2016年11月10日

コンサートのあとで♪




サル・ガヴォーでのコンサートの夕べ。
終わったあと、この日招いてくださった、デザイナーのマダムが、
カフェで昔の色んな話を聞かせてくださいました。
マダムのお話はいつも面白くて、聞くのが楽しみ。
満入りのカフェのガヤガヤ喧しいテーブルで、一心に耳をすませていました。

マダムのお知り合いだった、アメリカのものすごい大富豪のお話。
コネティカットの一等地にとてつもない敷地とお屋敷をもっていて、
その広さたるやパリ市全域ほどもあったとか。
「飛行機で上から見ると、コネティカットでいちばん広いの。」
お隣がケネディ家だったこと・・・。
「隣りといっても、車で何時間もかかるのよ。」

この大富豪にマダムが気に入られて、ぜひ遊びに来なさいと再三言われたこと。
「アメリカは好きじゃないからずっと渋っていたのよ。
それでもついに腰を上げて、スーツケースも買って、飛行機も予約して・・・」
行くばかりになったとき、この方が大理石の階段から落ちて亡くなった、
という知らせが来たこと。
「映画みたい!」
「あら、映画にもなったのよ。カトリーヌ・ドヌーヴが主演して・・・
何といったかしら、70年代くらいのことよ」

遺言でたくさんのお金を残してくれたけれど、あとが大変なので
受け取らなかったお話。
「あなたにはお世話になったからってね・・・。
私としてはとくにお世話したというつもりはなかったのだけれど、
心を尽くして人に接していると、誰か見ていてくれるものなのね」

貴族社会の色々な話・・・服と同じで、最新シーズンの宝石しか
身に着けないという話。
ワンシーズン前の宝石なんか見向きもしないそう。
「それでも、パリのアパルトマンがいくつも買えるくらいの
価値があるのよ。」

「そしてね、貴族は必ず、本物とイミテーションと、両方作らせるのよ」
イミテーションは、旅行用に、だそう。ふつうの人には見分けがつかない。
「でもね、貴族の中にも、落ちぶれ貴族がいるのよ。
彼らは目利きだから、本物が分かるの。
ホテルの部屋なんか、みんな本物も偽物もごちゃごちゃに置いているでしょう。
すると、彼ら本物だけ盗って持っていくの。
だから、貴族たちの集まりには、落ちぶれ貴族は呼ばないのよ」

ほかにも色々、皇室のお話、パリの日本人社会のお話・・・。
「でも私はまだ、パリには40年くらいしか住んでないのよ」
40年くらい「しか」って!・・・全くもって、歴史の厚みが違います。
興味深いお話は尽きず、
カフェの煌めきと喧騒の中に夜は更けていくのでした。。。

 







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