2017年12月31日
パリのお部屋の個人的イストワール(2)
お部屋めぐり、つづきます。
観音開きのフランス窓。なかなか素敵で気に入ってます。
ただ、通りに面してるのでうるさいし、しょっちゅう車が通って空気があまりよくないのが難点。
窓の右手には、コックピットのようなキッチンスペース。
部屋の狭さに比してでかすぎるのが不満でしたが、だいぶ使いやすく整ってきた。
ここも色々塗り替えたのです。水色だった外枠のパーテーションみたいなやつ、鏡の額はピンクだったし、スツールは紺だったし、配管も・・・。
古いアパルトマンはたいがいあとから水道をつけているので、配管がむき出し。
色はばらばら、結露はするわ、ホコリはつもるわでいやな感じ。
タイルの継ぎ目も前はカビで真っ黒で、苦労しました。
左、ビジュー類を置いたちょっとお気に入りのスペース。
キャビネットには日用品類を。
備え付けのコンロが壊れたので、前の住まいで使ってた簡易コンロで料理してます。
小さな冷蔵庫、この日の中身はこんな感じ。
外食はめったにせず、基本、家でつくります。
流し台の下。実は、掃除的にはこの向こう側がラスボス的最難関!!
この棚をつくった人、使い勝手を考えてくれたのはよく分かりますが、掃除するときのことを全く考えてない!!
ここの下や奥を掃除したくても、届かないどころかそもそも「見る」ことさえできないのだ。
今まで誰も掃除してないから相当なことになってるだろうなと思いつつも、どうにもならないので諦めていたのです。
ところがある日、夜中になんといきなりネズミが侵入してきたことがあって。
今から思えば、奴も「こりゃ寒くてたまらん」と必死だったのでしょうね。
しかし、そのときは不意のことに凍りついてしまい。
何とか出て行ってもらおうと色々試みるも、ここの奥のスペースに逃げ込まれてしまった。。
「よりによって、住人の私が唯一アクセスできないそこかよ!」と頭にきて、怒った勢いでドライバーでこの棚をばらばらに解体し、結果ついに掃除可能に。
50年分くらいの汚れとホコリが溜まり、それはすさまじいことになっていた。
ガーッとキレイにして、ジャヴェルで徹底的に磨き上げて仕上げ。スッキリー!!
これにてさいごの砦陥落!! ナポレオンもかつてこれほどの勝利を味わったことはあるまい。
実はここの攻略を祝して、ちょっと部屋の記念写真を撮ろうかなと思い立ったのでした。
(3)につづきます。
Posted by 中島迂生 at 11:11│Comments(0)
│巴里日記2017-12月
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