、あらためて、久方ぶりに思い出し、
自分のことながら意外で、驚きだったのです。

どうでしょうかね、今後価値観の変革が起きて、
「でかい家はダサイ」みたいな風潮になったら?
そしたら、いまのお金持ちや有名人はバカみたいなことになるから、
きっと我先に小さい家に引っ越したがって、
不動産市場に大混乱が起こるかしら。















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