2016年10月11日

冬空のサンミシェル




曇天にひときわ華やかなフロリストの店先。

今日は寒かった! 朝からどんより、空気の冷たさはもう冬。ダウンコート着て歩いてる人もいました。
所用で久しぶりに足を向けたサンミシェル、リュクサンブール公園の近く。




いつも夏が終わってパリに戻ってくると、季節を2ヶ月ばかり早送りしたみたいに感じます。
やっぱり北国。寒い。
さいきんはカニキュール(猛暑)といって、夏はうだるような暑さですが・・・
こっちがこの街の本来の姿なのだろうな。



どんよりと灰色の空の下でも、ショウウィンドウはカラフルで華やか。



夜はエッフェル塔の近くのアディヤール劇場 Théâtre Adyar へ、在仏日本人会のシャンソンコンサートを聞きに行きました。
久しぶりに音楽聴いたな・・・。



たまには夜のお出かけもいいもんです。
今年はいろいろなことに首を突っ込んでみる所存。



  

Posted by 中島迂生 at 08:07Comments(0)巴里日記2016-10月

2016年10月17日

授業始まってます・・・今年の決意。




写真は教科書を買いに来た書店。レジのところにこんなに並んでます。。

先週から授業始まった。
初日にみんな一斉に買うべき教科書を指示されるので、書店がすっごく混むのです。
少しはずらしてほしいよ・・・。

ジベールというこの老舗の書店のあるサン・ミシェルは、カルティエ・ラタンのど真ん中。
ほんとに、渋谷のスクランブル交差点と同じくらい(いや、もっとかも?)いつも人でいっぱい。
人ごみの苦手な私は、来るだけでほんとにげっそり疲れてしまう。はぁ・・・。



そして授業・・・分かってはいたけれど、ほんとに洒落にならない!
うっかりすると、潰される。
しっかり自分に言い聞かせてないと。
屈しちゃだめ、言いなりになっちゃだめ、向こうのペースに巻き込まれちゃだめ。
ぜったいに、しっかり踏みとどまって自分の心とペースを守らないと。
だって私の人生だもの。

そこでひとつ決意した。
一週間のうち、日曜だけは、何が何でも勉強しないぞ。
ほかのやるべきことのために聖別しておくのだ。そうしないと、ほんとに何もできないもの。
ということは、いかに短時間に集中してその日その日の勉強を終わらせるか。
今年のあらたな課題!

サン・ミシェルからの帰り道、かなたに浮かぶサン・シュルピス教会。






  

Posted by 中島迂生 at 20:08Comments(0)巴里日記2016-10月

2016年10月18日

パリの日本人~シャンソン教室行ってみた~


 

とある土曜日の夕方、在仏日本人会の主宰するシャンソン教室にお邪魔しました。
パレ・ロワイヤルのほど近く、地下の一室を借りて行われている。
この日はど定番、エディット・ピアフの<愛の讃歌>。講師はフランス人で、エレピを弾きながら指導。
生徒さんはさまざまな年齢層で、仏人日本人半々くらい。

教室のあと、小さなホテルのラウンジでお茶するのにまぜていただいた。
主宰の日本人のマダムはほんとに親切な方で、いろいろ話を聞かせてくださった。
このシャンソン教室はもう20年以上の歴史があるのだそう。
2年に一度コンサートをやるのだけれど、準備がものすごく大変なのだとか。
(先日お邪魔したやつね。)

このマダムはお父様の代からフランスに住んでらっしゃるそうで、実はオートクチュールのデザイナー。
若い子を育てないといけないのだけれど、みんな、修行が大変なので一人前になった頃には疲れてしまうのだそう。
ブランド名は秘密みたい。
「宣伝をするのは、下流から中流。上流のお客様は、宣伝をいやがるのよ」とのこと。

また、生徒さんのひとりが「フランス人の友達がなかなかできなくて」というのを受けて、
「フランス人との関係っていうのは、歴史なのよ」という話もしてくださった。
「あの人たち(教室のメンバーの仏人マダムたち)は、私にほんとうによくしてくれる。
それは、私たちのあいだでずっと築いてきた歴史があるからなのよ」

パリに長く暮らしている方のお話、いろいろと勉強になります。
久しぶりの夜のオペラ座。。






  

Posted by 中島迂生 at 19:19Comments(0)巴里日記2016-10月